数々の素晴らしい楽しめる小説を書いてくれた作家・小説書きの北森鴻氏はこの2010年1月 帰らぬ存在となってしまった
既に此世の住人ではない
未完ながらその物書きが書き遺した素晴らしい小説だ
完成していたならばー
意表をつく展開も鮮やかにしてのけた名手だけに 夢でもいいから完成作が読みたかったと惜しまれる
長州人ー山口県出身の北森鴻氏が 明治人達をも描(えが)く
鹿鳴館について書こうとする小説家ー津島好一はその資料の少なさに困惑するが 海南潤一郎なる謎の人物により得難い情報に触れていく
そこで津島が思いついた小説は 鹿鳴館を設計し日本で生涯を終えた英国人を中心に話が展開していくものだった
日本人以上に日本を愛した男の賭け
彼は悪評覚悟で あの鹿鳴館を あの姿で設計するしかなかったのだ
二重構えの小説に 引きずりこまれていく
江戸の町を煉瓦の街へ
築地粱山泊ーこの言葉に何か秘密めいたひかれるものを感じないだろうか
西南の役
何故 西郷隆盛は 大久保は死ななくてはならなかったのか
薩摩・長州
明治という時代
それをどう捉え 凝った小説の幕の引き方を考えていたのやら
残念ながら 永遠に知ることはできない
未完ながら楽しめる
面白い
ゆえに ゆえに
叶うなら完成作品も読みたかった
ただただ惜しまれる
その死
ミステリー
歴史小説
時代物
エッセイ
命あれば書かれたであろう幻となってしまった・・・・・全ての作品を惜しむ
大根と豚挽き肉団子の煮たの
面取りしながら皮をむいた大根を下茹でし ざるにあけて水切りをする
煮立て調味した和風のだしで 大根とハンバーグの要領で丸めた団子を煮含める
仕上げに茹でた絹さやを散らしても綺麗
蒟蒻の炒め煮
縦・横・左右斜めと米の字のように切れ目を入れた蒟蒻を茹でてあく抜きする
ざるにあけ水気を切った蒟蒻を油を引かないフライパンでからいりする
両面・周囲に焼き色がついたら 胡麻油を加え また両面焼く
酒・味醂・醤油・砂糖を合わせたタレを回しかけ すり胡麻をふりかけ 蓋をし 様子で中火から弱火で煮る
好みですりおろした生姜を加えても良いです
盛り付ける時に あれば山椒の葉など叩いてのせると香りが良いです