午前中、WBCをTVで見ていた。サヨナラ勝ちの余韻に浸りながら、これで決勝はアメリカ戦となった。負ければ属国として相応なことだが、勝ったら先の日米戦争のお返しとなろう。
この國も悪かったが、米国も充分に悪かった。米国は今も大国という悪者だが、ロシアは大国であったが、捻じ曲がった悪者になってしまった。
かつて日本が真珠湾奇襲で負ける戦争に挑んだのも、底流には大国意識があった。欧米は認めていなかったが、日本は五大国としての矜持があった。その矜持で負ける戦争に突っ込んだのは当時の無責任で無能な陸大出身の軍人たちとお先棒を担いだ新聞屋たちの愚挙のお陰であった。
今、霞が関や永田町を見るに、東大出官僚、世襲議員、忖度放送界がこの國を昔来た路に導こうとしているように見える。
憲法の主旨に違背する「閣議決定乱発を容認する官僚や言論界」の同調空気に、かつての「天皇機関説批判」によって精神的に國民を非常時に持ち込んだときの嫌な空気感を感じている。
終活で本棚に積まれていた本を処分しようと思って取り出したら、又読みだしてしまった。