夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

マリーとトキと(窓ガラス越しに)

2018-09-25 09:40:16 | ペット





雨上がり 犬さん達が甘えて飛びついて どろどろの窓ガラスは無視(笑)していただいて^^;


庭を覗いたら 窓の前でマリーの体にトキが頭を乗せて 横になっておりました

ラン(白い秋田犬)は庭を見廻り中

番犬お仕事さぼりの二匹


この場所には よくランの上にトキがくっついているのですが マリーとトキというのが珍しい組み合わせでした

トキの方がマリーより年上なのですがー

そしてマリーがランともめる(たいていマリーがうるさいので ランに叱られる)と 何が原因であれ絶対にランの味方をするトキ
絶対に一番強いラン
いざとなれば強気のトキ

騒いで暴れて無駄にうるさく 「お静かに!」とランに怒られるマリー

その力関係が面白いです

中山七里著「能面検事」 (光文社)

2018-09-24 06:34:58 | 本と雑誌
能面検事
中山七里
光文社




本の帯から
{己の流儀を貫くだけだ
大阪地検一級検事・不破俊太郎。
孤立上等、抜き身の刀、肝炎無欠の司法マシンが、大阪府警の暗部を暴く!


どんでん返しの帝王が生み出したニューヒーローに魅了される。
一気読み必至の検察ミステリー}

{検察官は、一人一人が独立した司法機関だ。

巷を騒がす西成ストーカー殺人事件を担当している、大阪地検一級検事の不破俊太郎と新米検察事務官の惣領美晴。
どんな圧力にも流されず、一ミリも表情筋を動かすことのない不破は、陰で能面と呼ばれている。
自らの流儀に則って調べ始めるなかで、容疑者のアリバイは証明され、さらには捜査資料の一部が紛失していることが発覚。
やがて事態は大坂府警全体を揺るがす一大スキャンダルへと発展しー
警察内から裏切りと揶揄される不破の運命は、そしてストーカー殺人事件の思いもよらぬ真相とはー}




研修期間を終えて検察官補佐に回され ついた検察官の不破俊太郎から
「君のような事務官は要らん。出ていきたまえ」
と対面早々に言われてしまった惣領美晴
だがそこはからくもくいさがり三か月の試用期間を得た惣領

不破は何人に対しても表情を変えず その感情が読めないことからー「能面」などと陰で呼ばれていた
だが不破が感情を表に出さなくなったのには 過去にその顔色を容疑者に読まれたことにより情報を盗まれて
証人を死なせてしまったーゆえのこと

真実を追求し警察から送られてきても100パーセントの確信が持てなければ起訴しない
幼女を拉致し服役したことある男が今度は女児殺人事件の容疑者として送られてきたが
その男は確たるアリバイは示さず 殺人についても自分はやっていないーとのみ言う

不破自らが動き探り当てた真相と隠されていた犯人はー




この事件で不破が気になったのは消えた証拠

次に警察から送られた容疑者にも実はアリバイがあった
警察の中で何が起きているのか
何が隠されているのか

惣領を従えて真実に迫る不破だが胸を撃たれ病院へ運ばれる
手術を終え 目覚めた不破はまだ安静にしていなければならぬ身で動く

ストーカー殺人事件と思われていた事件は ストーカーをしていた男が犯人ではなくー

女性と一緒に殺された男性の方に殺される原因があった

立場を利用した死んだ娘の復讐



大抵の人間は組織に呑みこまれる
人間関係を円滑にする為に ならぬ事もなる事にしてしまう

保身の為の狡さも汚さも身につける

孤高の存在ではいられない


不破は権力にも上からの意向にもおもねることがない
それは検事の職務ではないからだ

安っぽい正義感に振り回されることなく事実のみを見る

もしもシリーズ化されるならば これから不破が惣領の影響を多少受けるのか 
それとも惣領が多少は不破の冷静さを身に着けていくのだろうか

辻堂魁著「科野秘帖 風の市兵衛 14」 (祥伝社文庫)

2018-09-23 00:53:02 | 本と雑誌
科野秘帖 風の市兵衛 (祥伝社文庫)
辻堂 魁
祥伝社



唐木市兵衛が親しくする医師の宗秀を仇と狙う赤木姉弟が出現する
矢藤太より話を聞いた市兵衛だがー

宗秀の過去ー
ある騒動で父を失い
その余波で養子に婿として入った家から 妻との離縁を言い出され 幼い息子を置いて土地を離れた

かつての盟友が斬られて宗秀を呼び 彼はその治療に赴く

蘇ってきた過去は かつての理想や正義から遠いものとなり ひどく生臭いものとなってしまっている

宗秀が手当てをした黒川こそが 宗秀が父親の仇と赤木の姉娘に思わせた人物
その実 黒川の手足となって動く男が姉弟の父親を殺したのだが


赤木姉弟と関わる人物の一人が同心・渋井の息子
この15歳の良一郎は 赤木姉ー理緒に惚れこむ

あくどい黒川は赤木姉弟の亡父が記していた科野秘帖に自分の正体が記されていることから 過去の悪行がばれてはと
配下にその奪取を命じた
この為 良一郎とも親交のあった理緒の弟は惨殺される

理緒も斬られるが 宗秀の治療で快方へ向かう

黒川との対決を選んだ宗秀に同行する市兵衛

黒川の配下の下衆な男・・・・・しかし腕はたつ 野卑にして馬並みの体力
なかなか死なない男だが 市兵衛の剣の前にとうとう やっとのこと斃れる




辻堂魁著「遠雷 風の市兵衛13」 (祥伝社文庫)

2018-09-21 22:22:03 | 本と雑誌
遠雷 風の市兵衛 (祥伝社文庫)
辻堂 魁
祥伝社




元京都町奉行の垣谷貢の息子で6歳の勝之助がさらわれ三千両の身代金が必要になる
事情も深くは知らされぬまま 矢藤太に乞われて垣谷の屋敷に向かった唐木市兵衛
貢の後添えとなり攫われた勝之助の母なる女性は 京で市兵衛が仕えていた主人の娘だった

縁ある女性の為にも勝之助救出に心を砕く市兵衛だがー

非は垣谷の家にこそあった

理不尽な目に遭った人間の身内がその恨みはらさんと徒党を組み計画したのだ


市兵衛が頼んだ人間が勝之助と一味の居場所を見つけるも 垣谷の家の者達は市兵衛をクビにし 狡い手を使い一味を闇討ちしようとはかるも
逆に殺され 貢も捕らえられ身代金は五千両となる

貢の長男は父と弟を取り返す為に身代金を運ぶことを拒む
老祖父母も後継ぎを行かせるわけにはいかないと


その情けない長男の身代わりに勝之助の姉が男装して自分が行くと申し出る


共に出かける前 市兵衛は勝之助の母親からある話を聞かされた



全てが終りー垣谷の家を去る母と二人の子供

乗った船を見送る市兵衛と矢藤太
矢藤太もまた ある昔話を市兵衛にする

市兵衛が京で暮らしたのは遠い昔となってはいたがー
彼が京を離れたのには それなりの理由があったのだった

一応 おでんは作ってあったのだけど

2018-09-21 15:31:35 | 子供のこと身辺雑記
今日は病院行きなので出たり入ったりでバタバタして あまり料理する時間がないと思って昨夜から作っておいたおでん



病院から帰ってきて焼き豆腐とタコだけ足して

姑の家にも届けてきます

病院横の薬局さんてば何かの機械が故障で3時間待ちという恐ろしい事態 
流石に待ってはいられないので(姑の家のお昼支度もあるし)
処方箋だけ預けて「あとで取りに来ます」

いくらなんでもできているだろうから^^;
夕方 姑の家に行く途中にヤマのようなお薬を受け取ってきます

家にはおでんがあるというのにー ちょっと買い足すものがあるついでにお肉屋さんに寄ったら きれいなスジ肉があり
ーああ蒟蒻やジャガイモと混ぜ込んで煮たら美味しいだろうなって・・・・・

ここは気持ちを押さえて 抑えて・・・・・抑え込んで
来週買いに行こうっと 自分を納得させたのでした・笑


ただいま スジ肉に未練募り中です


「だんだん集まる」-30-

2018-09-20 21:22:04 | 自作の小説
確かに仏壇の形で来るより嵩が少なくて・・・人間の姿の方が言葉も聞き取りやすい
「どう呼べばいい 人の姿・・・・かつては人間であったなら名前があるのでしょう」


「人であったのはあんまり遠い昔すぎて忘れてしまった
そう われはテレビの時代劇のちょっと仇っぽい姐さんが好きゆえに そういう言葉で話そう
だから 名前はお吟にする」


どうやら仏壇の形でいた時代に・・・かなりテレビ番組の影響を受けたらしい


ーと すぐにそういう姐さん口調になった

「あたしとしたことが 忘れてた  馬場の婆様がサ 
護りの呪文か 術かね
唐十郎さん 松琴さん 守人 それに雅子さんにかけたのよ
でも体力が足りないからー
いっちゃん元気な守人の生気というか そういうパワー借りて使ったみたいよ
眩暈しない 大丈夫」


か 勝手に使われていたのか・・・・・・

うん 何か 変だ 何か

「大丈夫じゃなかったみたいね  じゃまた」

お吟さんと名乗ることになった顔が遠ざかっていく


後で 僕は知った

母さんと雅ちゃんを捜しに行こうとした僕は 途中でぶっ倒れてしまっていたことを
僕の意識だけが浮遊して 千鶴さんの顛末を見て またお吟さんと会話していたのだ


此の世のモノでない者との遭遇にもかなりな体力が必要だったらしい
初心者の僕は力の配分がうまくないのだろう


散々雅ちゃんからいじめられた
「肝心の時に役に立たない 木偶の坊!」

はいはい 返す言葉もございません

千鶴さんは精神に異常をきたし入院することになった
暴れるので可哀想に薬を投与され拘束服を着せられているらしい


台風は天気予報が当たり段々村のある山を直撃した

広範囲に渡る土砂崩れで村は綺麗さっぱり無くなってしまったそうだ
村の住人は避難用にしていた街の集合住宅で生活することとなった

唐十郎さんは色々と大損害なのではーと思ったが

徳二郎さんと最後には長介さんもちょっぴり手伝った大きな商談とは 実に国が唐十郎さんが持つ不動産を購入するというもの
何かの資源が山に眠っているとかで 随分前から国があの一帯を欲しがっていたそうだ

「契約が済んでからの台風で良かった」
と唐十郎さんは しれっとしていた


「ああいう特殊な村はさ これからはもう無くなったほうがいいんだよ」と徳二郎さんも笑う

徳二郎さんは街のスーパーで働く女性と付き合い始めた

徳二郎さんは唐十郎さんから段々村の元住人が暮らす集合住宅の管理を任されている
長介さんは徳二郎さんの下で働くことになったらしい


「村のよろず屋さん」から解放された馬場鉄さんは病院の駐車場で働き始めた

それぞれに新しい生活に馴染もうとしている

加世子さんは徳二郎さんが別に任されている不動産会社の事務員として働くことになったらしい
「誰かを頼りにしたり あてにするんでなくてね 自分の足で立って 自分の力で生きていこうと思うの
母のようにはならない」

加世子さんは自分の母親を「ママ」と呼ぶのをやめた
千鶴さんのこととか色々ショックだっただろうに 彼女は随分と強い人間なのだった

加世子さんにうるさがられても 多岡さんは会いに行っているらしい

で 僕が一番気になる唐十郎さんと母の関係といえばー

「守人 君を産む前から会っていなかったのよ それぞれ別の生活があってね
今更 どうのって逆に鬱陶しいじゃない」
強がりなのか それとも本当に面倒なのか 母さんには自分から歩み寄ろうという気は無いらしい

「道の駅で千鶴さんからおば様と私を庇った時の唐十郎おじ様は格好良かったけれど
あと一押しが足りないんだわ きっと」
などと雅ちゃんは言う

その一押しの第一歩かどうか 唐十郎さんは母さんが暮らす街に家を建て婆様と住んでいる
僕は秘書として唐十郎さんの仕事を手伝い 婆様からは段々村の歴史を教えてもらっている


そして百羽の鴉はそれぞれ人の姿で遊びに来る
夢使いの深空野真夜さんは余りにも多くの存在(モノ)を身内にかかえすぎて パソコンで言うなら外付けのハードディスクが必要な状態
その外付けハードディスクの役割になれるのが僕だと鴉達は言う

ーああ やっと百の仏壇から解放されたと思ったのに

鴉達は言うのだ
「あんさん これから始まるんだっせ」


さて僕はどういうことになっていくのだろう

「まずは ようわからんモノがなんやかんやと集まってきますやろな」

「あにい 景気づけにまずは一杯」

「どうぞ これからも末永くよろしゅうに」

と仏壇から鴉に そして人の姿になったモノ達は言ってくれるのだった



(「だんだん集まる」終わります 読んで下さった方へ 有難うございました)

「だんだん集まる」ー29-

2018-09-19 20:44:44 | 自作の小説
人々の視線の先にいるのはー

僕の母と雅子の周囲を何か振り撒きながら千鶴さんがぐるぐる回っている

「動くんじゃないよ 逃げたら火をつけるよ ほうらほうら
これはよく燃えるんだよ
マルから出たらアウトだよ

ほ~ほっほほほほ~~~~」

千鶴さんは肩から大きなカバンを提げていて そこから何か入った瓶を取りだしては地面に撒いている
「動いたら松琴 お前と連れの娘にもふりかけるよ
お誂え向きにいい風が吹いている

火がついたらどうなるか 楽しみだねえ
ふははははは

ああ 楽しい
もっと早くこうすれば良かったんだわ

どうして思いつかなかったんだろう

そのつんとした 会うたびに人をバカにしたように見る冷たい瞳も
唐十郎が優しく見るその姿ぜ~~~んぶ 燃えてしまうといい
焼けただれて醜くなって・・・・・・

お前がこの世からいなくなったら 唐十郎はどんな顔をするだろう
いい気味だ

これも全部 お前が悪いのさ

戻ってきたりするから

馬場本家の持ち物は財産は全部 加世子ひとりのモノになるはずだったのに

だから加世子を産んだのに

どうしてお前は息子を送り込んだ

いつもいつも どうしてお前は邪魔をする

軽々と人のモノをかっさらっていってしまう

こっちはずうっと そのせいでイヤな思いをしてるのに


死んでしまえ 死んでしまえ

お前など~~~~~~」


けたけた笑っていたかと思うと地の底からの唸り声のような暗い響きの声になる千鶴さん


その頭上には黒い鴉が集まってきているのに気づいていない


ああ そうか 千鶴さんは見えない人だった
他の人にはこの異様な空が見えていないのか

鴉達は静かに そして異常な熱心さで千鶴さんを凝視(みつ)めている

僕は初めて鴉達を恐ろしいと思った


ーあ!暢気にしてる場合じゃないんだ
千鶴さんは母さんと雅ちゃんを燃やそうとしているようだし

僕が何かできないか考えている間に・・・・・・

唐十郎さんが千鶴さんが何かの液で作った輪の中に飛び込んできて母さんと雅ちゃんを背中に庇う
それは更に千鶴さんを逆上させた



「もう一緒に燃えてしまえ お前達みんな居なくなってしまえ」
どばどばと残りの壜の中身も地面にぶちまけ 千鶴さんは高笑いする
風は母のいる方へ吹いている
千鶴さんはニヤリと笑うとライターの火を持っていた何かの塊に移し 燃える塊を地面に投げつけた

炎は唐十郎さんや母へと向かうはずだった
一瞬 母がいる方へ向かった炎の壁は真逆へ方向を変える

炎は千鶴さんを包む・・・・・そうして勢いよく燃え上がる
千鶴さんの全身を焦がす
「ぎゃああああ~~~~~~!!!!!!」
千鶴さんの叫びが響く
千鶴さんが転げ回る

だが実は 炎は千鶴さんの心の中だけにしかない

空を覆う鴉達が見せている幻影
鴉達の羽ばたきで炎は消えていた


喚きながら転げ回る千鶴子さんを居合わせた人々は茫然と眺めている

人々には千鶴さんを包む炎は見えない

駆けてきた加世子さんが狂ったような千鶴さんの姿に悲鳴をあげた


自分の中での現実感の無さに僕は 自分が現実と夢の世界の両方と同化していることに気付く

ーよく気付いたー

声の方を振り向くと着物を粋に着崩した色っぽい女性が立っていた
ーこの姿で会うのは初めてになる 仏壇姿から鴉に戻り 鴉の姿に戻れたことで人であった時のことも思い出せた
全部 守人のおかげだ
だから教えにきた

我等は鴉として夢使いに引き取られたが それでも守人とはつながっている
いつでも行き来ができる


殺された鴉を扱う男と鴉達の話を覚えているか
鴉使いは守っていた村に恋人がいた
村の生き残りの中にはその娘もいて 娘のお腹には鴉使いの男の子どもがいた

だから漂う怨霊となったわれらは 鴉使いに従っていた鴉達は その娘と子供を守った

その子供の子孫が 鴉使いの男の血を引くのがお前だ 守人

更に言えば 鴉使いの男はな その前世のはるか昔に
非業の死を遂げてその魂が大きな鴉に変じたものでもあった

その者の幾度も転生した現在の魂の持ち主が夢使いの深空野 真夜(みそらの しんや)

だから お前達はリンクしている

我等は怨霊では無くなったが しかし縄網の家の千鶴は許せぬ
なんとなればな 昔 時の権力者にこびて その機嫌とりで
鴉使いとその鴉達を殺すと言い張り他の者を言いくるめたのが縄網の家のものであった


縄網の千鶴は棺野の血を引く松琴と守人に害そうとした
ゆえに千鶴への呪いは解かぬ

時に我等は非情のものとなるが なるが

これまでのいろんな経緯は別にしても我等はな 守人が好きじゃ
これだけは覚えていてほしい

それでな守人ー


「うん?」

ーまた遊びにきてもよいか こうして人の姿で来るゆえにー


今日はお天気です

2018-09-18 10:18:17 | 子供のこと身辺雑記
朝寝坊は大好きですが早起きは苦手です
今朝は粗大ゴミ当番で 絶対に寝坊できない5時起き☆

備えて 昨夜はいつもより少し早く12時より前に寝ました

晴れてそう暑くもなくて良い朝でした
真夏とか真冬の当番でなくて良かったです

粗大ゴミを仕分けする場所は田んぼのあぜ道を拡げた道路の奥にある公園の入り口
周囲の道路も狭いので 捨てなきゃいけない壜とか電池とか割れた物など提げて歩いて出て行ったのですが そんな狭い道でも車で捨てに来る強者もおりました

かと思えば手押し車に積んで幾度も来られる高齢の御婦人も

月に一度の粗大ゴミの日なのでかなりな量になっていきます

同じ市内でも姑の家がある地域は月に二度 粗大ゴミの日があるのですが

今年の隣保の役は私の隣家なのですが
この御方自分が役に当たっていない年は ゴミ当番に出てこられない

幾年か前の時に「わたし やればできるコなんです これからは出ます」
と以前の自分が役の年に言っておりましたがー
やはり他の人の役の時には当番に出ない


今朝 他の奥様(しっかりされてて かなり厳しいことも言うお方です)から 出てこないことを言われて
「これからは出ます」と宣言しておりました

他にも車の運転が荒いから 気をつけないと今に事故を起こすよ
家の前ももっと綺麗にしないとーるんぺんみたいやー
と 言われていたのでした

私が思うくらいだから他の奥様がたも目に余っておられたのだなって
ご近所の目は本当にこわいです


ご近所の道路の前は徐行しないと・・・・これはもうお互い様な用心なのですが 隣家の奥様は よくよく急ぐ用事が多いのか急発進 
急ブレーキが特技の運転をされていて

玄関の前に何故か段ボールやゴミが積まれて 風のある日 よその家の前に飛んでいっても片付けにいかない


忙しいのだろうなって見ておりますが

近所付き合い 大事ですよねーって
我が身も反省です

せめて家の周囲だけでも^^;きちんとしておかなくては


そして朝の数時間 粗大ゴミ当番に出ただけで 一日分の仕事をしたつもりになってしまっている私・笑

「だんだん集まる」-28-

2018-09-17 19:52:28 | 自作の小説
ーその意図ー
「気付いたか?」夢使いとも呼ばれる男は夢鬼に尋ねる
長い銀の髪 黒銀の長い爪 異形の姿の夢鬼は 夢使いの青年に対する時ひどく優しい表情になる

「似て非なる能力(ちから)の持ち主」

「うん」と夢使いの男 深空野 真夜(みそらの しんや)は頷く
「深空野と棺野の家の血は近いんだ 時々互いの家に相似形のように生まれる者達がいる
特殊な力持ち生まれる者は 時にその力ゆえに取り込まれ非業の死を迎える者もいる

もしも僕が何かの原因で消えたら・・・・・守人さんのところへ行くといい
彼なら 受け入れてくれるだろう

遠い未来に深空野の血筋が絶えても・・・・棺野の血を引く者が生きていればー」


「ゆえに我を連れて向かったか あの者のもとへ」

「うん 彼はまだ覚醒していない 自身の力には気付いていない
僕にも彼がどれほどの力を持つのか分からないけれど」

「無用な心配よ」と夢鬼は言う
かつては人にあだなすことを愉しんでいた夢鬼

人の夢を支配もした

それがこの夢使いの青年にはー

「案ずるな なにも 
我は多くのモノを滅ぼしてきた身ゆえ いつかは何者かに滅ぼされるのであろう
それも運命 

我はいま 夢使いと共にいるのが楽しいのよ」

「僕はこの身に多くの存在を抱えている 僕が消えた時 それらも消えるのだろうか
それとも誰かに 何処かにうつっていくのだろうか
もしくは世に溢れるのだろうか」

「此の世の果てのことなど 何者にもわかるまい
かようなことはな ジジイになってから悩め」
夢鬼は皮肉に笑い飛ばす

そうして彼等はまた誰かの夢の中へと消えていく


「夢使い」

2018-09-17 13:47:50 | 自作の小説
ひどく不思議な夢を見た

人間関係もはっきりしない

妹達になるのか それとも従妹とか親戚の子になるのか 私より年下の子たち
まだ小学校か中学に入ったくらいの年頃に見える女の子ふたりの世話を任されている

登校の為に集まる場所へ連れていくと 人間の女の子に見えるけれど 何かひどく禍々しく感じるモノがいて
私は一旦 二人を連れて帰り戸締りをする

気味悪いので家じゅうの窓も雨戸があるところは閉めて 無い所もレースと二重にかけているカーテンを閉め切る

年下の二人は一人はひどく怖がっているが もう一人は暢気にゲームをしている

私は女の子の姿をした邪悪なモノが家の周囲を何処か入って来られる場所は無いかと目を光らせて捜しているのを感じる

窓の外の格子に手をかけ揺さぶって外そうとしている姿

その窓はゲームをしている女の子の背後にある

私は追い詰められた気持ちになって じっとり汗をかいている

その光る眼を持つ姿は人間の女の子のモノは 私が普通の人間でないと気付いたと知って追いかけてきた


そのモノは一体 何なのか


にやにやした表情は いっそ愉し気だ

どんな残酷なことをしてやろう
家に入ってどんな悪い事をしようかと そればかりを考えているように思える


それは入ってくるのか 入ってきてしまうのか

恐ろしくて声を立てることもできない



ーとそれが「ギャッ」と叫んだ

恐々少しだけカーテンを開けて外を見る


光沢ある黒っぽい着物の青年が宙に浮いていた
それに向かって彼は静かに言った
「散れ」

それの姿に亀裂が入り黒い粉のようになり・・・・姿が消えた

目が合うと青年は穏やかに微笑んだ

「逃げ出したモノがご迷惑をかけました もう大丈夫ですよ」

まだ声が出せずに心の中で 私は思う
「あなたは誰?」


その声が聞こえたかのように 青年が答えてくれた

「夢使いーとも呼ばれています」
微笑んで一礼して 青年の姿は消えた

「だんだん集まる」-27-

2018-09-17 00:53:32 | 自作の小説
深空野真夜(みそらの しんや)が彼の夢の中へ消えたあと 道路を塞いだ岩は無くなり 車は道路に戻っていた

けれど もうあの仏壇たちはいない
彼のもとへ行ってしまった


段々村へ戻っても彼等には もう会えない
そのことがひどく寂しい

立ち止まっていても仕方ない


母さんや雅ちゃんにも心配をかける

今度の事はいずれ全て夢の中のことであったのだと思える日が来るのだろうか
それとも


急に降り始めた雨がどんどん烈しくなってくる
前に進もう
とにかく前へ

深空野さんの言葉「その周囲に何か危険な気配がするからー」というのも気にかかる

まだ・・・何か起きるというのか

僕の車は母の車からどのくらい遅れているのだろう

街に入る前の峠を抜けたあたりの道の駅などに トイレ休憩で寄るだろうか

少々の台風が来ても街へ入れば 少しは安全だ

天候の急激な変化とは別に僕は胸騒ぎがしてならなかった
ひどく・・・・ひどく嫌な予感がする

携帯電話には何の連絡も入らないが

引退した気象予報士 お天気おじさんの言葉を思い出す
お天気は予報が外れたとは言わない ずれただけ


この嫌な予感がずれていてほしい

峠を回れば・・・・・雨は小降りになってきた
向こうの空には青いところも見える

まだ台風が来たんじゃなくて悪天候だっただけなのか

念のため 母の車が無いか道の駅に寄ってみた


渋滞に引っかかってもいいように 母は2時間に一度はトイレ休憩をとる
遠出した時にはサービスエリアやドライブインでちょっとした買い物などもよくする

誰かへの土産とか自宅用とか

トイレ休憩だと半時間
食事もすると1時間はつぶれる

段々村からの避難バスも高齢者が多いからトイレ休憩を取る確率は高い
まして避難でひきこもる可能性もあるから皆そこそこに買いこんでいるかもしれない


勘は当たって大型用の場所にバスが 建物に近い位置に母の車があった

そこから僅かに離れた場所に馬場鉄さんの車もある

近付けば後部座席で千鶴さんが寝ていた

馬場鉄さんの車が見える位置に 僕も車を置いた
トイレに行き売店へ入る

案の定 母も雅ちゃんも精算の為に並んでいる
他にも幾つか袋を提げている

「鍵貸して 車に積んでくるよ」

二人が持っている荷物を車に積みにいくと 馬場鉄さんの車の中で眠っていたはずの千鶴さんがいなくなっていた

あれから目が覚めてトイレにでも行ったのだろうか

気になって馬場鉄さんを捜すと 避難バスの段々村の住人や徳二郎さんと合流して食事中だった

車から千鶴さんの姿が消えていることを教えると 少し馬場鉄さんの顔色が変わった

酔いどれ千鶴さんは昨夜も 馬場鉄さんの車の中でも いかにして僕の母をひどいめにあわせるかばかり話していたそうだ


道の駅に着いて 馬場鉄さんが「トイレに行かないでいいのか これから食事をする」
そう声をかけてもイビキをかいて寝ていて起きなかったと

僕が見た時も眠っているように見えた

車に買った荷物を積んで僕が戻ったら一緒に冷たいものでも飲むかアイスクリームでも食べようと言っておいた母と雅ちゃんの姿も見えない

これが気にならなかったら 馬鹿だろう

馬場鉄さんと少し離れた席に婆様と座っていた唐十郎さんも僕らの様子を怪訝に思ったのか 立ち上がり僕達の方へ歩いてきた

事情を説明すると大事に至らぬうちに捜そうーと当然の結論
唐十郎さんは婆様に話に行き 僕と馬場鉄さんと徳二郎さんはそれぞれ捜しに出た


空は又 少し曇ってきている

風も出てきた

今日は妙に落ち着かない天気だ


バササ・・・・・羽音を聞いた気がして空を見上げる

何も見えない

仏壇だった鴉達とは別れたんだ
戻ってくるはずもない

そこそこに広い道の駅
僕を待つとしたら店の中か 母の車に行く僕が見える通路・・・

その母と雅ちゃんを千鶴さんが見つけたとして それで逆上した「やったろか!」なんて気持ちになったとしたら どう行動するだろう

逆にどうやったら何を言ったら千鶴さんは母と雅ちゃんに自分が思う行動をとらせることができる?

そこを考えながら僕は捜した

人々の話し声に耳を澄ませる

千鶴さんか母か雅ちゃんの声が聞こえないかと


また バササ・・・羽音がする

音のした方が気になり そちらへ歩いていく

すると またバササ・・・・・・


そちらへ人だかりがしていた


遠巻きに何やら指差し固まっている人々

「だんだん集まる」-26-

2018-09-16 12:47:06 | 自作の小説
「フヒャ~~~~♪ モット トバシナハレ」

「キモチ エエナア  ゴクラクゴクラク」

「キュウニ ソラガクラクナッテキタケド ダイジョウブ」


「ホンマヤ ダイジョウブデッカ」

最初は喜んでいた仏壇達が不安げな声をあげはじめる

台風が来るまでには それでもまだ一日の余裕があるはずだ
かなり遅く進む台風だから大きな被害が心配される予報だったはず

だが 空はまだ昼だと言うのに墨色を通り越したどす黒い真っ黒さに変わりつつあった

風も強くなってきている

落ちてきそうに分厚く重たげな雲が空を覆っている

午前中の青空は何処へ消された

大丈夫だ 落ち着いて運転していれば必ず安全な場所まで行ける

無理に速度を上げる方が危ない

おたつかない

深呼吸一つ 前をよく見る

その前に・・・・・・岩が転がり落ちてきた

狭い山道 急ブレーキを踏む

車は半ば道から外れた

そこに強風
仏壇を繋ぐロープが外れ 仏壇が転げていく

道の脇を流れる水嵩を増やした川へと

急いで車を飛び降り ロープの端を掴む

腕が引っ張られる
川へと

道端から川の上へ身を半ば投げ出す形になる

仏壇達が叫ぶ
「アンサン ナニシテハルンヤ  ソノテヲハナシナハレ」

「アホウ ニゲルンヤ ニゲテオクレヤス」


「ワテラハ ダイジョウブ」

「モトカラ イキテヘンシ ドウニデモナルンヤカラ」


「モウジュウブン マコトハミセテモラッタ」


「は・・・離すか! 見くびるなよ これっくらい」

「ムチャスギマッセ」


「若いうちに無茶をしろって言葉があるんだ」


「ソレハ ムテッポウー」


「主人公が無鉄砲ゆえに{坊ちゃん}は名作になったんだ」


「アニイノハ タダノオオバカヤロウデスゼ」


それでも仏壇が流れ始める・・・・・・
駄目か

「頑張るんだ!仏壇の溺死体なんて洒落にもならない」

両腕に力を込めても込めても流れに引っ張られる

ああ もっと体を鍛えておくんだった


ーと腕が軽くなった

見知らぬ男が傍らに膝をついている 彼が僕の腕に手を添えているのだ
「貴方は?」

光沢ある黒っぽい着物ーなのに裾が乱れていない
何だろう この非現実感はー


この男は本当にここにいるのか
それとも・・・・


ああ 少し長めの髪の毛も風にそよいでいない
一体ー


会ったことはないはずだ
なのに何故か見覚えもあるような 妙に懐かしい気持ちになる

「もう大丈夫だ 君は僕の夢の中に取り込んだ」
そう男が言った


「夢?」
非現実感の中で僕は問い返す


「そう・・・やはり初めましてーと言うべきなのかな
僕は深空野 真夜(みそらの しんや⦆ 僕と君の母親が又イトコになる
つまり僕らは親戚だ


僕に見覚えはない?

僕らは幾度か夢の中で会ったことがあるんだけどね」

夢は起きたら忘れてしまう いちいち覚えてはいられない

ーと仏壇に変化があった

「モリトボン イママデオオキニ」

「モウ ワレラノコトハダイジョウブデス」

「オオキニナ オオキニ」

ぱたぱたと羽音 広がる黒い翼

黒い仏壇は大きな黒い鴉になり大空へ羽搏く

「君たちは!」

僕の手の中のロープが消える
水中に没しかけていた仏壇達は どんどん鴉に姿を変えて川面から飛び立つ

「ワレラハ ワスレテシモウトッタンヤケド ソノムカシ カラスヤッタ」
「ヤット オモイダシマシタ」

「オオキニ ニンゲンハワルイモンヤナイ」
「アニイ アッシハ アッシハ」

「そうだったんだ 思い出せて良かったね」
僕にそれ以外 何が言えただろう

「モリトボンノオカゲデ ワレラハサガシテイタオカタニアエマシタ
ホンマニ オオキニ」

「アニイガ ダイスキデシタ」

「オワカレデス」

僕の横に現れた男が天に向かい腕を伸ばす「さあ 来い!」
百羽の鴉は男の腕の中に吸い込まれた

硯の墨をひっくり返したように流れる空
ゆるぎもせずに立つ長身の優男

その手の中に鴉が消える・・・・・

そして一羽もいなくなる
全部消えてしまった

僕と目が合うと深空野 真夜(みそらの しんや)と名乗った男は微笑んでこう言った
「僕は昔 大きなカラスだった事があるので」

「あの貴方は一体ー」
問いかけると


「僕達の一族は 守人さんの棺野の家にしても 僕の深空野の家にしても ちょっと個性的だよね」
明るく笑って答える
続けて
「松琴さんは僕の母を訪ねて来てくれたんだけど 母は直接には会えない状態で 僕が代理で話を聞いた
松琴さんは母とは暑中見舞いとか年賀状のやり取りはしていたそうなんだけど

僕は小さい頃から もう少し年齢を重ねた守人さんに 幾度か夢の中で助けられている
夢の中では時空が捻じれることもあるから

守人さんはこれから夢の中でまだ幼い僕と出会うことになるのだろうね

夢の中の守人さんは僕の名前も知っていて
ーこっちだ こっちから抜けるよー
なんてね 僕がもう駄目だーと思った時に僕を夢から抜け出させてくれた

僕は夢の中で 守人さんは誰なんだろうーとずっと思っていた

本当に現実に存在する生きている人間なのかなって

やっと謎が解けたよ」

そう嬉しそうに笑う深空野さんは更に言う

「これで最初はごくごく普通の平凡な人間だったんだよ
それが不思議な夢や 夢からのちょっかいを退けるうちに色んな存在(モノ)を取り込むというか この身のうちに棲まわせるようになってしまった

今度は現実に会おうね 守人さん

今迄 カラス達 いや仏壇の世話をしてくれて有難う
このコ達はこれからは僕が引き受ける

守人さんと僕は何処かでつながっている

夢の中でもこれからも会えるだろうと思う

できるだけ僕の事情の中に守人さんを引き込まないでいたいとは思うけれど


どうか気をつけて 守人さん

僕の夢の中を出た後も その周囲に何か危険な気配がするからー
じゃまた」



そして深空野さんの姿は遠ざかっていく
着流しの美丈夫は






ひどく大雑把な・・・・・・ 最終回の筋など ざっくりと

2018-09-16 10:32:37 | テレビ番組
「dele」最終回 良い終わり方だなって思いました

生前に登録しておくと死後にデジタルにある記録フォルダを削除してくれる会社があり 病気の為に車椅子を使う坂上圭司(山田孝之)が経営している
彼の代わりに調査するのがただ一人の従業員の真柴祐太郎(菅田将暉)

依頼者の仲介窓口もするのが圭司の姉の弁護士でもある坂上舞⦅麻生久美子⦆


真柴の妹は14歳で病院で死んでいる
新薬の実験に使われた挙句の死で病院の不誠実な態度に 祐太郎の両親は事実を明らかにすべく訴訟を考えていた
ところが病院側に雇われた辰巳弁護士に祐太郎の父親が渡した写真がネットに流され悪用されて
真柴一家は死んだ娘を利用して金儲けをしようとしている・・・・・他 あらゆる悪評をネットやマスコミに広げられる


坂上姉弟の父親だった弁護士は清濁併せ吞む仕事ぶり


姉は父親の負の部分も呑みこみ受け止めたうえで 自分は正しくあろうとする生き方を
弟は父親が許せなかった

だが気付く
死んだ父親は もしや自分の難病を治療する薬ができないか 見つからないか
その為の手段で 色々悪い事をやっている人間の仕事も引き受けたのではないか
自分への愛情 自分を救いたい気持ちからだったか


人を犠牲にして何とも思わない大物政治家がいる
その男は部下を使い 真実を追求しようとする祐太郎の動きに気付き
圭司の会社にも乱入 攻撃を加えてくる


辰巳の葬儀にその大物政治家が来るだろうと乗り込む祐太郎
他の手段持ち圭司も現れる

そしてー


真実を明らかにすることで圭司は姉の舞に迷惑をかけることを言うが 舞はむしろその選択を喜んでいた
姉弟揃って正義の人
そして苦悩を味わった祐太郎への愛情

何を犠牲にしても真実を明らかにする


葬儀会場に流れる祐太郎と大物政治家さんとの会話
それはその政治家が真っ黒であることを示すもの

その会話を聞いた喪主である辰巳弁護士の息子は祐太郎に謝る

彼の父も罪悪感にとらわれていたこと
だからこそ圭司の会社に自分のファイル(大物政治家との会話 彼こそ黒幕となる動かぬ証拠も含まれるデータ)を預けたのだろうと
真実が明らかにされることを望んでいたのだと


一家が背負った苦しみゆえに 妹の死すら素直に哀しめずにいた祐太郎は 大物政治家が追及され 真実が明らかになったことで
素直に妹の想い出と向き合うことができるようになる

圭司の会社に退職届を出して妹の墓参りに行く祐太郎
「行くところができたんだ」と言って墓地を後にする

彼が向かったのはー


大物政治家の犯した罪に坂上姉弟の亡き父も関わっていたことが周知の事実となり 舞の弁護士事務所の依頼人は激減する
圭司の会社の依頼人も

だが圭司はくじけていない
生前データ消去の仕事だけでなく 新しいアプリを作っていた
自分のデータを死後に渡したい相手に届けるというもの

「優しい(仕事)」に思えると評する姉の舞


そして退職届を出していなくなった祐太郎の消息を案じていると

ドーナツの入った紙袋をかかえて ドーナツを食べながら祐太郎が入ってくる

やめたはずではーだからの退職届と驚く姉弟

祐太郎は言う
仕事のキャンセル続きで収入が減っているんだから 暫く無給でいい
儲かりだしたら雇ってくれ(給料をもらう)


そこに仕事が入ってきたー


坂上姉弟と祐太郎の心のつながり
それぞれが関わり始めてからの互いへの影響と変化がが良かったです

前向きな終わり方だし


不安要素としては 大物政治家さんがこのままつぶれたままではいないだろうーって圭司の予測

いつか その逆襲はあるのでしょうか

大物悪々政治家さんを演じていたのは麿赤児さん
気の良い親父さんを演じても 凄味あるおっそろしいお方を演じても どちらも似合うお方です

美味しい食パンをいただきました

2018-09-16 10:22:12 | 子供のこと身辺雑記
近所の奥様から高級食パンをいただきました
その方はテレビを観ながらちぎって食べるのが好きーと








なま食べオススメ食パンなのだそうです

それも美味しそうだけど ふっわふっわで

厚めに切ってトースト


次は真ん中に卵とかチーズとか置いて焼いてもいいかなと