書評、その他
Future Watch 書評、その他
カレンダー
2016年8月 | ||||||||
![]() |
||||||||
![]() |
||||||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
![]() |
||||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |||
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | ||
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | ||
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | ||
28 | 29 | 30 | 31 | |||||
![]() |
||||||||
![]() |
||||||||
![]() |
||||||||
|
goo ブログ
過去の記事
カテゴリ
サイン集(559) |
コレクティブル(495) |
読んだ本(2941) |
映画、観劇、音楽、その他(258) |
Weblog(2) |
最新の投稿
禁忌の子 山口未桜 |
警察官のこのこ日記 安沼保夫 |
バールの正しい使い方 青木雪平 |
人魚が逃げた 青山美智子 |
小説 野崎まど |
漫談 漫談の真髄 |
謎の香りはパン屋から 土屋うさぎ |
ことばの番人 高橋秀実 |
死の貝 小林照幸 |
未整理な人類 インベカヲリ |
最新のコメント
htsunai/絵画展 コートールド美術館展 |
芋田治虫/王室と不敬罪 岩佐淳士 |
omachi/いつかの人質 芦沢央 |
Unknown/古書店アゼリアの死体 若竹七海 |
野っ原/ようこそ授賞式の夕べに 大崎梢 |
mimizuku/三月 大島真寿美 |
岡本 絵里奈/ミャンマーの柳生一族 高野秀行 |
神崎和幸/おれは非情勤 東野圭吾 |
bigboss/1959年 ワールドシリーズ |
衣恵/るり姉 椰月美智子 |
最新のトラックバック
ブックマーク
goo
最初はgoo |
プロフィール
goo ID |
yb2007 |
性別 | |
都道府県 |
自己紹介 |
非公開 |
検索
gooおすすめリンク
![]() |
URLをメールで送信する |
(for PC & MOBILE) |
![]() |
![]() |
天国でまた会おう(上・下) ピエール・ルメートル
「その女アレックス」の大ヒットで、今日本で最も読まれている欧米ミステリー作家と言われる著者の新しい作品。少し前に著者が初来日して話題になっていた。しかも本書はゴンクール賞受賞作品だという。著者の本はこれまで3作品読んできたが、いずれも大きなどんでん返しのあるミステリー小説だった。書評の紹介では、本書はそうした作品とは一線を画す全く違うジャンルの作品で、純文学の世界をもうならせたという。読んでみると、最初のうちは少し回りくどい表現がややとっつきにくかったが、状況が判るにつれてどんどん物語に引き込まれてしまった。最後に大きなどんでん返しはなかったが、次の展開にハラハラさせられるサスペンスの魅力はこれまでの作品と変わるところがない。話の内容の半分は実際にあった事件、もう半分はフィクションとのことだが、半分にせよ本当にこんな事件があったんだと思うとビックリだ。最後の奇跡のような偶然については、もともとリアリティを追求した作品ではないし、一つの曲線が最後に輪になってつながったような感じがして、欠点というよりも逆にここが書きたかったんだと強く感じた。(「天国でまた会おう」 ピエール・ルメートル、ハヤカワ文庫)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )