玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

映画『新聞記者』

2023-10-11 11:28:02 | 映画

先日、映画「新聞記者」を見た。どうも新聞記者の映画ではなかったような、…。

この國が公安国家であることを告げた内容だった。かつて小さな政府の関連で警察国家というのがあったが、それは巡査国家で、日常の安全しかやらない小さな政府の例証でもあった。

現在の此の國は公安警察が国の骨格を握る政府官邸ということだろう。

総理大臣が政治家というラジオに成って官僚の書いたモノを読む。その政策に反対する反政府分子をいち早く公安刑事が捕捉し、その人間の生活の根幹を、役人なら人事で、有名人ならマスコミで、企業なら商売でコントロール(統制)していく、と云いたいのであろう。

その真意でこの映画を見ると、前川さんが風俗に行ったことを読売新聞に書かせた例証が浮かび上がってくる。まさに元警察官僚の杉田氏の手腕であろう。

今も警察出身の栗生氏が官房副長官を務めているから、アベ・スガ体制をそのまま踏襲しているというより、もう既に公安国家に成っていて、自民党世襲政治家はその手の裡でしか政治家の顔を作れないのだろう。

色々考えさせられる映画でもあり、現実に近い内閣情報調査室(「内庁」…変換間違いだが、この方が良いかも、実際は「内調」)の姿が敢えてああいう霧のような画面で撮ったのだが、全景の国会の映像まで霧の中にあるように見えてくる。

2019年作品、主演はシム・ウンギョン・松坂桃李、監督は藤井道人、原案は望月衣塑子。

・・・何だろう?これは映画ではなく、本当は新聞で書くべきモノかもしれない。

輪転機が特ダネを絶対に止められない速さで刷り上げ、各販売店に、各家庭の郵便受けに、誰も止められないほど国中に拡散していく。その20世紀的「文化武器」は、21世紀の今、どこに逝ったのであろうか。

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庶民の生活の怒り

2023-10-10 14:43:47 | つぶやき

先日、友人と昼呑みをしている時に、最近物価が高くなったとボヤいた。すると友人が、うちのカミさんは近頃貯金に手を出し始めた、と言った。

そうなのだ、我が家もそろそろ預金の取り崩しを意識し始めた。

スーパーに行けば野菜も果物もB級品ばかり、魚は傍を通るだけで生臭い匂いが漂う。

どうも自民・公明政治は、庶民が貧乏だと気が付かない霞が関ボケ病のようだ。

松川ルイへの非難は、分不相応な観光旅行をした上に、研修と報告した嘘つきだから。

庶民の生活からの怒りは、ぜいたく議員に、税金たかり企業に、忖度のマスコミに、おつむの悪い官僚にと、公平に向けられる。

あのジャニーズ問題は、昔からの此の圀の小汚いものが音を立てて崩れて行く前兆のような気がしている。

 

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脳天気な独断

2023-10-09 14:20:24 | 政治

近頃、「哲学系ゆーちゅ―ばーじゅんちゃん」を見なくなった。なんか一般大衆に迎合して、哲学ではなく時事ゴシップが多いから。久しぶりに見たら、立民党がいつもの「官僚虐めの会」を種に解説していた。

官僚はいくら虐めても、部屋を出た途端に舌を出す兵(つわもの)揃いだから、憐憫は感じない。だが彼らが随分困っていた。

あのマイナンバー・カードに健康保険証を紐づけた決定の経緯・手続きを説明できないのである。

増税メガネさんが「国葬」を決めた万能の閣議決定の前に、自信過剰のデジタル相が勝手に?発表してしまったらしい。

これに係る如何なる会議も行われていないようなのである。現政権は声が大きい人の脳天気な独断が横行している。ヘンテコな独裁制に進まなければ良いのだが。

 

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醜い報道人

2023-10-06 14:30:32 | 報道

先日のジャニーズ事務所の会見で、突然に「子供が見ているから、ルールを守ってくれ」との発言が出た。

児童を虐待したと認めた企業が堂々と発言した。少しヘンテコリンではあるが、その瞬間は、道理があるような錯覚を与えた。

さらに、その変な行為をジャーナリストや報道機関が拍手した。それから、特定の記者を一斉に叩き出す。まさに洪水のような虐めだった。ところが、公共放送だと云うNHKが「NG記者」条項の存在を特ダネで報じた。

今度は、特定記者への非難の波はもの凄い速さでネット上から消えて行った。

これは何なのだ?こうした醜い報道人たちがジャニーズ事件の隠蔽を幇助したのかもしれない。

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何処かの国に似ている

2023-10-05 13:37:29 | 『暗黒日記』ヨリ

かつてこの國が「軍人政権」であった時に太平洋戦争に突入した。「軍人政権」と書いた教科書はないだろうが、東條英機は現役軍人であるので、そう言っても良いのではないかと思う。

実際にこの国の教科書でどう言われているのか、私は知らない。

理由は簡単、戦後生まれの教育は第三学期に大正ロマンで日本の歴史は終わる。また昭和の戦争期は大学入試に出ない。

現在読んでいる清沢冽『暗黒日記』では、ほぼ終戦の一年前の1944年7月28日の件に「今回の戦争で生命を喪ったものの数は意外に多いらしい。まだその損害数を一回も発表しておらず、ただ米国側の発表を嘲笑しているだけだ。」と書かれている。

この事象は現在のロシアとウクライナにそのまま当てはまらないだろうか。

自国の歴史をどのように子供に残していくか、そこに国家の存在の在り方が問われる。決して「品格」なんか求めないし、たぶん有りもしない、…。

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