幕末 小さな大野藩も借財にあえいでいた
15歳の若殿の利忠が目をつけたのは・・・まだ19歳の内山七郎右衛門
後年 利忠は七郎右衛門のことを「打出の小槌」と呼ぶことになる
あまりにも多額すぎる借財返済の為に 七郎右衛門が手をつけたのは銅山だったが
「誰かに」背中を押され負傷する
江戸から明治へ世の中は大きく変わり 最後まで利忠との約束を果たし 大野藩の為に生きた七郎右衛門
75歳で没するまでの奮闘ぶりを十章に分けて描かれている
「しゃばけ」で世に出てシリーズ化し 他にも「まんまこと」など人気シリーズを抱える著者が これは初めて書いた歴史小説
実在の人物をとても魅力的に書いておられます
解説は文芸評論家の細谷正充さん
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ごめんなさい