幸せは手を伸ばせば そこにある
なのに他を選んでしまう
その結果ー
昔 自分を棄てた男
あれから男は家庭を持ち 画家として名も成した
女は宿の仲居をしながらひっそりと生きてきた
再会は必然か偶然か運命の悪戯か
再び男と女が手を取り合ったのは 生きる為ではなかった
昭和の時代の女達は 平成の世の若い娘より多少 縛られているかもしれない
しっとりした言葉遣い 言い回し
それらは今 わりと使われる「やばい」なんて表現よりも 上品で心地好い
幸せは手を伸ばせば そこにある
なのに他を選んでしまう
その結果ー
昔 自分を棄てた男
あれから男は家庭を持ち 画家として名も成した
女は宿の仲居をしながらひっそりと生きてきた
再会は必然か偶然か運命の悪戯か
再び男と女が手を取り合ったのは 生きる為ではなかった
昭和の時代の女達は 平成の世の若い娘より多少 縛られているかもしれない
しっとりした言葉遣い 言い回し
それらは今 わりと使われる「やばい」なんて表現よりも 上品で心地好い
娘が愛用している器がある
中丼あたりの大きさで シチューや煮物などにも使える
自分がお腹空いてご飯よそったり おかずをつぐ時 娘が使うのはこの食器だ
型違いのサラダ皿と一緒に購入したのは まだ娘が幼い日 陶器店の倉さらえ(数年に一度の倉庫整理みたいなの)でだった
まだ歩けた母(数年前に病死)と娘と一緒に買いに行った
小さな娘が何か壊さないかヒヤヒヤしながら ああでもないこうでもないと母と話しながら 結局 車まで二往復するくらいー買った
その時のことは覚えていないだろう娘が 好きで使う器を見ていたら 娘の幼い時のこと まだ少しは元気だった母のことが思い出される
ああ お母さん お母さんと
娘は何処かで死んだ母と繋がっているのかもしれない
母が大事にしていた器と思い 使えずにいる品もあるのだけど 娘は言う
使わないと勿体ない
娘が使うぶんには惜しくないーと思うことにした・笑
たかが一つの器にはすぎないけれど 手に載せてどんな人が作ったのだろうと思う時もある
お茶の茶碗 ご飯茶碗 小鉢一つさえ
普段使いの皿でも欠けると悲しい
好きな器で食事する
娘の夢は 自分で選んだ家具や道具 器 自分の好みに飾り付けた部屋で暮らすことーらしい
いつか就職して一人暮らしを始めたら 好きな食器を持っていっていい?と 娘が言う
娘が家を出て一人暮らしするとなれば心配だけれど
ねぇ茶碗もアクセサリー類も 着物も 趣味に合うなら鞄も 全部 あなたのものだよ
娘よ あなたが簡単な料理を初めて作ったその日から 私は料理初心者でもわかりやすい料理本や 使いやすい道具も買い揃えてきた
だからね全部もってって構わない
なんてことを直接には 中々言えず 娘も読むブログに書いている
さて夕方 おかずを作りましょう