ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

目からうろこの時代劇

2006-11-04 22:52:21 | ドラマ・ワイドショー

 あーん、連休中でまったりしてるーーとはいえないんです。

なんせ我が家のDVDデッキはフル稼働であっちこっちの番組を録画

し続けています

毎日録画というのも5本以上あるので、うっかりしているとどどーーっと

番組が増えてしまい、大変なことに。

 

 その毎日録画しているものの中に時代劇がありまして・・・

今、時代劇チャンネルでやってる「暴れん坊将軍1」を見ています

「暴れん坊将軍」も最後の方はあまり面白くなかったので、見なかったんですね。

一番ちゃんと見ていたのはパート2くらいからだったと思うんですが、

じゃあ、そもそものパート1ってどんな感じなのかしら・・・と思って

見始めたんですが これがまさに目からうろこっ

まず、タイトルなんですが・・・・

吉宗評判記 暴れん坊将軍」っていったんですねーーー

最初はちゃんと「吉宗評判記」って言ってたんですよ。はい。

しかも松平建の若いことっ 若いだけじゃなくて細いっ

第1回目はちゃんと紀州の殿様から将軍になるところからやってくれたんですが

なんと、あの「め組」の辰五郎さんは、そもそもはとび職だったんですね

(しかも紀州の殿様時代の吉宗とお友達だったという設定)

すっかり「め組」のはっぴが板についていたので、最初の「とび」のはっぴに

違和感が・・・

 

さらに、将軍様は外に出る時はお堀から船を使って出ていたんですね。

しかもラストのちゃんばらシーンは、後年のように立派な着物に着替える事も

なく、「余の顔見忘れたか」「成敗っ」もなく、ばったばったと倒して

さりげなく去って行くキャラでした

性格も、後年は理性的な性格に描かれていますが、このパート1では

単純な詐欺にひっかかったりする、ちょっとおっとり型のおぼっちゃまキャラ

辰五郎さんの家に来て「お前の家はいなあ、どこへ行くにも近くて」

なんてすっとぼけたことを言うのです

 

「め組」も後年は辰五郎さんはあまり出て来ず、若頭みたいな人が

仕切っていましたけど、この頃は辰五郎さんはすっかりレギュラー・・・

しかも喧嘩っぱやいのなんのって

(でも当時の年齢はどうみても50代っぽいのに、20代の妹がいるっていう

設定にはちょっとムリが・・・)

 

終わりの頃の、悟りきった将軍様は好きじゃないけど、このパート1の

熱血で素直で痩せている将軍様は好きだな・・・と思いました。

今になってずーーっと昔のマツケンに惚れても遅いか

 

それからもう一つ目からうろこの時代劇が、ファミリーチャンネルでやってる

若様侍捕り物帳」です。

このドラマは田村正和主演で、今から30年近く前にやっていたドラマです。

当時このドラマの田村さんが大好きで、欠かさずみていたんですけど

視聴率が振るわなかったのか18話で終わってそれっきり

しょうがないので、原作を読んで自分を慰めていたんです。

 

当時の田村さんは立派な時代劇役者でした

年齢的には30代前半だと思います。

「鳴門秘帖」「眠り狂四郎」「乾いて候」沢山時代劇に出てました。

あの頃の田村さん、とにかく立ち回りの身のこなしがとっても素敵でした。

身が軽いって言うか、ダンスしているみたいな剣さばきでねーー

で、ニヒルで暗い役が多かった当時、この「若様侍」は弾けるような

明るさが売りのドラマでした。

 

で・・・見ててふと気づいたんです。

田村さん・・・・キムタクそっくり

嘘じゃないです。うちの旦那ですら「あ、キムタクがいる」って言ったくらい

似ているんですよ

顔がっていうより目つきが・・・そしてぶっきらぼうで体当たり的な演技が。

そういえば「古畑任三郎」にキムタクが出たとき、田村さん

自分の若い頃に似ている」って言ったような記憶があるんですが、その頃は

「まさかーー全然似てないよ」って思っていました

でも、今、改めて同じ歳くらいの田村さんとキムタク・・・そっくりです。

 

という事はキムタクの将来は田村正和なのかーーー

 

いやいや・・・でも、最近は「誰よりもママを愛す」なんてドラマに出て

すっかりホームドラマの人ですが、一番輝いていたのはやっぱり

時代劇をやっていた頃だった・・・と再認識いたしましたーー

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いじめを考えよう

2006-11-04 22:05:56 | つれづれ日記

 やっぱり、何人もの中学生や高校生が「いじめ」で自殺してしまう昨今、

そして我が家の姫のいじめ問題もあって、こういう話題には敏感に

ならざるを得ません。

 

今日、教育テレビで放送したETV特集「いじめを考えよう」

2時間の長きに渡って、「いじめ」の実態とそれに対する子供、親、教師等の

意見をネットで集めて討論する・・・というお話でした

2時間もあったんですけど、やっぱり根が深い問題のせいか、

「いじめられる側」「苛める側」「親」「教師」色々テーマがあったのですが

どれも平面的になってしまったのはしょうがないかな・・・と

 

一番深刻な問題として

苛められる側にも問題がある」という考え方を、苛める側もされる側も

持っているという現実です

それはまさに「いじめの正当化」に他ならないのですが、「いましめのいじめ」

っていうんですか・・・

そんな思想がある事を始めて知りました

(人の欠点を指摘するためにいじめることだそうです)

まず苛める側が「苛められる側が悪い」と考えて、苛められる側も

「私に問題があるのかも」と思ってしまう。

確かに苛められやすい子はいるでしょう

太っていたり、大きすぎたり、暗かったり・・・うちの姫の場合は多分

体が細すぎるのと、集団に入らないって事だと思うんですが

でもだからといって、無視されたり避けられたり悪口を言われていいって事は

絶対にないと思います

 

苛められていることを親にはいえない」子も多かったです。

その理由は「親に言っても理解してもらえない」「心配をかけたくない」でした。

「理解してもらえない」理由として・・・

これは本当にびっくりしたんですけど、

親側が

 苛められる側にも原因がある

 長い目でみればいじめを受けたことがプラスの体験になる

と考えている人が結構多いことでした。

 

これじゃあ、子供が相談できる筈ないじゃないですか

勿論、子供が苛められていることに胸を痛めつつも、どうしたらいいのか

わからず右往左往している親も沢山います

正直、先生に訴えても解決の道は遠いのが現実ですから。

 

また、いじめで不登校になった子が先生にフリースクールをすすめられて

君と同じような思いをしている子が沢山いるから」と言われ

先生は僕がどんな思いをしているのかわかるのか」と怒っていたのも

印象的でした

 

でも一番思ったのは、暴力を受けたり心を傷つけられたり・・・

そんなひどい思いをしてまで「学校」に行く必要があるかという事です。

でも、苛める側が嬉々として学校へ通い、毎日楽しく過ごし、出席日数を

満たしているのに、苛められている側が身の危険を感じて学校にいけず

フリースクールなどへ避難しなくてはならないのは、確実に

「教育を受ける権利」を侵害されているようで、何とも悔しい・・・

 

一体「学校」って何の為にあるのかわからなくなっていますよね。

「履修漏れ」の事件が象徴しているように、学校が理想として掲げている

理念と実際の教育現場には大きなギャップがありますし、

学校そのものの存在意義がわからなくなっているのも事実だと思います。

 

いまや「死」をもって訴えないと、親も教師もわからず、いじめた側に

一矢報いることも出来ない世の中

世間は「苛めた子」の心のケアには熱心になりますけど、本当に救わなくては

ならないのは「死」を選ぼうとしている子です

 

そんな事を色々考えながらみた番組でした。

 

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