夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

作ったものから

2024-03-15 19:11:17 | 子供のこと身辺雑記

フライパンを買い換えた

ホームセンターさんで安売りで♪

長く使っていたものが やたら焦げ付くようになり そのうえ重い

思い切ることにした

深さあり径28センチ なかなか使い勝手がいい

骨付きもも肉に塩胡椒まぶしておいたのに 小麦粉ぱたぱたして焼き付けてみた

キャベツと角切りベーコンとブロッコリーを炒めたのの上に

 

長男の昼食に 食パンはオーブントースターで焼いてブルーベリージャムのっけて

 

茄子を縦半分に切り 格子状に切れ目を入れて フライパンにサラダ油を入れて焼く

オーブントースターの皿に茄子を並べ 味噌〈白味噌・味醂・酒・砂糖を混ぜて加熱したの〉を塗り 10分ほど焼いたの

 

肉じゃが

 

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あさのあつこ著「野火、奔る〈のび、はしる〉」 〈光文社〉

2024-03-14 09:50:00 | 本と雑誌

 

 

「弥勒」シリーズ12作目

本の帯には

ーあさのあつこが とまらない

読めば読むほどスリリングー

ーひりつく男と男

ニヒルな同心木暮信次郎X元刺客の商人遠野屋清之介

尋常ならざる者たちの本性に迫る

「遠野屋」を次々と襲う不穏な動き、

血の匂い、底なしの闇。

炙り出される真実とは?ー

 

今は遠野屋で住み込みで働くおちやだが 八代屋へ引き取られ娘として育てられた

そして遠野屋との縁談を持ち込まれたのだが

おちやを引き取り育ててくれた先代は横死を遂げ 様々なことのあと

おちやは遠野屋で働くことを選んだのだ

そのおちやに八代屋の手代の井平が町なか近づき 強引に連れ帰ろうとする

居合わせたおくみと逃げ帰るおちやだが

 

いっぽう遠野屋の大切な荷を積んだ船が行方しれずになる

誰かが動いているのか 思案に沈む遠野屋の主人清之介

 

匕首で殺された男がいる

死体の検分をする木暮が気づいた妙なこと

再びおちやがかどわかしにあい 一緒にいたおくみも酷い傷を受ける

 

八代屋の主人の長太郎はさらってきたおちやが言うことをきかぬことに逆上し 襲いかかる

商売の才も無く 望む縁談も破談になりそうで そのことごとくに遠野屋と比べられてのことと・・・・・

自尊心ばかり高い男の僻み心

それを利用し遠野屋を潰しておきたかった人間

彼らの仕組んだこと

その将来〈さき〉までも見抜いていた木暮

 

事は一旦解決したが 物語の終わりはまだまだ不穏なものを見せている

底に隠れているモノは ひどく恐ろしく残酷であるかもしれない

はたして みんな幸せ 大団円ーなんて終わり方をこのシリーズは迎えることができるのだろうか

それとも誰かが欠けるのか・・・・・

ゆえにこわいものみたさで 読み続けてしまうのかもしれない

 

 

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柴田よしき著「別れの季節〈とき〉」 〈ハルキ文庫〉

2024-03-14 09:35:08 | 本と雑誌

 

「お勝手のあん」シリーズ第9作目

父親に売られた小さなやせっぽちの女の子やす

手違いから旅籠の下働きにと

そこで品川で旅籠をする紅屋の大旦那様の目にとまり 紅屋の下働き

お勝手女中として住み込みで働けることに

紅屋ではおなかいっぱいご飯を食べることができた

それまでの暮しは ろくに金をいれない父親のため 母親違いの弟と何か食べるものを拾って工夫して・・・どうにか弟に食べさせる

 

紅屋の料理人の政一は やすの料理人としての才を大切にし導いてくれる

努力と精進を惜しまなかったやすは 料理人としての職

認められてこれまでは住み込みであったけれど 通いの人間になる

いっぽうやすの大切な友 お小夜は産んだ子供のことで悩んでいた

お小夜の夫は子供の為に大きな決断をする

その大店を親戚に譲り 人目も多い江戸から長崎へ移り住むということ

一緒に長崎へ行かないかーと お小夜はやすを誘う

迷ったけれど やすは自分がどう生きたいかどうなりたいのか考えての決断

お小夜も受け入れてくれた

 

幕末近く 時代も進んでいきます

市井の人々も感じずにはいられない世の変化

これから更に激動の時代を迎えることになるのですが

 

 

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すべては・・・春のせい・・・にしようか

2024-03-14 09:12:20 | 子供のこと身辺雑記

おかずを作る時に お肉屋さんでもらったカレンダーを参考にしたり 真似っこすることも多いです

お♪丁度この材料ならあるぞーってな感じです

牛肉と小松菜の甘酢醤油炒め 作ってみました

 

今週は雨の日が多くて

ある日などには 姑の支払いで四か所ばかし回らないといけなかったのですが 病院関係は午後から数時間休み時間に入るので 午前中に支払いに行き それから他市までバイパス走って その行がけに反対側〈つまりは帰りに通る道〉で事故あって車線規制中

渋滞しておりました

用事を済ませた帰路 案の定まだ渋滞はしておりましたが どうにか動いてくれていて

〈車線規制の箇所でまだ事故車らしいのが4台ばかし それを運ぶらしい車両とが待機中でした〉

 

バイパス下りれば丁度12時過ぎたところ

次の目的地 銀行は13時まで休み時間

書店で本買って お昼を食べたら丁度良い時間潰しができると ちゃっかり外食決め込んじゃいました

醤油ラーメンとハーフサイズの炒飯のセットです

 

姑のことで銀行さんでしないといけない手続きがありまして

終わって帰宅すると午後3時過ぎ

だけど用事を片づけられてほっとしました

 

年度かわりの時期で 長男もあれこれ忙しく

パソコンでオンラインとか 職場と連絡や書類の手続きとか

面白かったのがオンライン中 〈長男は自宅からだから かかってきた電話の音が入ることも〉

相手側〈職場〉画面には突然奇声をあげて入ってきた人物映り・・・・

すぐに解決したらしいですが

終わってから長男「こんなん初めてや」

でも誰だったのでしょうね 謎の奇声あげ侵入者

長男の職場はいたって真面目な〈そうじゃないと困る〉所なのですが

春・・・だからでしょうか

 

 

 

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小路幸也著「花咲小路二丁目の寫眞館」〈ポプラ文庫〉

2024-03-12 16:48:05 | 本と雑誌

 

 

 

寫眞館の就職で当日採用

スタジオの二階に住み込みOKという願ったりかなったりの職場を得た桂樹里〈かつら じゅり〉

何故か写真館の主は撮影しない・・・・・

それは彼が人物を撮影すると不思議なモノが写るからーーーーー

確かめようとした写真館の主・・・久坂重〈くさか じゅう〉と樹里は 過去へとタイムスリップ

 

そこで樹里の母と久坂寫眞館に関わりあったことが判明

トラブル解決の為に久坂はある人物を頼った

 

再び現代に戻った久坂と樹里

今度は過去にトラブル解決に動いてくれた人間ともども 三人でまた違う過去へタイムスリップしてしまう

 

アーケードが燃えた商店街の火事の真相

犯人は誰であったのか

 

花咲小路シリーズ

ちょっと不思議で実在してほしいような街の物語

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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半額・・・嬉しかったんです

2024-03-09 16:19:44 | 子供のこと身辺雑記

早くも筍が売られていて・・・しかも半額!これは「買い」だわ♪と 見切り品ワゴンから手に取ると・・・鹿児島県産

亡き母は鹿児島県出身・・・戦時中には祖父の実家ある指宿に疎開したこともあった・・・そんな話も聞いたことがあります

たとえ見切り品でも買ってすぐ使うぶんには絶対平気とひとり決め・爆

厚揚げ・インゲン豆などと炊きました

今年お初の筍さん

美味しかったです

 

午後イチで出かける予定があったので 朝食の片づけ終わると すぐパンは卵と牛乳・蜂蜜など混ぜてバニラエッセンスふりかけた液に漬ける

じゃがいも・卵を茹でてる間に キュウリとハムを切ってサラダに

こうしておけば 十分液に浸ったパンを焼くだけ

パンはヤマザキさんの 塩バターフランスパン

焼くだけでも美味しいので好きです

お値段もね お手頃ですし

〈ここ!重要です〉

 

小松菜と豚バラ肉を炒めただけ

味付けは塩胡椒と牡蠣だし醤油

 

姑の家に行く途中の道で見つけた台湾カステラのお店

しかしこの日は台湾カステラが店頭に無くて ケーキとパイを買って帰りました

次回リベンジするのだわ

 

煮込みハンバーグ 早めに作っておいて耐熱容器に移して保存

この容器は電子レンジ調理もできるシロモノなので

食べる前に電子レンジ加熱したら 美味しさが増す

〈・・・ような気がしています あくまで個人の感想です・笑〉

 

調理に使ったストウブのブレイザーソテーパン

お気に入りの鍋の一つです

 

オマケ♪

 

台所と食卓の間に両面の食器棚とローボードがあって

ローボードの上に果物とか 長男のおつまみ用のお菓子ほか ごちゃごちゃ置いています

〈生活感がひどすぎるーー;〉

食卓から台所側にある炊飯器置いた台まで 飛び移る遠慮ない麦丸クン

更にカーテンへ飛び移り 上までのぼっては・・・・猫なのに 降り方が無様です

カーテンがいたむ

まあ そこも可愛い・・・などと飼い主バカしておりますが

 

 

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別冊 暮しの手帖  台所と暮らし  〈暮しの手帖社〉

2024-03-08 16:03:44 | 本と雑誌

 

 

表紙を開いて こんな言葉が目に入ってきます

「これは あなたの手帖です

いろいろのことが ここには書きつけてある

この中のどれか一つ二つは

すぐ今日あなたの暮らしに役立ち

せめてどれかもう一つ二つは

すぐには役に立たないように見えても

やがてこころの底ふかく沈んで

いつかあなたの暮らし方を変えてしまう

そんなふうな

これはあなたの暮しの手帖です」

「台所は暮しの工場です

台所は暮しの心臓です

そこで暮しをうごかす力が作られ

そこから家中みんなにゆきわたり

そしてまたそこへかえってゆきます

このちいさな場所に日があたり

このちいさな場所に歌がひびき

このちいさな場所に微笑があるかぎり

暮しはさわやかに回転してゆき

明るい明日が 明るい今日につづきます」

ー1993年「暮しの手帖」第1世紀69号

「ステンレスの流しの研究」よりー

 

そしてあらためて表紙を眺めれば こんな一文も

ー健康や楽しみ、会話や笑顔・・・・・・「大切なもの」は台所で作られるのですー

 

本の内容は 「暮しの手帖」に長く携わった大橋鎮子さんが暮らした家の台所

また料理などに関わる方々の台所

それぞれの方の家へ台所へ寄せる思い

少し昔の日本の家の台所

 

台所のための縫い仕事

 

台所掃除の基本

 

主に台所についての様々な記事 エッセイ

そんな特集号

 

私は専攻が家政科で 住居学なども講義を受けて

その頃の理想的なキッチン配置なんて図面も課題で描いたことを思い出しました

台所は いえ生活は便利な道具に囲まれていて ある程度の広さは必要なものです

明るさ 風通しの良さ

清潔が保てて

 

けれど そうした便利さだけでは得られないモノもあるかもしれません

台所エッセイ 岡根谷実里さん「草原の台所」

中央アジアに位置するキルギスで出会った暮しについて書かれています

夏でもダウンジャケットが必要なほど寒いそうです

遊牧。。。。ポズィという移動式住居では まず水を確保しないといけません

移動式なので水道などないからです

 

もしも興味がおありなら↓キルギスについて

キルギス - Wikipedia

 

 

スイッチを押せばなんでもできる 街の暮しとは異なり

その不便さを愉しむように暮らしている人々

 

少し前にキルギスに触れたテレビ番組を観ていましたので 読みながら TV画面で観た景色が蘇ってきました

街であっても廃墟のような場所もあり それでも国を離れず 自分の国が好きだから

頑張って逞しく生きている人々

 

人が生きていくうえで 何よりも台所は安心できる場所でありたいなどとも思います

 

日々の暮らしを大切に・・・・・なんてね

ちびっとだけ?!思ったりして

だけど人とは忘却し続けるお気楽な生きものでもあったりする・笑

 

 

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平野稜二作「鬼滅の刃 外伝」ジャンプコミックス〈集英社〉

2024-03-07 20:25:38 | 本と雑誌

 

本の内容紹介から

ー水柱・冨岡が出会ったマタギの娘・八重は父の仇を討つため山に入るが――!? そして、炎柱になる前の煉獄と鬼との戦いの行方は…。『外伝』二本、炭治郎たちの“ゆる”活劇譚4コマ『きめつのあいま!』も完全収録の公式スピンオフ!!ー

 

 

なんとなく・・・「鬼滅の刃」熱の名残りで手に取ってしまった

キャラが動いているのが楽しかったです

 

 

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野田サトル作「ゴールデンカムイ 31巻」 〈集英社〉

2024-03-07 20:10:58 | 本と雑誌

 

 

 

 

第303話 暴走列車から第314話大団円 までを収録

 

列車内で鶴見に従う兵士たち

土方ほか男たちの死闘 その死にざま

この戦いにヒグマまでもが特別出演・・・・・

闘いを更に血なまぐさいものとする

 

主役は・・・不死身だった

杉元とアシㇼパも落ち着くべきところに落ち着き

 

脱獄王白石も・・・よぉくぞ生き残った・・・

うん なかなかいい終わり方であったと思います

 

既に作者は新しい物語「ドッグスレッド」に とりかかっており

2024年1月2月と続けて1・2巻が発売されております

 

 

 

 

 

 

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吉永南央〈よしなが なお〉著「薔薇色に染まる頃」〈文春文庫〉

2024-03-06 21:11:49 | 本と雑誌

 

珈琲豆と和食器の店「小蔵屋」の店主の杉浦草〈すぎうら そう〉は若い時の離婚で別れた夫の方で育てられた男の子が・・・まだ幼い時に死んでしまった

その子の面影をずうっと追っている 心の底に置いている

人は誰しも「もしも」 そういう思いを抱いて生きるものだから

たとえ幾つになろうとも

器のことだけ商売のことだけ 考えて生きていけるわけでもない

だから人は期せずして厄介ごとにも巻き込まれる

いろんなものを背負ってしまう

 

ある品を受け取りに出かけた先で・・・気にかけていた若者ユージンが死んだと教えられる

堅気ではない父親を持ちどうにか生き抜いていたらしいユージン

草はユージンから もしも自分が死んだ時には・・・と 頼まれていた事があった

隠し場所からその品をどうにか届け新幹線で京都に向かう途中 その車内で女性から 連れの男の子を頼まれる

その女性は男たちに追われていて 駅で血を流し倒れた

草は男の子を守る逃避行を始める

幾人かの力を借りて なんとか男の子を守り抜くが・・・・・・

 

草を助けてくれる面々も心強い

酷い父親を持ってしまった子供たちの逃避行

 

そして男の子を迎えに現れたのは・・・・・

 

どうやって逃げるか・・・ってハラハラしながら読み急いでしまいます

 

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松嶋智左〈まつしま ちさ〉著 「巡査たちに敬礼を」〈新潮文庫〉

2024-03-06 11:31:18 | 本と雑誌

 

 

御津雲〈みつくも〉署を舞台に描かれる連作短編集

「障り」で少女だった淳奈が最後の「署長官舎」では交際中の男性が存在し結婚を考えるまでとなっています

 

「障り」

槙田水穂 5年目になる交通総務係の係長

御津雲署では監察が来ると大騒ぎに

監察の一人は水穂と同じ「槙田」姓の女性・結衣だった・・・・・

いまも娘の淳奈のことを考えて別れた夫の姓をそのまま名乗っているが

離婚した夫は 若い女性と結婚 それが結衣

 

やがて水穂は自分こそが調べる対象であったのだと知る

 

 

「罅」

レッカー移動取り締まり中に 警官が気づいた「ある異常」

その車を取り戻したかった「ある理由」

誰かを助けるために警官がとった行動は・・・・・

 

 

「拝命」

警察学校の生徒たちが遭遇した事件

自分たちにできることを・・・・・

生徒たちを温かく見守る指導者たち

 

「南天」

交通事故はよく起きる

その被害者たちに毎回寄り添いすぎては警察官といえど身が持たないだろう

それでも同じ人間なのだ

気遣う心が失われてはならない

 

 

「穴」

上司の不正に気づいてしまった内野実咲

慣例だからなどと見逃してよいものか もやもやしたものを抱えていたが

彼女は自分が信じる正義の為にできることをやる決意

 

「署長官舎」

署長の入れ替わりに際して 署長官舎の掃除をすることとなった総務課総務係の丸野篤史巡査長

ところがそこで人骨らしきものが見つかって

署長の五明には連絡が取れず

総務係長の見城昌夫警部補に指示されるまま 五明が現れそうな場所を探すことになる

御津雲署署長に代々伝えられてきた人骨

これを五明は明らかにして 終わらせようとしていた

 

そしてまた丸野にも知っていてほしかった

彼が見どころある警察官であるゆえに

 

交際中の女性のことで迷っていた丸野

 

そして御津雲署は四月から新しい署長を迎えることになる

 

 

 

解説は作家のあさのあつこさん

この解説は こう結ばれています

ーそう、「巡査たちに敬礼を」は、ジャンルとは無縁の人間ドラマなのだ。

人間だけが生み出せるドラマがここにある。

だからこそ、人の心に届くのではないだろうか。

いつかまた、御津雲署の新たな面々と出逢えることを、心から楽しみに待ちたいー

 

 

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葉室麟「はむろ りん〉著「不疑」〈角川文庫〉

2024-03-04 14:35:58 | 本と雑誌

 

 

1951年 北九州市小倉区生まれの作家 葉室麟は2017年12月に亡くなっている

この文庫本は2024年〈令和6年〉1月に初版発行されている

亡くなってなお その高い人気を示すかのように・・・・・

質の高い作品を発表し続けてくれた作家さんでした

 

「鬼火」

幕末 天才剣士とうたわれた新選組の沖田総司は 胸の病で死んだと言われている

その人気の高さを示すかのように舞台・小説・映画・・・果てはゲームにも名前が使われている

この沖田総司と 新選組で暗殺された芹沢鴨の意外な接点・交流

好色で粗暴などと描かれることも多い芹沢

だがしかし 本当のところはどうだったのだろう

かつて芹沢が死を覚悟した時に 辞世の句として詠んだ歌が作中に出てくる

雪霜に 色よく花の さきがけて 散りても後に 匂う梅が香

 

「鬼の影」

京都 山科にあって遊興に耽っているように見せていた大石内蔵助

藩の存続 復興が叶わぬとなり 討ち入りにいたり 本懐遂げたのち切腹

短い中で 緊迫した斬りあいのヤマもある

享年45歳

辞世の句は

あら楽し 思いは晴るる 身は捨つる 浮世の月に かかる雲なし

 

 

「ダミアン長政」

黒田官兵衛の息子の長政の関ケ原ではたした役割 その真意

また石田三成の言葉の意味を解き明かしたのだと

彼は 石田三成を「一粒の麦」にたとえてたたえた

 

「魔王の星」

天文にも興味を見せた織田信長

現れた巨大な彗星は凶星か それとも

 

 

「女人入眼」

頼朝亡きあと 鎌倉を守り抜いた北条政子

己の死後も考えて 打っていた手

近年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の場面などもつい浮かぶ

幾度も逆縁にあい母親としては辛い人生でもあっただろうに

 

 

「不疑」

中国の漢の時代にあった役職 それは知事と警察長官を兼ねたような・・・日本でいえば江戸時代の町奉行にも似たような役目であったのだと

この仕事にあった不疑という人物が 解いた事件を描いている

 

 

村木嵐〈むらき らん〉さんが「圧倒的なリアル」と題して書かれた解説も収録された作品に丁寧に触れておられて

葉室麟という作家さんにもっと寿命があったならば どのような分野の作品を書かれただろうかと

崩れない品格ある作風も惜しまれる

 

 

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テレビです・笑

2024-03-03 16:23:09 | 子供のこと身辺雑記

さて テレビが届きました♪

午後からの第一便になります 午前配達は予定がいっぱいなのでーとの昨日 電気店でのご案内でしたがー

ー電気店で担当の方いわく

「3月3日 ひな祭り おお!大安のお届けになります」

明るいお方でした

 

 

まだ午前中 配達の方から連絡あって「あと10分で伺います」

予定より早い配達は有難くて嬉しかったです

昨夜はフットサルに出かける長男が「こっちの部屋のテレビ観てたらいいやん」

フットサルから帰宅しても「今夜は お風呂入ったらすぐ寝るから」と

長男が起きている間 使っている部屋のテレビを見ることができました

ハモネプ 観てたんです

 

新しいテレビさんのリモコンと説明書

なんか色々 ボタンがある・・;

 

設定終えて 配達の方が帰られたあと

長男が 「うんうん これもできる」とか言いながら 色々と他の設定もしてくれました

一台で完結している製品だったらしくて DVDなども使えるタイプでした

 

 

長男に教えてもらって 昨夜は観られなかった「新空港占拠」も 見逃し配信で視聴できました

暫く 説明書を片手に・・・遊べそうです

〈でも わかんなくて面倒になったら 長男に「これ教えて!」と頼るー面倒ごとは押し付けるー私

いつも ありがと 長男よ〉

やっぱ テレビはついて〈映って〉なんぼですよね

昨日は電源入れても・・・映らない

壊れた沈黙のテレビの真っ黒なままの画面が とてもとても寂しかったです・笑

 

 

 

味醂・酒・醤油・砂糖のタレにつけておいた鯵の開いたのを椎茸と一緒に焼いて

大根おろしに卵の黄身を混ぜた黄身おろしをのっけて

 

お漬物

 

大き目に切った茄子を焼く

鶏ミンチを炒めて 酒・味醂・砂糖・味噌を加えて煮て 水溶き片栗粉でとろみをつけたあんを 茄子と混ぜたの

 

ひな祭りなので ちらし寿司など

定番の具に 刻んだ青紫蘇・茹でたえんどう豆など加えています

卵焼きも刻んで 具として寿司飯に混ぜ込み

イクラを散らしました

 

酒・味醂・砂糖・醤油・黒酢・胡麻を混ぜたタレに漬けこんでおいた手羽元を焼いただけ

手羽元は皮側から焼きます 焼き色が付いたらひっくり返す

 

他は ゆで卵と魚肉ソーセージを 鰹節・酒・醤油・味醂・砂糖の出汁で煮ただけ

蛤の潮汁とで

 

 

 

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TV欄 眺めて少し 溜息を

2024-03-02 14:04:56 | 子供のこと身辺雑記

昨夜まで普通に映っていたテレビが 朝リモコンのスイッチを押したら一瞬は映ったけれど 画面が暗くなって消えた

 

数回繰り返しても同じ

 

諦めて近所のお店に買いに行った

しかし配達は明日の午後とのこと

 

仕方ない 一日半ばかし 新しいテレビが届くのを待ちます

だけど観ているドラマが最終回にあたってなくてよかった^^;

 

先日作った牡蠣ご飯 緑色のはセリです

ぷっくり大きな♪播磨灘の牡蠣使用〈地元産は嬉しい〉

3合までのご飯を炊くのに愛用している22センチ径のシャスールの黒い鍋

他にはもっぱら和風の煮物などに よく使います

 

カレーうどん

玉ねぎ・人参・牛肉炒めて カレー粉ふりかけ 砂糖ちびっとーA

昆布と鰹節でとった出汁に酒・味醂など入れたものにAを加え 水溶き片栗粉でとろみをつけます

好みで食べる時に七味をふりかけても

この和風のカレーあん

ご飯にかけても美味しいんです

 

 

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堂場瞬一著「刑事の枷」〈角川文庫〉

2024-03-02 09:16:39 | 本と雑誌

 

新人刑事の村上は現場で型破りな警察官を見る

初めて見る男であったがー同じ署の先輩刑事の影山で 他の刑事たちから「影山には近づくな」と教えられる

しかし何故か影山は 単身追っている過去の迷宮入り事件の捜査を手伝うように言う

襲われて殺された女性

逮捕できなかった犯人

当時の捜査から影山は外されていた

何故そこまでこの事件に固執するのか

一方現在捜査中の殺人事件の被害者は 影山の友人に一度は話をしたいと言ってきた男だった

過去と現在と二人の被害者

この二人を結ぶ人物が浮かび上がる

村上の頭の中でつながった点と点

説明するために村上が作ったメモを読んだ影山も事件の真相に気づいて・・・・・

影山が何かしでかさないかと焦る村上

 

過去の殺人事件を迷宮入りさせた犯人は影山をも焼き殺そうとしていた

警察学校時代の村上の行動から 影山は彼を買っていた

誰に対しても何に対しても揺るがない正義

この一途さをいとおしむように村上に助力してくれる先輩刑事たち

 

取り調べで「犯人であること」をきっちりつめた村上は 入院中の影山に 希いをこめた言葉をかける

 

本作は2021年1月に単行本として刊行されています

刑事・影山の復活はあるのでしょうか

村上の姿を描かれることもあるのでしょうか

愉しみに待ちたいと思います

 

小説を読み始める前に読んで それから読了してからも読み直さずにいられないー

解説を書かれたのは ミステリー書評家の若林踏〈わかばやし ふみ〉さん

 

 

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