ジョン・スタージェス監督
OK牧場の決闘の後 ワイアット・アープは殺人も罪で裁判にかけられる
身内を殺されたアイク・クライトン(ロバート・ライアン)はどうにかして仕返しがしたかったのだ
ワイアット(ジェームズ・ガーナー)の長兄モーガンが夜の見回りに出てクライトン配下のならず者らに撃たれて重傷を負う
目撃した床屋の主人はクライトンらの仕返しを怖れて裁判で証言しないでいいならーとの条件で誰を見たかを話す
裁判にするも証人がいないため 証拠不十分でクライトンらを罪にできない
あくまで法によってーと言うワイアットだが 保安官に立候補していた弟のモーガンまでが 保安官には当選するもー撃たれる
ワイアットとモーガンはよく言い合っていたー死ぬ前には過去の出来事が走馬灯のように浮かぶものだとーそんなことはないーと
死の間際モーガンは言う「死ぬ時に過去の情景は浮かばない」と
そう言い残してモーガンは死んだ
負傷したバージルやモーガンの未亡人らを列車で東部へ送る為に汽車に乗るワイアット
付き合うドク・ホリデイ(ジェイソン・ロバーズ)
列車の中でワイアットは電報を受け取る
連邦保安官に任命
合法的な復讐をー
ワイアットの助手になることを了承したシャーマン保安官はクライトンが狙っているから気をつけるように忠告する
家族を乗せた列車の中からワイアットは外にいる自分を狙う男達に気付く
法の名のもとにーワイアットの復讐が始まる
そしてドクの助っ人も
街へはクライトンの手下たちが駅へ押しかけていた
ドクはならず者を捕まえる助手集めに動く
ドクへ借金ある男 ワイアットへの恩を感じてクライトンとは与さない男達が加わる
クライトンはワイアットと対抗すべく動いていた
兄弟に仇なした男達ー
法によってと口では言いながらーワイアットは撃つ 殺す
鉱山で働く男達の給料を盗む為に駅馬車を襲った男達も
その殺しっぷりでドクとも口論になり そのさなかドクが倒れた
ドクはコロラドの病院へ入る
クライトンはメキシコへ逃げようとしていた
入院中でも酒も飲みカード賭博をしているドク そのドクにワイアットは会いにきて 司法局長の仕事を受けるつもりだと話す
だがワイアットの乗る列車へドクは乗り込んできた
あくまでクライトンを追うワイアットの心がドクにはわかっていた
牛泥棒にかかわったクライトンの手下が クライトンの命令でーと話すも その二人は殺された
クライトンを裁判にはかけられない 証人が殺されたから
復讐のために 法に従うのではなくー
クライトンとの決闘
ワイアットが勝ち ドクは病院へ戻る
ドク「じゃあな」
ワイアット「それじゃ」
それが二人の別れだった
ドクは「まずい酒だ」と言いながらカード賭博はやめず
法は もういいーというワイアットはアリゾナへは戻らないと話して
よその土地へと去っていく
ジェームズ・ガーナーはテレビの連続ドラマ「ロックフオード氏の事件メモ」などで日本でも人気があった俳優さん
映画でも活躍しておりました
口八丁手八丁なイメージで ドク・ホリデイの方がむいてない?とも思いましたが 見事に寡黙ながらーやることはやるーワイアットを体現しております
床屋の女房「床屋の店に泥棒が入ったみたい」くらいが女優さんの話す言葉で 他には殆ど女優のセリフがありません
モーガンの未亡人も駅で姿が映るくらいで
あとは男っばかしの映画です
他のワイアット・アープものとは色恋模様が入らない点が一線を画しておりますね
撃ち合いに余分なものは排他しちゃってます
それでも
ドク・ホリデイはカーク・ダグラス様です(笑)
ジェイソン・ロバーズのドクもいいのですが
最初にこの映画を観ようと思ったのは、妙な動機? によるものです。
ホラー映画『キャリー』で、キャリーが憧れる男子学生がテレビで観ていた映画が『墓石と決闘』でした。
なにを観ているんだろう? と調べに調べましたねー、いまのようなネット時代じゃないから、答えが出るまでに時間を要しましたが笑
ジェームズ・ガーナーさん すっかりおじいちゃん役定着らしいですが
若い頃のテレビドラマや出演作品 また観たいです