畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載286「F1とハイブリッドと」(その2終わり)

2023-02-06 05:06:55 | 野菜

 玉石混交と言うか、F1、在来種、固定種が入り混じっている。

 

 野口種苗研究所で聞いた講演は素晴らしく、記憶に強く残っています。

 

      F1とハイブリッドと(その2終わり)

 何年か前に、あるグループの研修に同行し埼玉県飯能市の野口種苗研究所を訪れたことがあった。主宰する野口さんは講演、講義の冒頭に「私は変わった種子屋で、皆さんには自分で種を取ることをお勧めしています」と言う。

 野口氏が言うには、「F1」は流通や短期に収穫を終えて、次の栽培に備えられるという利便性の追求から考えられたとの考え。確かに、作ってみると「F1」の野菜は、姿が良くてサイズも揃うものが多い。箱詰めなどが楽で流通に便利なのだ。

 私は、その経済性だけではなくて、味や耐病性、収穫量の向上を目的としたものもあると思うのだが。

 2018年には戦後続いてきた「種子法」が十分な論議を経ることもなく改正されて、種子、優秀な作物が守れなくなると問題になった。国の言い分と生産者の考え方が一致しない部分があり、我が国の農産物の危機とも一部で言われている。アメリカなどのメジャー種子会社やわが国でも一部の大きな種苗メーカーの種に席巻されるのではないかと言う心配からだ。

 野菜は毎日食べなければならないもの。できる事ならば「F1」の種子によらない野菜、そして遺伝子組み換えなどのまだ安全性が完全に確認されていない穀物などは食べたくない。いや、子どもたちにも食べさせたくないものだ。

     (終わり)

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駅舎屋根の雪を処理する

2023-02-06 04:00:26 | 暮らし

 これは前回の大雪の際の写真です。

駅舎は平屋で、しかも自然落下方式の屋根だから、すぐ、落下した雪と屋根がつながる。

 

 こちらは今回の様子。手前から慎重に雪を引っ張り出しています。

この雪をたくさん溜めてしまうと、駅の玄関になだれ込み入れなくなってしまう。

 

 なぜ、慎重に引っ張り出したかと言うと、まだ屋根に雪が残っていたから。

気温が上がると、これが一気に滑り落ち、埋められてしまいかねないからです。

 

 この日はスベルベが雪を引っ張り、下に落とす担当でした。

下で待つ相棒が、小型除雪ロータリーで次々と飛ばします。こんな仕事もしています。

 

 ほぼ終わりましたが、まだ屋根の雪は落下せずに残っていました。

そうですね、屋根の庇までの高さは3メートル以上はあるでしょうね。こんなものですよ。

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