goo

水鏡推理3 松岡圭祐

著者の作品は4つのシリーズを同時に追いかけているが、1つのシリーズの最新刊がでたのを見つけてとりあえず入手しておくと、まだそれを読まないうちに他のシリーズの最新刊がでてしまうということがあったりで、とにかく忙しい。そんなこんなで著者の本は入手してもすぐに読まずにしばらく放置してしまうことも多い。本書については、出版社が営業に力を入れているのだろうか、通勤のために利用している電車の車内広告で宣伝していた。それが早く読めと言っているようなので、早めに読むことにした。このシリーズには「現実の事件に言及」「殺人事件がない」といったいくつかの決まり事があるが、本書ではその冒頭で「現実の事件」として、2020年東京五輪のエンブエム問題に似た事件が扱われている。こういう内容なので、やはりなるべく早く読まないといけないなと反省させられた。内容は、いつも通りのハッピーエンドだが、今回は事件の内容がかなり難解で最後まで解決方法が想像出来なかった。(「水鏡推理3」 松岡圭祐、講談社文庫)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )