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問題物件 大倉崇裕

初めて読む作家だなぁと思いながら買ったのだが、著者の略歴を見たらTVドラマ「福家警部補シリーズ」の作者だった。既に多くの作品を発表しているベテラン作家であるらしい。さて本書は、最初読み始めたときはかなり無理のある設定なので大丈夫かと心配したが、そこのところを目をつむって読み進めると大変面白く読むことができた。病弱の御曹子を助ける不可思議な存在という設定は、有名なシリーズの二番煎じのような気もするが、話自体は現代社会の問題をテーマにしていて独創的だ。不可思議な存在のとる行動もツッコミどころ満載だが、話が面白いので許せてしまう。欠点も多いが面白い本の典型のような一冊だ。(「問題物件」大倉崇裕、光文社文庫)

 

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