珈琲豆と和食器の店「小蔵屋」の店主の杉浦草〈すぎうら そう〉は若い時の離婚で別れた夫の方で育てられた男の子が・・・まだ幼い時に死んでしまった
その子の面影をずうっと追っている 心の底に置いている
人は誰しも「もしも」 そういう思いを抱いて生きるものだから
たとえ幾つになろうとも
器のことだけ商売のことだけ 考えて生きていけるわけでもない
だから人は期せずして厄介ごとにも巻き込まれる
いろんなものを背負ってしまう
ある品を受け取りに出かけた先で・・・気にかけていた若者ユージンが死んだと教えられる
堅気ではない父親を持ちどうにか生き抜いていたらしいユージン
草はユージンから もしも自分が死んだ時には・・・と 頼まれていた事があった
隠し場所からその品をどうにか届け新幹線で京都に向かう途中 その車内で女性から 連れの男の子を頼まれる
その女性は男たちに追われていて 駅で血を流し倒れた
草は男の子を守る逃避行を始める
幾人かの力を借りて なんとか男の子を守り抜くが・・・・・・
草を助けてくれる面々も心強い
酷い父親を持ってしまった子供たちの逃避行
そして男の子を迎えに現れたのは・・・・・
どうやって逃げるか・・・ってハラハラしながら読み急いでしまいます
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ごめんなさい