夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「よたばなし」-31-

2020-05-22 23:13:42 | 自作の小説
ー夢の残像・1ー


誰を恨むでもないけれど木面(きづら)衣都子(いとこ)は本業(研究職)以外の厄介事を持ち込まれることが増えている

今回は学部長からのお話が回りに回って 巡りに巡ってー転がり落ちてきたのだった
「君はあの振袖の時だって行方不明の学生を見つけてくれたじゃないか」

「あれは たまたまで」

「だから今回もその才能を発揮してほしい 学生が消えるって問題だからね」

日頃は人の好い教授が 「じゃあ任せたよ いやあ これで安心だ 木面君に任せれば間違いない」
にこにこしながら去っていった

どうも周囲から激しく誤解されている気がする衣都子だった
ー何かできるののは こっちじゃないんだけどなー
やっぱ あのコは何か呼ぶのかしらん 事件が絶えない

また夢絡みかあ 心当たりにも声かけてみよう

そしてもちろん あのコー深空野真夜(みそらの しんや)にも命令した
何しろ 学部長やら教授やらからのお話
研究室にいる以上 調査はしなくちゃならない

「こういう話は上品寿(かみしな ひさし)も得意そうだから もう何か聞いているんじゃない
夢の中で黒い女を見ると 消えるって」

「だけど どうして木面先輩にー」

「ほら大野さん見つけたのこっちって事にしたでしょ で こういうのはこっちに言えばどうにかなるって勘違いされってるらしくって」

「先輩らしいな 任された用は片付けるべく動く」

「手も足も出ないけど出来る範囲のことはやろうかと 夢とか化け物関連得意よね 真夜クン
すっごく期待しているから頑張って」

深空野は文句は言わなかった
言っても無駄だと学習しているのだ

そしてここからは想像も合わせた話となる

木面は知り合いの人が見た変わった夢とか 実際にあったらしい変わった話など聞き集め記録している知り合いに会いに行きめぼしい話を幾つか聞き込んだ

どのスジを追うべきかネット上にあらわれる噂なども集めて

もうこの世にいないー最近死んだ女優にまつわる話とか

〇馘首になった付き人の話〇
「夜 うなされての寝言ですが  燃えろ燃えろ 燃えてしまえ  生き残った者の勝ちよ
殺した 殺してやった
それが毎晩で気持ち悪くなって
ある朝 随分うなされておいででしたねー
そう言っただけで ひどく怖ろしい眼で睨まれてクビになりました」


〇あるおばあさんの話〇
「そりゃあ綺麗な人でした 映画界へ誘われて いつデビューかと思っていたら火事で焼け死んだと
おそろしいことです」


そして色々どうやってか調べた真夜のまとめは


大型新人 超絶美人女優  期待の主演

ところが噂の女優はデビューすることなく

制作予定の映画も流れた

消えた女優


対してこれまで幾人も新人女優をつぶしてきた噂ある大物女優


そうして真夜は夢に呼ばれる

彼にはそういう特性があるから


其の女は人を殺した
焼き殺した

若い娘の美しさが自分の脅威になったから

犯罪は発覚しなかった
不幸な事故で片付けられた


誰が其の女の罪を知らずとも 殺した其の女は知っている

知っている


意志の力でねじ伏せても 其の女の心が自身を告発する
夢の中で苛む

自身の罪が女を捕まえる


自分の美にしがみつくしかない女

美など たかが皮一枚のこと
どれほど手をかけようが いずれ褪せる


老醜 

いかな厚化粧も年を隠せはしない


夢に残る怨念が他人の夢へ入り込む

黒い女の夢が他人の夢を取り込む


真夜は彼の夢鬼と共に 夢の中の黒い女と対峙し夢の檻に閉じ込める

未来永劫出られない夢檻に



どう解決したのかーなんて野暮なことは衣都子は尋ねなかった


もう黒い女の問題が これ以上起きないなら
それは解決したということなのだ











金曜日の夜は夜で

2020-05-22 22:17:31 | 子供のこと身辺雑記
土曜日のお昼と夕飯用おかずを作っています

明日は 姑の家に入る前に猫さん犬さんフードとおやつ
あと庭用の肥料とか色々買い物を済ませておく予定なので


帰りには人間用食料を買い込みます


自分の家でも 姑の家でも ほぼ過ごすのは台所

何か ずうっと次は何を作ろうかと考え続けているような^^;


そのわりにゃ ロクなもん 作っておりませんが・笑

それでも楽しみな日曜日

2020-05-22 21:58:50 | 子供のこと身辺雑記
金曜日は眼科受診の日でした
病院が終ってから直接 姑の家に行くので

前日から煮物は2種類 朝には温めるだけでいいようにしておいて
朝は焼き物と酢の物仕上げて

眼科が終ってから姑の家に行く前にちょこっと買い物もして 姑の遅いお昼を作って

食後 姑が繰り返しトイレに行って 少し眠っている間に 勝ってきたたくあんを切ったり 
夕飯おかずを作り足ししたり


なおかつ余った時間は
ダイニングと続きの部屋の窓から 庭に来る雀や猫を眺めています

主人や姑には内緒で 自分用のお昼に持ってきたのを少しだけ庭にまいています

雀や鴉が食べるのを眺めるのが楽しみで

必ず来る猫がいて たまに姿を見ない日があると
交通事故にでもあったのかと心配になります


おりてきても 他の雀が勢いよく飛ぶのに つんつん歩くだけで中々飛び上がらない雀がいると
猫にとられないか心配になったり

ようよう飛ぶと ああよかったと


姑が眠っている間は そんなふうに遊んでいて

姑が起きてトイレに行くと 蜂蜜を入れた牛乳を少し温めたり

別の時には冷たいお茶 ジュース
適度に水分とってくれるように

時間を見つつ


だけど金曜日が終れば土曜日

日曜日は休めるぞ♪と
ちょっとだけ元気になります

ただ一日の日曜日なのですけれど