玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

美は主観です

2021-02-17 11:03:02 | 

長期のお務めに敬意を表してこの本を読みました。

この本は起承転結ではなく、前半に言いたいことを並べて、後半は単に嵩増し。

まず自分の原点があって、国家があり、ナショナリズム、日米関係・・・。

中々能弁で、今の人とは正反対。

「個人の自由を担保しているのは国家なのである」と。

個人の自由を守れないような国家は存在の意味がないのでは?

「私たちが守るべきものは国家の独立、つまり国家の主権です」と。

国民が主権者であって、その国民が国家の在り方(主権)を決定していくのが民主主義では?

延々と平行線になります。

若い頃は映画製作が夢だったとか。

確かに「ミリオンダラー・ベイビー」を例にした「帰属」の意味には迫力がありました。

美しい国にするプランや夢がないのですね。ただ御自分が美しいと思う国や制度にしたいのですね。それがよく判ります。

日頃本を読まない若い人には劇薬になるかもしれない、と心配しています。

 

 

コメント
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