水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

スキー実習(1)

2016年02月13日 | 日々のあれこれ

 

2月9日(火)
 例年川越駅西口から出発していたスキー旅行だが、駅近辺の開発にともなって停車しにくくなったため、昨年から学校出発になった。通常使用しているバスターミナルに観光バスが12台並ぶのはちょっと壮観だ。
 川越インターから関越道、上里パーキングで休憩して、関越トンネルを抜ける。
 トンネルを抜けた瞬間に、雪の壁の囲まれた景色に車内からどよめきが起こるのが常なのだが、今年はそれがない。雪景色ではあるのだが少ないのだ。
 高速を降りても、普通に路面が見える国道を走りながら、スキー場は大丈夫かなと思っていた。
 それにしても、どこかで見たことがある … 。
 実家の方と同じだ。雪が少し残っている程度の上越の村は、そのさびれ方が故郷と似ていた。
 豪雪地帯であり、スキー場が経営できるからこそ、人々の暮らしぶりにはりがうまれ、外部から人がめぐるからこそ、街が活性化する。雪のおかげ、つまり風土のおかげで暮らしは成り立つ … などと相変わらずしぶい思索にふけっているうちに、ホテルに着く。
 着替えてゲレンデに出る頃には雪が舞い始める。スキースクールの校長、ホテル支配人のお話につづいて、注意事項を話す。
 「非日常の世界には非日常にルールに従おう、物事の上達の一番の近道はプロに教わること、返事と挨拶をしっかりしよう」部活で言ってることと同じ話だが。
 その後も雪が降り続くなかに実習で、生徒達はけっこう疲れたみたいだった。でもゲレンデ状況はよくなっていく。夕食はビュッフェなので、食べる食べる。ホテル側の補給が完全においついてないのが、もうしわけない。

2月10日(水)
 朝から雪。ときおり吹雪く。プライベートな旅行なら、お部屋でのんびりになるレベルだ。
 でも、事前からわかっていたけが人以外の欠席者はなく、みな元気に(たぶん)ゲレンデに向かう。
 お昼の牛丼はおかわり自由ということであったため、けっこう気合い入れて食べた子が多く、二つ使っている食堂のうち片方で、後半おかわり分がなくなって、かわいそうなことになった。ホテル側から入った泣きも理解できたので、翌日からは少し制限しておこうということにした。元気すぎる。
 午後の降り方を見てると、ナイターできないんじゃないかな、ムリしない方がいいよね、教員もみんな年なんだからやめようよって提案しようと思っていたが、夕方はやんでしまった。あ、やんでよかった。
 ナイターは自由参加だが、7割ぐらいが出ていった。夜のかたいバーンはこわかったか、すぐもどってきた子もいた。昼あんなに食べ、夕食も食べ、ナイター後には部屋からカップラーメンの匂いがただよってくる。若い。

コメント
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