夢見るババアの雑談室

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ほぼ身辺雑記です

望月麻衣著「京都寺町三条のホームズ」(双葉文庫)

2018-04-20 21:35:44 | 本と雑誌
京都寺町三条のホームズ (双葉文庫)
望月 麻衣
双葉社



埼玉県から京都へ越してきて半年余りの高校二年生の真城 葵(ましろ あおい)は遂にずうっと気になっていた骨董品店「蔵」に入ることができた

彼女は埼玉までの旅費が必要で家にある品を見てもらいたかったのだ
埼玉に居た時に付き合っていた彼が 自分の親友と付き合う

葵にとっては ひどい裏切り
会って言いたいあれこれー

全て見通す千里眼の持ち主のようなー実は些細なてがかりを組み合わせての推理で・・・人の心 相手が何を考えているかも言い当てる青年が蔵にはいた

家頭 清貴(やがしら きよたか)

この穏やかな物腰と落ち着き有る態度の青年がいる店で 葵はバイトすることとなる

「ホームズと白隠禅師」
「願わくは桜の下にて」
「葵の頃に」

「百万遍の願い」
「鞍馬山荘遺品事件簿」
「祭りのあとに」

ホームズのあだ名で呼ばれる清貴



京都を舞台にしたものだとBSプレミアムの「京都人の密かなたのしみ」ドラマ仕立てでの京都案内
こちらも面白いですが


著者は北海道出身で現在は京都在住の方とか

ちょっといけずで冷たい そんな雰囲気と印象もあり 勝手にとっつきにくそう

実は箒を逆さに立ててはらへんか・・・とかね
などとも思う京都

この本の中には 明るく心温かな京都人が描かれております
骨董が好きでなくても安心して読めます