今回の目的地はここ越後長野温泉「嵐渓荘」です。
スベルベママが治療入院中に同室だった、こちらの大女将に誘われたからでした。
由緒ある木造の建物は元々「燕」駅前にあった旅館だった。
なんと、昭和30年にこちらに解体移転されたと言いますから、かなりの歴史ですね。
チェックインを済ませ、通された部屋はここ。
一室だけ飛び出たような形で、二面が窓で下には守門川の流れが見えます。
このすぐ上流には吊り橋があったそうですが、11年前の新潟福島豪雨で流された。
橋が流されるような豪雨にも関わらず、岸辺の大きな桜の木が流されなかったのは奇跡。
いえ、この嵐渓荘だって流されなかったのが不思議なほど、守門川に近かった。
日本秘湯の会の会員にもなっているこの嵐渓荘です。
部屋には秘湯を紹介する本がありましたが、身近では栃尾又温泉「自在館」も載っています。
(続く)
落ち着いた日本家屋のお宿がうれしいですね。外の眺めも和風ですね。守門川は鰍が捕れるんじゃないかな、という感じです。田舎で春先にはよく川で鰍捕りをしましたっけ。遊びと趣味とカルシウム補給を兼ねて男の子も女の子も区別なくー。
そして農閑期にはよくお歳の方は近くの温泉に湯治に行きました。食料持参で湯治場に出かけたものですが、自分で作らなくても上げ膳据え膳の方が休まりますよね。こちらはどんなご馳走が出るのでしょう。山のキノコに自然薯にイワナ、そして地元の野菜、海が近いから海産物かな。
守門川を見てまず思ったことは、ミケさんと同じに魚がいないかという事でした。
鰍、イワナの姿が見えても不思議ないような清流でしたから。
こちらでは長湯治と言えばラジウム温泉で知られる栃尾又温泉があります。
長い外廊下を歩いて風呂場に向かう途中には古い建物の軒先も通り、
古い今は使われていない部屋の入り口に簡単に漢数字だけ書いてありました。
自炊で湯治した名残ですね。昔は完全な男女混浴で有名でした。
亡父が湯治中に幼かった娘二人を伴って訪問した際は混浴でしたよ。
夕食メニューに海産物は少なくて(全くなかったかな)山菜がメニューの中心と言っても良いほど。
思わずスベルベが採る山菜と比較しちゃいましたよ。
うーん、大きさ太さでは自画自賛でもあるけれどスベルベが勝っちゃったかな(笑)。