キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

教育熱心な親を演じる:子どもの特殊教育の成功のために

2008-08-27 08:06:34 | 自閉症アメリカ教育事情

アメリカでは、子どもがどのような質の特殊教育を受けられるかどうかは、親の出方次第だということを、経験から学んできた。

熱心(Involved)な親という印象を最初に与えることで、学校側もそれに応じようとできるだけ教育資源を提供してくれる。

もちろん、学校や教育者への心からの感謝を忘れずに、あまり押し付けがましくならないように、学校側の出方を読みながら動いていかないと、嫌われることもある。

息子の中学生活が始まる前に、特殊教育の先生とメールでアポをとって、息子と3人でミーティングを持った。息子が学校が始まることに不安感を持っていることを伝え、かつIEPがきちんと息子のカリキュラムに繰り込まれることを再確認したい、というような意思を伝えると、快く応じてくれた。

とても親切な先生で、息子からの質問にすべて丁寧に答えてくださっただけでなく、校舎を一緒にまわり、一人ひとりの先生に息子を紹介してくれる。さらに、朝登校した時に自分の居場所がなかった場合には、いつでも自分の部屋を使っていいわよ、とまで言ってくれる。

たまに学校任せにしておくと、子どもがどのような特殊教育のサービスを受けているのか、まったく分からないことも多い。そういう経験もあって、適度に学校に顔を出し、先生たちとコミュニケートすることは大切だと感じている。息子への利益だけでなく、私自身もいろいろな人たちにサポートされて、親として育てられていることを実感する。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大学授業初日でくたびれる

2008-08-27 07:52:37 | アメリカの大学で教える

授業初日・・・・

身体も心も前日から緊張しぱなっしで、珍しく朝早く目が覚める。5:45から、授業の原稿をながめたり、Powerpointをもう一度見ながら、話す内容を口に出していってみる。

朝弱い私は、舌もうまく回らないので、英語をしゃべるのが大変。毎朝、オットや子どもとの会話の時も、「なにいっているの?」と聞き返される(笑)。こういうことで、朝の授業大丈夫かしら。。。。

受講生は60人ほどの予定だったが、実際顔を出したのは50人くらいで、男性学生がうち10人ほど。授業の途中で、黒人の男性が2名退席したのは気になるけど、受講生が少ない方が、採点もラクで大助かり。

40分ほどシラバスを使って授業の説明をし、最後にはIndexカードに一人ひとり自己紹介の文章を書いてもらう。

この授業は家族の多様性をテーマにした授業で、人種差別や偏見、宗教問題、いろいろな民族の特徴や歴史、価値観などをとりあげ、学生たちがそれぞれCross cultural competence(いろいろな文化の人たちとうまくコミュニケーションする能力)を培うことを目的としている。私の専門とは少し違うので、こちらも1から勉強しないと、教えられない科目。自分もよく把握していないことを、アメリカ人の学生に英語で教授するのは、非常に要求水準の高いノルマ・・・・。

目標を高く掲げると苦しくなるので、70点くらいを目指そう。。。。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする