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マウンテンガールズ・フォーエバー 鈴木みき

山を愛する女性たちの日常を描いた短編集。書評誌で取り上げられていたので読んでみた。仲間と気楽に山を歩いたり、急峻に挑戦したり、岩をよじ登ったり、山との付き合いには色々な形があるし、その時の心情も無心だったり、仲間との絆を感じたり、昔を思い出したり、あれこれ将来について考えたりと様々だ。そうした心象風景をきめ細やかに描いた文章が続く。表紙裏の著者紹介欄には、山にまつわるイラストレーター、コミックエッセイストとあり、小説は本書がデビュー作とのこと。著者がこれまで色々な絵や文章で紹介してきた「山登り」というものの多面性を凝縮したような一冊なのだろうと感じた。(「マウンテンガールズ・フォーエバー」 鈴木みき、エーアンドエフ)
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