夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

想い出箱から

2010-02-09 20:40:29 | 日記・エッセイ・コラム

子供の頃 思いがけないご馳走の一つと言えば 父が会社から何かの折りに持ち帰ってくれる折詰だった
新しく船が完成した進水式などあると 祝いの折りに配られた折詰を 父は家族が食べながら喜ぶ顔見たさに 手をつけず持ち帰ってくれたのだ

その折詰に入っている木の匂いが移った卵焼きが好きだった

食べたいなと思って 何かの機会に駅弁を買ってきて食べても あの味じゃありません

自分で焼いても 違います

わくわくする嬉しさと
何が入っているのかと ドキドキしながら開けて

小さな小さな子供の頃 煌めくような嬉しい時間

父と母と
いっぱいの愛情

ふっと何かの折りに思い出す味

一生の中で一番のご馳走は何か選ぶなら 私にとっては 父が持ち帰ってくれた折詰の中の卵焼き
これは買えない味になっています

そうした振り返り懐かしく楽しく思い出せる味を 今度は子供達に食べてほしい
見つけてほしいーなんて願いながら


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2 コメント

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法事の会席ありますよね。 (みだい)
2010-02-09 23:44:33
我が父は、お腹いっぱいだと声が出ないと言って昼は軽くが基本の人でした。
声が商売道具らしいです。

今は、どうか知りませんが昔は食べ残しをタッパーに
入れてくれるので、持って帰って来てました。
時間的に食べれない時は一切手を付けないのでしょうけど。

それを「御馳走」という呼び名で教えられてました。
私は好きでしたけど、他の2人は口に合わないようでしたね。

ただ、お弁当を作ってもらったことがないからか、
私も姉も冷たいお弁当が好きなんです。
保温の弁当箱が流行っているこの時代に珍しいでしょ(笑)
惣菜屋の弁当を温めなくてもいい?と姉に聞かれ判明しました。

hsさんのパパさんが持って返ってきた「御馳走」に入っているタマゴの美味しさ。
プラスチックのケースでしたけど、分かりますよ。


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こんばんは みだい様 (夢見)
2010-02-10 00:17:19
有難うございます

お金さえ出せば わりと何でも食べられないものがないこの時代
ふっと何がご馳走かなーと考えます

それは買えない思い出の中の味ではないかしらと

お弁当の思い出といえば 幼稚園の頃 冬は お弁当(アルマイトのお弁当箱)を教室のストーブの上に先生が置いて するとお弁当の中のおにぎりの海苔の匂いがね


お弁当の蓋を開けるとぷんとにおうのです

その匂いが何かお弁当あけるたびに嬉しくって

今みたいに保温容器の無い時代のこと

そちらも懐かしい思い出です

折り詰めには他にもいっぱいご馳走が入っていたはずなのにー覚えているのは卵焼きの味だけ・・なのです
自分でも不思議ですが
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