「東海道道中膝栗毛」の作者・十返舎一九を主人公とした物語
家族の縁に薄い生い立ちから 武士から商家の婿入り
大坂から江戸
人生を旅するように生きた男として語られる
お絹 お八重 大坂と江戸での妻
旅する男を夫とした妻達は哀しい
諦めるしかないのか
書く男 書き続ける男
弥次喜多コンビ この二人組は風呂に下駄のまま入ったり 旅の間 おかしな失敗繰り返し 読み手の笑いを誘う
私は子供の頃 世界少年少女物語の日本編で「東海道中膝栗毛」を読んだ
映画などにも二人を主役したものや パロディにしたものもあった
懐かしく思い出す
十返舎一九 普通には生きられなかった男
何かの枠の中におさまらなかった男
それでも幸せだったのかもしれません
後の世に残るものが書けたのだから