夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

マイクル・コナリー著「決別 上下巻 (講談社文庫)

2020-05-11 23:21:26 | 本と雑誌




ヒエロニムス・ボッシュ 通称ハりー・ボッシュは私立探偵の仕事もしている
その私立探偵としての仕事で桁外れの大富豪の老人から 自分に居るかもしれないー自分の血を引く人物を見つけてほしいと極秘の依頼をされる

若き日の恋
少女だった娘 彼女は妊娠したと言った

その子供は堕胎したのか
それとも密かに産んだのか

警察官としてのハリーは女性を毒蛾にかける暴行魔を追っていた

昔の恋
手がかりは途切れ壁に当たる
それでもしぶとく諦めず捜し続けるハリー

老人が恋した娘は子供を産んでーーーーー自殺した

養子に出された息子は戦死

だがー恋人との間に娘が生まれていた

暴行魔の事件の方は ハリーと共に事件を追っていた女性刑事が行方不明となり

やがて彼女に勝手に怨みを抱いていた男が浮かび上がる

一刻も早く彼女を見つけなければ
彼女が殺される前に


レイプは最も卑劣な犯罪の一つだ


ハリーは母親違いの弟で弁護士(こちらは「リンカーン弁護士」として別シリーズの主人公でもある)の助けも借りつつ
問題を片付けていく


最初の頃 距離感をとりあぐねていた不器用な男達ー腹違いの兄弟はシリーズが進み 良い手の貸しかたなど 
そう兄弟として馴染んできたようです