とにかくよかったよかった・・・・
欽ちゃんの球団が存続することになって
それにしても驚きました
あまりにも完璧な筋書き通りの展開・・・に見える程だったという事。
(そういう批判をする人もいるけど、私は素直に受け取りたい)
欽ちゃんは「素人」をその気にさせて名優にしてしまうのが上手。
「欽どん」「欽どこ」で培ったあの見事な技術が今回はフル回転したという事。
だってそうでしょう?
埼玉に来て・・ユニホームじゃなくてスーツで登場。
ご挨拶の最初の言葉が
「今日は・・何か変。オレ野球止めたのに来ちゃった」だもの
そしたら知らないおじさんが「野球止めるなのよっ」と声をかける。
この絶妙なタイミング
そして「ありがとうオレやるよ」で決まり
「ユニホーム着てこいよ」のかけごえに「ありがとう」だよーーー
あまりの「間合い」のよさに「これはやらせか」とまで思ってしまう。
例の不祥事で記者の質問に、「野球やめます」ときっぱり言ったあの
タイミングもすごかった
あれで吉本興業はゴテゴテに回る結果になり「潔くない」と批判集中
それから4日後。
「みんなの顔を見て決める」といいつつグラウンドに立ったら、もう独壇場。
考えてみると萩本欽一という人は、そういう「間合い」のプロなのね。
欽ちゃんのコントが面白い理由っていうのは、言葉の巧みさもあるけど
全体的において「間合い」そのものなのよねーー
だから、少しも毒がないのに面白くて笑えて癒されるわけだわーー
あの「野球止めるな」と叫んだおじさん・・・彼が果たして「やらせ」なのか
どうか・・それは知らないけど、観客の突っ込みにすぐさま体と言葉が
反応してしまう欽ちゃんという人は生まれながらの「芸人さん」なんだなあ・・
と、思いました。
そして、過去の番組からズブの素人が「面白い役者」として名をはせたように
この「おじさん」自体が名優に見えてしまったわけですね。
朝のワイドショーでは、欽ちゃん生出演で
「あの時はわけわからなくて・・・」って言ってたけど、だとしたらあの受け答えは
まさに「本能」ですよね
「野球止めると言った時も涙。続けると決まった時も涙で・・・」って
球団の後援会のおじさんが泣いていたけど、そういう「ほろりとさせる涙」
そして「よかったねーー」と言って素直ににっこり出来ること。
本当に素晴らしいなと思います
まあ・・今や欽ちゃんだけの球団ではないので、こういう展開は当然の事。
球団内のメンバーにとっても
「自分ひとりの不祥事がここまで事を大きくするのだ」と肝に銘じた事でしょう。
好きな野球をやりたいなら、まず自重してしかるべきことも多いはず。
メンバーの方々にはくれぐれも自分の行動に責任を持って欲しい。
いつまでも監督に甘えていないでね