冬で時間があり、次々と本を取り寄せています。
魅力を感じ、読みたいと思った本はすぐに買う。角さんと同じに素早い決断力(笑)。
コロナ禍や政治禍?でなんだか本当に先の見えない時代。
毀誉褒貶色々山ほどあった、政治家の田中角栄は本当に面白い人物だった。
人を一発で引き寄せる、気持ちをわしづかみにする話の仕方に長けていた。
若くして、大蔵大臣になり先ず言ったことは自分の学歴、高等小学校卒を言った。
その後、君たちは東大を出て頭は良いだろうが、社会の荒波は私の方が多く潜っている。
君たちの話はいつでも聞く。大臣室のドアはいつでも開けておくからいつでも来い。
この言葉はスベルベの父も良く使った。角さんも言ったが本当にそうだとつくづく思う。
世の中、社会は色々な人の仕事で成り立っている。それぞれの仕事に価値がある。でしょうか。
信じられないようなエピソードが数々残っているが、忘れられないのがライバルとの関係。
旧新潟三区で議席を争った三宅正一と言う社会党の政治家がいた。最後はその三宅は落選してしまった。
すると、角栄さんは秘書に命じて毎月、お金を振り込む。しかも誰から振り込むかは絶対に内緒で。
何故かと言うと、三宅正一さんは選挙で落選したら生活に困るような清貧を貫いていたからです。
三宅正一さんは死ぬまで、誰からお金が振り込まれるのか知らないままに亡くなったらしい。
他にも野坂昭如が金権体質を批判して、対立候補として立候補した際に、こっそりと防寒着を差し入れたとか、
信じられない良ようなエピソードを残しています。失脚したロッキード事件もアメリカの謀略だったとも言われています。
いずれにせよ、稀代の政治家は色々なエピソードを残していて、懐かしい存在です。
(追)思い出しました。角さんは官僚の人事には、彼らも役人のプライドがあるからと、
絶対に口出ししなかったとか。反対に官邸人事などと言う言葉も生み出した、安倍以降は、
金権体質では無くて「陰険体質」ですね。さて、どちらが良いのかなぁー。