夢見るババアの雑談室

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中山七里著「ヒポクラテスの誓い」(祥伝社)

2016-07-23 21:36:29 | 本と雑誌
ヒポクラテスの誓い
中山七里
祥伝社



本の帯から

{「あなた、死体は好きー?」凍死、事故死、病死・・・・・何の事件性もない遺体から偏屈な老法医学者と若き女性研修医が導き出した真相とは?

死者の声なき声を聞く迫真の法医学ミステリー、堂々登場!}


{栂野真琴(つがの まこと)は浦和医大の研修医。単位不足のため、法医学教室に入ることになった。
真琴を出迎えたのは法医学の権威・光崎藤次郎(みつざき とうじろう)教授と「死体好き」な外国人准教授キャシー。
傲岸不遜な光崎だが、解剖の腕と死因を突き止めることにかけては超一流。
光崎の信念に触れた真琴は次第に法医学にのめりこんでいく。
彼が関心を抱く遺体には敗血症や気管支炎、肺炎といった既往症が必ずあった。
「管轄内で既往症のある遺体が出たら教えろ」という。
なぜ光崎はそこにこだわるのかー。

解剖医の矜持と新人研修医の情熱が、隠された真実を導き出すー}



「生者と死者」 内科を志望する栂野真琴は津久場教授に言われて法医学教室へ そこには死体を好きだという准教授のキャシー・ペンドルトンがいた

キャシーと光崎の会話によれば 前の研修医も光崎から逃げ出したとか

埼玉県警の古手川から連絡が入り 真琴も教授らと現場に向かうとー
そこで初めて真琴はホルマリン漬けの死体と なまの死体の違いを知る

光崎は泥酔して死んだとしか見えない死体の真実の死因を突き止める



「加害者と被害者」
父親は慎重な運転をする だから事故をおこすはずがないーと少女が言う

結婚を間近にした女性が自殺をするわけもなくー

すったもんだのあと遺体を光崎が調べると・・・・
死んで倒れた 事故に遭う前に死んでいたことがわかる



「監察医と法学者」

レースの最中に事故死した選手  だがーその死には別の理由が隠されていた


「母と娘」
真琴の友人が病死した ところがその死について光崎は解剖すべきだと

最初は反対する真琴だったがー

母親の歪んだ心が・・・・娘を死においやったのか



「背約と誓約」

真琴は津久場教授から光崎教授のことをスパイするように頼まれて法医学教室へ送り込まれたのだったが 光崎教授の考え医師としての技術や知識ーそしてその人柄に触れて「医者」としての目標ができてくる


光崎教授が調べていたのは津久場教授のこと 津久場教授が自分できちんとしてほしいーそういう願いもあったけれども




中山作品のあちこちに顔を出す古手川さん なかなかの活躍を見せます

今回はあんまり凄惨な死体は出てまいりません


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