今や元刑事となった伊達誠一と堀内信也
このコンビが儲かりそうなネタを追い動き続けるシリーズ四作目
シリーズの始まりには一応警察にいた
しかし色々あって警察を追われ 伊達はヒラヤマ総業の調査員
仕事があれば伊達は堀内に声をかけ バディとして動く
今回は 会社が落札して物件に不当に居座る人間を追い出すこと
これが・・・・金塊強奪事件とその裏へつながることを嗅ぎつけてしまう伊達
金の匂い
彼らはこの金と消えた男を追って まずは大阪から九州は福岡へ
行く先々でいずれ海千山千な人間たちと言葉と暴力で渡り合い 負傷しつつ
淡路島 大分県の別府
ヤクザさん 半グレ 元刑事
事件は転がる
溢れる関西弁 関西弁ゆえに生まれるユーモア
そして地方の言葉〈これもガラは良くない 使う人間のせいで・笑〉
作中溢れる暴力に疲れなければ・・・
殆どの登場人物は暴力に屈するまでウソをつく
最初から本当のことを話す登場人物はごくごく稀だ
いずれ厄介極まる方々ばかり
対処しながら伊達は妻についての愚痴〈惚気のようでもあるが〉を 堀内に言う
妻の言い分も聞いてみたいものだけれど♬
解説は市田隆さん
このシリーズが続くことを楽しみにしていると 結ばれている
太く短くがあてはまるようでもある伊達と堀内
斬られたり 刺されたり 撃たれたり
作中でどんどん傷が増えていく
読む側は冷や冷やしながら 読み続ける
今度こそ危ないのではないかと
脇をかためる面々も個性豊か
綺麗ごとでは やっていけない世界は確かにある
残念で悔しくもあるが 綺麗ごとで護れないものも
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ごめんなさい