夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「日本凶悪犯罪大全」文庫ぎんが堂

2011-06-14 23:31:09 | 本と雑誌

「日本凶悪犯罪大全」文庫ぎんが堂
「日本凶悪犯罪大全」文庫ぎんが堂
「日本凶悪犯罪大全」文庫ぎんが堂
「日本凶悪犯罪大全」文庫ぎんが堂
「日本凶悪犯罪大全」文庫ぎんが堂
新聞・世間を騒がせた事件を軽くまとめた一冊

食い込みの浅さに物足りなさを感じるが 一気に読むのはお勧めできない

犯罪には毒がある
心を損なう

矯正できる見込みがあると減刑もあるとか

しかし しかし 被害者の側に立てば
果たして 罪を憎んで人を憎まずーそれは正しいのだろうかと思ってしまう

赦されてはいけない犯罪 加害者は 確かに存在する


堂場瞬一著「異境」 小学館

2011-06-14 23:22:28 | 本と雑誌

堂場瞬一著「異境」 小学館
堂場瞬一著「異境」 小学館
堂場瞬一著「異境」 小学館
気が合わない上司に横浜支局へ飛ばされた新聞記者の甲斐

彼は言葉を交わした若い記者の二階と連絡とれず そのことが妙に気にかかった

近づいてくる正体不明の男

真剣に探そうとしない警察

二階から密着取材を受けていた女性刑事の協力を得た甲斐は遂に真相に辿り着く

閉塞感に襲われながらの闘い

また新たなシリーズの始まりなのだろうか


誉田哲也著「感染遊戯」 光文社

2011-06-13 00:26:47 | 本と雑誌

「ストロベリーナイト」で姫川に絡む下品な物言いや態度のやなおっさん刑事ガンテツこと勝俣

息子が殺人犯となり警察を辞めた倉田

かつて姫川班にいた葉山

それぞれが関わる事件が一つに繋がる

これも復讐だろうか
犯人の動機は哀しい


有川浩著「 有川浩 脚本集 もう一つのシアター!」 メディアワークス文庫

2011-06-13 00:17:59 | 本と雑誌

「シアター!」のモデルとなった劇団が 「シアター!」の中の劇を舞台化し 有川浩が脚本にも挑戦した

舞台に出た俳優と有川浩との対談も楽しい一冊

細かに加えられた註が 舞台は生き物なのだと教えてくれます


貫井徳郎著「悪党たちは千里を走る」 幻冬舎文庫

2011-06-13 00:09:01 | 本と雑誌

貫井徳郎著「悪党たちは千里を走る」 幻冬舎文庫
貫井徳郎著「悪党たちは千里を走る」 幻冬舎文庫
貫井徳郎著「悪党たちは千里を走る」 幻冬舎文庫
犬を誘拐しようという計画だった

カード詐欺とかインチキ話などせこい悪事を繰り返してきた高杉は 手下の園部と犬の誘拐を企むが 以前仕事を邪魔された美人詐欺師と鉢合わせしてー

犬の飼い主の息子・巧に計画を悟られ しかも懐かれる

だが 巧が誘拐され 身代金の受け取りをさせられる羽目に

誰が巧を誘拐したのか

コケにされては引き下がれない

高杉に一発逆転はあるのか

お人よしな詐欺師達のでこぼこな活躍

彼らの物語 もっと読みたいです


ケン・フォレット著「巨人たちの落日」上・中・下 ソフトバンク文庫

2011-06-12 23:54:02 | 本と雑誌

ケン・フォレット著「巨人たちの落日」上・中・下  ソフトバンク文庫
ケン・フォレット著「巨人たちの落日」上・中・下  ソフトバンク文庫
ケン・フォレット著「巨人たちの落日」上・中・下  ソフトバンク文庫
ケン・フォレット著「巨人たちの落日」上・中・下  ソフトバンク文庫
ケン・フォレット著「巨人たちの落日」上・中・下  ソフトバンク文庫
第一次世界大戦が始まろうかという時代 ビリーは炭鉱で働きはじめる

姉のエセルは家政婦として働く屋敷の持ち主の伯爵の誘惑を受け妊娠し 父親に勘当される

伯爵は同時に妻も妊娠させていた

伯爵の妹モードは ドイツ人ワルターところで愛し合い秘密結婚をする

やがて開戦

ロシアは革命が進む

ロシア ドイツ イギリス アメリカ

それぞれの国の人々を描きつつ物語は進む

支配者側と支配された側の人々

時代は自由な平等な世界へと進もうとしていた

だが しかし

完璧な幸せなんてないけれど

古い時代に権力にしがみつこうとする者

本当の幸せを見つける為 道を切り開いていく者

百年三部作の第一部となる物語

読み応え あります


ケン・フォレット著 「大聖堂 果てしなき世界」 中・下 ソフトバンク文庫

2011-06-08 23:54:40 | 本と雑誌

ケン・フォレット著 「大聖堂 果てしなき世界」 中・下  ソフトバンク文庫
ケン・フォレット著 「大聖堂 果てしなき世界」 中・下  ソフトバンク文庫
ケン・フォレット著 「大聖堂 果てしなき世界」 中・下  ソフトバンク文庫
ケン・フォレット著 「大聖堂 果てしなき世界」 中・下  ソフトバンク文庫
愛し合いながら結婚に踏み切れないカリスは魔女の疑いをかけられ 修道尼への道を進む

マーティンはキングズブリッジを離れ やがて別の女性と結婚する

それぞれの問題を解決しながら別々の人生を進む二人を再会させたのは ペストの流行だった

マーティンは長い長い時間かけ 夢を実現させる

解説は 先頃不帰の客となられた俳優の児玉清さん

まずこの解説をお読み下さい

私が「大聖堂」を読もうと思ったきっかけは 海外ドラマを紹介する児玉清さんの映像でした

番組内で原作がいかに面白いかを語っておられました

読書人・児玉清さんの面目躍如な一文を是非読んで欲しいと思います


ケン・フォレット著「大聖堂 果てしなき世界」上 ソフトバンク文庫

2011-06-08 00:14:46 | 本と雑誌

ケン・フォレット著「大聖堂  果てしなき世界」上  ソフトバンク文庫
ケン・フォレット著「大聖堂  果てしなき世界」上  ソフトバンク文庫
ケン・フォレット著「大聖堂  果てしなき世界」上  ソフトバンク文庫
ケン・フォレット著「大聖堂  果てしなき世界」上  ソフトバンク文庫
「大聖堂」より少し後の時代
トム・ビルダーや義理の息子の子孫達は それぞれ聖職者 羊毛商人 そして建築職人として暮らしていた

いつの時代も繰り返される権力争い

ひどく愚かな

また美しい夢を持つのも人間

マーティンは先祖のように優れた発想し技術持つ職人になろうとしていたが
その才能を妬み足を引っ張る人間もいる
彼を愛するカリスは結婚には恐怖を覚えていた

誰かに隷属したくないー

カリスの女友達グウェンダは実の父親にならず者に売られながら 自分の手で愛する男性への道を切り開く

今後の波乱を予想させつつ物語は「中巻」へ続いていく


有川浩著「レインツリーの国」新潮文庫

2011-06-04 12:03:29 | 本と雑誌

有川浩著「レインツリーの国」新潮文庫
有川浩著「レインツリーの国」新潮文庫
有川浩著「レインツリーの国」新潮文庫
有川浩著「レインツリーの国」新潮文庫
有川浩著「レインツリーの国」新潮文庫
「レインツリーの国」は 耳が聞こえない娘ひとみが持つブログ

ひとみが書いた本の感想を読んだ伸行は それが自分にも強く印象残す作品だったことから メールを送り また彼女から返信があったりして 文章や感じ方 そうしたものから入り 好意を深め 直接会って話したいと願うようになる

私は健常者という言葉が障害者という言葉や〇〇が不自由な人という表現と同じくらい嫌いだ

時期を同じくして書かれた図書館内乱の作中に出て来る小説でもある「レインツリーの国」

意味ある仕掛けがなされている

有川浩さんはライトノベルという体(てい)をとりながら 文章で 「これ おかしいよ」と思うことを 作品や筋の運び
登場人物の言葉を借りて 訴え 闘っているように感じる

いつの間に こんなに使ってはいけない言葉が増えたんだ 日本?!

優しさとは何か
読んで考えてみてほしい

それが 何かを考えるスタートになると思います


高橋克彦著「源内なかま講」 文藝春秋

2011-06-02 14:36:52 | 本と雑誌

高橋克彦著「源内なかま講」 文藝春秋
高橋克彦著「源内なかま講」 文藝春秋
高橋克彦著「源内なかま講」 文藝春秋
平賀源内 葛飾北斎 十辺舎一九
他 実在した人物を中心に据え 広がる仲間(一味)の輪

美貌と口の悪さが魅力の役者 きらら舞を得意とする蘭陽は なんと料理屋を仕切ることとなり その準備中
平賀源内の実家ある四国へ一行は渡ることになる

旅では幽霊と遭遇したり 事件てんこ盛り

のどかに楽しく 珍道中

宝捜しの旅は 違う方向へ流れていくのでした

シリーズ五作目

できれば最初から読まれた方が 人間関係や設定も掴め 楽しめるかと思います