吹き荒れていた風が夜半に止み、静かな朝方になっていた。
でも起き出して表を見ると、一面の雪原。少なく見ても70センチは積ったようです。
幸いな事に、パートは休日に当たっていたが心配で駅に行ってみる。
大きな音に気付き国道方向を見ると、除雪車がいつもと違う方向から入って来た。
雪を掻きわけて駅のホームに辿り着くと、仲間の二人は既に除雪を始めている。
安心して家に帰ります。左の軽トラは仲間の物で、右の雪の山は「カマクラ」では無くて雪に埋まった自動車。
さしもの大型除雪車も深い新雪に難航。
一車線分だけ新雪を掻きわけて通路を確保すると、村の中央へ向かって行った。
駅前の駐車場には三台の自動車が放置されていた。
並んだ二台の自動車はナンバーはおろか、車種さえ見当もつかないほどの埋まり方。
この一台も同じように埋まっていた。
この積もった雪を落として走りだすにはかなりの労力が必要と見ました。
自宅の前の雪掻きを始めると気付いたマックスが散歩を催促して吠えます。
妻が身支度を整えて出て来て、マックスに散歩用のリードを付けるとマックスは飛び出したが、新雪に埋もれて戸惑い顔。
新雪の中をもがくように泳ぐような形を見せていました。
そして、最初に来た歩道除雪車の跡をたどって妻とマックスは深い雪の中を出掛けます。
夜が完全に開け、明るくなった頃、そう七時少し前にロータリー除雪車が来た。
この、前方右手にはたちまち大きな雪の山が出来ました。
一晩に降る雪の量は道路の上だけでも凄いものが有ります。
新雪0.7×道路幅20.0×道路延長で、何万、何十万、何百万立方メートルになるでしょう。
今年は暖冬小雪で助かる、なんて思っていたが「越後の馬鹿雪一晩三尺」の例え通り。
今回の雪は、一昼夜で軽く1メートルは超えていたでしょう。
でも、嘆くまい。これで、山菜が例年通りに長い時期採れることにもなるのだから。