ヴァランダー警部シリーズ
以前の事件で人を殺し休養中で警察を辞職する決意を固めたヴァランダー警部だが 友人の弁護士ステン死亡の記事に この事件を解決しなければと仕事に戻る
ヴァランダー警部の休養先までステンは訪ねて来て やはり弁護士だった彼の父親の死に関する相談を持ちかけていた
交通事故死に見える父親の死をステンは 殺人ではないかと疑っていた
そのステンが射殺されたのだ
ステンの弁護士事務所で働いていた女性の自宅にも 地雷が仕掛けられる
ヴァランダー警部の車も爆破され炎上
情け容赦ない犯人の魔手
ヴァランダー警部は 犯人と目する人間の「笑い」を顔から消してやりたいと思う
いつも相手が浮かべている笑い
父親との不和 打ち解けない思い埋めようない距離
離れて暮らす娘のこと
思うようにいかない私生活に悩みながら 自分は警官には向いてないんじゃないか 呆れるほど迷いながら
満身創痍で犯人を追いかける
なりふり構わず
応援したくなる幸せになって欲しいと思う男性である
誰か世話を焼いてあげたら いいのに
シリーズが進むごとに変化していく人間関係も興味深い