内藤了著「AID 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」(角川ホラー文庫)

	AID 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)
	内藤 了
	KADOKAWA/角川書店

ネットに流れる自殺から腐乱し　崩れて行くまでの動画

それは話題になり　その場所へ見に行った学生が発見し大騒ぎとなる

自殺勧誘サイトが存在するのか

鍵となる言葉

刑事の比奈子は自殺を図った女性と遭遇し　彼女の言った言葉が気になる

比奈子を拒絶するその女性を死なせまいとする比奈子に　助けの手をさしのべてくれたのは　過去に自殺を図ったことのある西園寺ー
鑑識の三木の恋人だった

三木は自殺者への手がかりを求めてネットで犯人を刺激し　拉致される
三木を愛する西園寺の必死の頑張り・・・・・

比奈子は敬愛していた人物が事件に深く関わっていたことを知る

誰しも心に闇を抱えている

男は愛する女性の罪を隠そうとして罪を重ねた

奪った命への償いに自殺者を救おうという・・・

何処かで狂ってしまった心



第一作のＯＮは　あるスイッチをオンにすることから

第二作のＣＵＴは犯人が被害者を切ることから

ＡＩＤは救う・・・・・でも救えない命は　救うことを望まない命には　処刑人にも

でも　それは変　それは歪(いびつ)


シリーズが進むごとに　名前だけだった一人一人の刑事たちの個性も描かれてーどういう人かわかってきます

また新しい登場人物も