夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

五十嵐貴久著「交渉人・爆弾魔」幻冬舎文庫

2010-05-18 18:31:08 | 本と雑誌

五十嵐貴久著「交渉人・爆弾魔」幻冬舎文庫
五十嵐貴久著「交渉人・爆弾魔」幻冬舎文庫
五十嵐貴久著「交渉人・爆弾魔」幻冬舎文庫
五十嵐貴久著「交渉人・爆弾魔」幻冬舎文庫
まず最初に誤解なきよう この小説は米倉涼子さん主演ドラマとは一切関係がありません

とはいうもののこの前作は他の女優さんで映画化はされております

遠野麻衣子警部は前作「交渉人」において上司であり愛する相手が犯人と気付き逮捕しております

身内から逮捕者が出たことを苦々しく思う警察の人間も多く遠野は捜査からは外されています

小柄な美人の遠野は かつての上司・石田の判決を聞き 罪は罪として自分にできることがあればと思っています

もう一人 小柄な美人が小説には登場します
木下弁護士 彼女は捜査に必要と思える証言をする人間とつとつと警察にも姿を見せます

かつてテロ事件を起こした怪しげな宗教の教祖は逮捕されており 漸く判決が間近となっています

その教祖を釈放させようと爆破テロ予告があり 遠野警部が犯人により交渉人に指名されます

遠野をよく思わない長谷川や上の人間達には意見を無視されつつ 力を貸してくれる島本と遠野は根強く犯人へメッセージを送り続けます

警察を翻弄するように事件は起き続け 犯人と思われた男は遺書と共に死体で発見されます

遠野警部は矛盾に気付き事件は終わっていないと長谷川に進言するも聞き入れてもらえません

犯人の気質・考え方を読み遠野は答を得ます

犯人を逮捕し事件を解決する

警察官としての仕事

まだまだ理解してくれない人間も多いですが 少しずつ認めてくれる人間も出てきています

遠野麻衣子の関わる事件は これから増えそうです


日本推理作家協会編「名探偵の奇跡 日本ベストミステリー選集」 光文社文庫

2010-05-18 13:04:17 | 本と雑誌

日本推理作家協会編「名探偵の奇跡  日本ベストミステリー選集」 光文社文庫
日本推理作家協会編「名探偵の奇跡  日本ベストミステリー選集」 光文社文庫
日本推理作家協会編「名探偵の奇跡  日本ベストミステリー選集」 光文社文庫
日本推理作家協会編「名探偵の奇跡  日本ベストミステリー選集」 光文社文庫
赤川次郎作「地獄へご案内」
《怪異名所巡り》シリーズのヒロイン町田藍が幽霊に纏わる事件と遭遇します

町田藍はすずめバスのバスガイド
社長の筒見は経営不振の折り 藍の幽霊と会話できる能力を活用しイカサマなミステリー・ツアーなども企画したりする

慰安旅行で塩原温泉を訪れた藍は 宿の女将から相談を受ける

生前は善人だった迷える幽霊の持つ恨みとはー

芦辺拓作「審理」
弁護士・森江春策シリーズから
刺殺事件の裁判で犯人間違いなしと思える状況の男がいた

だが映画の場面から 疑問点に気付かせ 森江は鮮やかな逆転を決める

有栖川有栖作「あるいは四風荘殺人事件」
作家の有栖川は出版社の片桐を仲介にある謎を持ちこまれた

ある作家の中途の小説の犯人とトリックを見抜き 事件を正しく終わらせること

お手上げとなった有栖川は友人の火村の力を借りる

さて彼の推理とはー

泡坂妻夫作「願かけて」
《宝引の辰捕物帳》より辰の手下が見失った男は何処へ消えたのかー

大沢在昌作「雷鳴」
新宿鮫こと鮫島刑事が登場

自分の店でない場所にいる語り手
そこに入ってきた訳ありらしい客

鮫島の見抜いた事柄とはー

北森鴻著「棄神祭」
民俗学を研究する美貌の蓮杖那智と助手のミクニが遭遇した事件
ある言葉を勘違いし男は殺人をおかした

坂木司作「先生と僕」
家庭教師に生徒側から選ばれた僕は教材購入の為に書店で待ち合わせをするが そこで怪しい出来事に遭遇する

柄刀一作「デューラーの瞳」
絵画修復を仕事とする瞬介はカリスマ性ある人間の事務所であったという事件が気になるが 後日その現場に居合わせた人間の不可解な死を知る

急に現れ挽かれた男ー轢いた運転手の言葉を信じるならば

一体何が起きたのか

瞬介が読み解いた事件の流れとは・・・・・

西澤保彦作「変奏曲〈白い密室〉」
依頼された結婚式での演奏の練習場を提供した家の住人の姿が見当たらず トイレを借りた女性が 彼の死体と遭遇する

美少女・神余響子の推理とはー
この世に超能力者が存在することをお約束・前提とするシリーズである
しかし超能力者が犯人とは限らない

法月綸太郎作「四色問題」
警察に籍を置く末っ子が かつて硬骨の刑事で現在は退職した父親と事件について話し合う

今回はヒーロー物に出演していた女優が元共演者を告発するダイイング・メッセージを読み解く

医療に携わった経験あり看護師役も演じる女優はどの色を示して 犯人だと告発して死んだのか

柳 広司作「カランポーの悪魔」
シートン動物記で著名なシートンが記者に語った狼王ロボにまつわる殺人事件と意外な犯人のこと

横山秀夫作「永遠の時効」
犯人が起こした事件から 犯人の性格まで読み 取り調べ室で 落とし方(自白の引き出し方)をも読み考える刑事達

時には被害者の心を破壊するようにして事件についての証言を引き出すこともある

それぞれの刑事達の性格で事件や人間への接し方もまた異なる

彼らは名探偵と言えるのだろうか

名探偵という言葉から何を誰を想像するだろう

その言葉を見る人間の読書経験でも異なるのではないだろうか

モーリス・ルブランの小説に出て来るアルセーヌ・リュパンは怪盗でありながら探偵でもある
変装した人間として探偵会社を所有していたり事件に挑む冒険家の顔も持っている

コナン・ドイル描くのはー娘イチ押しの並ぶ者なき名探偵・シャーロック・ホームズ

変装の名人にして 事件の記録者としてワトソン医師を従える

アガサ・クリスティ女史からエルキュール・ポアロ
卵のような形の顔に髭も愛らしい

他にも楽しい恋人から夫婦探偵になったペアも

またミス・マープル
映画やドラマでも活躍して下さっている

エラリー・クイーンも忘れてはいけない 沢山の事件を解決している

日本の作家にも多くの影響と神による啓示も与えて下さっている

「災厄の町」など架空の都市ライツヴィルを舞台とした作品は 物語の為に町を作ってよいのだと教えてくれた
ああドルリー・レーンも忘れてはいけなかった アンコールと幾度言ってみたかったか ジョン・ディクスン・カー
怪談めいた話に楽しい幾つもの密室
フェル博士やらメリヴェール卿だっけ(うろ覚えで申し訳ない)
もしくは初期の「夜歩く」などのアンリ・バンコラン

懐かしい名探偵達

学生時代の小遣いは創元推理文庫やハヤカワ書店に春陽文庫・角川文庫・新潮文庫のモノだった・笑

ヨーグルト一つを昼食とする私を 友人は少食と誤解していた

全ては一冊でも多く読む為である

本の解説に古典とあれば どんな分厚い推理小説でも読みたかった

その頃は書店になくて 後年入手できた時の嬉しさと言ったらー

名探偵
例えば日本なら 高木彬光先生の神津京介
読みながらぞくぞくした

横溝正史先生の金田一耕助

他の名探偵物も書いておられるけれど

先に映像から知ってしまったのは 江戸川乱歩先生の明智小五郎

若き日の天知茂さんのイメージで固まってしまっている(土曜ワイド劇場以前)

天知茂さんには大映に入る前の悪役時代がある

憎らしいが精悍な外見であった

名探偵に小説の中で会いたくて順番に買って読み耽った時代を思い出す

新本格と呼ばれた時代に前後してデビューされた方々もベテランとなり

いずれ名探偵物は死に絶えてしまうのだろうか

名探偵 皆を集めて さぁと言いー

科学の発達はロマンを破壊する

負けるな名探偵

魅惑的な謎
個性的な登場人物

さぁ殺せと言わんばかりに憎らしい人間達

楚々とした美女は迫害された犠牲者か それとも素顔は希代の悪女か

たとえ非現実であろうとも 時代遅れであろうとも 夢のあるワクワクするような謎を読みたい

いついつに参上すると予告する怪人

復讐に燃え複雑な計画を練る人間

脳細胞で犯人と闘う名探偵

何処かに名探偵が落ちていませんか?

と本の紹介からは 大きく脱線してしまう


どんより曇りの火曜日です

2010-05-18 07:40:12 | 子供のこと身辺雑記

どんより曇りの火曜日です
どんより曇りの火曜日です
どんより曇りの火曜日です
昨日は何か作れそうで思いつかず ご近所の肉屋さんに揚げ物をお願いしました

ビーフコロッケ・クリームコロッケ・ミンチカツ

これにサラダでいいやと思ったのですが 余りに安易すぎるかなと思い直しー餃子を作りました
豚挽き肉とニンニクと白菜のみじん切りにラー油を混ぜただけを市販の餃子の皮で包んだだけ

甘辛く煮た豆腐に卵を落としただけの

乾燥しじみと菜の花を戻したのとワカメの味噌汁

でもって今夜はクリームシチュー

化粧する間に材料を煮ておいて 仕上げの味付けだけ夕方に仕上げます

病院帰りに食料少し買い足そうと 安売り広告と睨めっこ・笑
必要な物を買い忘れないようにメモ作っておきます