畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載98-3「『オジ』の家出と暇乞い」(その3終わり)

2017-02-17 16:53:16 | 暮らし

 (写真再掲)先住者、先輩のオジのところに来た新参者の犬「チロ」でした。

この後、家の新築時にはチロも大きくなっていましたが、事故で失うことに。

猫と犬の双方を失うことが待望の家を手に入れた代償となったのです。


「『オジ』の家出と暇乞い」(その終わり)

 しばらくして、驚くべき情報が寄せられた。

「オジ」が同じ集落内で飼われているというのだ。

確認と挨拶に伺った。飼われていたのは年老いてはいたが間違いなく「オジ」だった。

 

私には付いて来る素振りも見せなかった。礼を述べ、後事を依頼して帰った。

 家族も私の話を聞いて納得した。

元来放浪癖のある猫だったのだと言う結論になった。

 

 そしてそれからしばらくたったある日の事、

娘達が「オジ」が家の近くまで来たので連れ帰ったと言う。

 

痩せ細り、背骨の形が皮の上に現れているような、

哀れな姿である。家族皆で話をした。

 

 「これは死期を悟ったオジが最後のお別れに来たのに違いない」と。

間もなくオジはフラリ、フラリと帰っていった。

可愛がられながら最後を看取られたと言う話が間も無く伝えられた。

           (終わり)

 パソコンのハードディスクの修理が終わりましたが、中身はリセットされました。

オフィスを再アップロードした際にOutlookの設定を間違えてしまい、

アドレス帳もリセットされてしまいました。

スベルべとメールで交信されていた方のメールアクセスをお願いできたら幸いと思います。


コメント (3)
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読みたい本こそ面白い

2017-02-17 04:19:26 | 暮らし

 主たる取材源、本の情報は月刊誌「ビーパル」や週刊誌「週刊文春」、

そして新聞の書評欄から仕入れる。

 のんきなスベルべもたまにはこんなお堅い本だって読みたくなる。

スベルべって本当のんきではなくて、大真面目に日本社会のことも考えているんですよ。

 

 ホントかなー、なんて思うような内容です。

ま、信ずるも疑うも、読んだ人あなた次第ですよ。

 

 こちらは雑誌「ビーパル」に連載され面白く読ませていただいていた。

今回、単行本として見つけたので購入したけれど、食材の話もともかく文章としても最高です。

 

 野草、キノコなど、色々な食べ物を発見し、創作料理として食べる話です。

何だか、身の回りの植物は何でも食べられそうな気持にさせられてしまいます。

 まだ何冊かありますが、また次に紹介しましょう。

先日紹介した「外道クライマー」は期待に違わず最高に面白かった。

 自らを「沢や」と称し、人跡未踏のルート、動物さえも通らない秘境。

文字通り「鳥も通わぬ」ような沢を求め、国内はおろか台湾、タイまで遠征してしまう。

 結構マニアックな内容ですから、山を少しでもかじった人でなければ面白くないかもしれない。

沢登りは「巻機山」の『米子沢(こめごさわ)』のフリークライミングしか経験がないけれど、

その怖さと面白さは多少なりともわかるような気がするスベルべでした。

コメント (2)
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