遊爺雑記帳

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大統領選挙まであと1週間を切った。それは、米国民の多くが嫌っている社会主義の狼煙がいよいよ上がる時

2020-10-30 01:23:56 | 米国 全般
 11月3日(日本時間で3日夜〜4日昼)の大統領選挙まであと1週間を切りました。
 バイデン候補が優勢のまま終盤に突入しましたが、トランプ氏の逆転の可能性もゼロではない情勢。
 選挙結果の確定に至るには、郵送分の結果が判明するまでに時間をようするので、ひともんちゃくある可能性が指摘されています。
 バイデン氏が当選することになれば、民主党という箱を乗っ取ろうとしているプログレッシブによる、米国民の多くが嫌っている社会主義の狼煙がいよいよ上がる時が来ることになると、米国在住で米国の経済・外交政策の専門家・小川博司氏。

 アメリカ大統領選挙、勝敗決する激戦州の情勢や集計方法まとめ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 
大統領になれば用済みになるバイデン候補の悲哀 「バイバイ、バイデン」「こんにちは社会主義」のリアル | JBpress(Japan Business Press) 2020.10.29(木) 小川 博司

 1987年の民主党大統領予備選の際に、バイデン候補が途中で降りた理由が学歴詐称だったというのは、民主党重鎮の秘書から聞いた話である。調べてみると確かにそうらしい。バイデン候補の息子、ハンター・バイデン氏は昨年の民主党予備選の最中にアルコール依存症であったことを告白した。彼には、麻薬依存症の噂もある娘(アシュリー・バイデン)は、3度刑事犯として捕まった過去がある

 選挙選の最終盤になり、
バイデン候補は「私は青(民主党の色)の州でも赤(共和党の色)の州でもなく、アメリカ合衆国(全民衆の国)のために働く」という言葉を繰り返している。ただ、この言葉はオバマ前大統領が2008年の選挙時に使った言葉で目新しさが全くない。先日のオバマ前大統領による応援演説を見て、彼の人気がバイデン候補よりはるかに高いことが改めて明白になった。バイデン候補には人々の心を捉える言葉すらない

 期日前投票が6000万に達しようとする中、
勝利を確信し始めた民主党議員は「グリーンニューディール」を軸とする次期政権の政策案と、プログレッシブ(進歩主義者)というハリス副大統領候補の立場を前面に押し出しつつある。党内の中道左派など眼中になく、中道左派を代表するペロシ下院議長さえ「引退すべきだ」とバカにされている

「スリーピー・ジョー」が大統領にふさわしくない理由
 
バイデン候補がどれだけ大統領にふさわしくないと思われているか。それを知るために、トランプ大統領、バイデン候補、オバマ前大統領の選挙演説をユーチューブで聞き比べてほしい。それぞれ10分も聞けば十分だ。いかにバイデン候補の話が原稿読み上げ型で、聴衆が盛り上がっていないかがわかる。

 トランプ大統領とオバマ前大統領は、アドリブが多く、身振り手振りで動きがあるので、聴衆が惹きつけられている。それぞれの選挙演説を聞いていると、まるでトランプ大統領とオバマ前大統領の選挙のようだ。しかも、
バイデン候補は言い間違いや言葉に詰まることが少なくないが、テレビのインタビューになると、それはもっと酷くなる。これも、ユーチューブで直近のインタビュー映像を見ればわかるだろう。

 ちなみに、冒頭の
学歴詐称の話だが、ウィキペディア(英語版)に出ている部分を書くと、他人の論文の盗用である。恐らく、彼は大した問題ではないと考えたのだろうが、学問の世界において盗用は御法度である。学業成績などの過去を盛った話も、上院議員として生きるため、大統領候補になるために、「この程度であれば・・・」と思ったのではないだろうか。この手の“軽犯罪”には、他にも手を染めているだろう。

 
今回のハンター氏の疑惑については、父親の過去を考えれば、ワシントンDCのエリートも「さもありなん」と感じているようだ。彼らがバイデン候補をあまり良く語ってこなかった理由を、筆者は今ひとつ理解してこなかったが、もろもろの疑惑が出てようやく理解したところだ。

 
トランプ大統領はしばしば「スリーピー・ジョーは米国の大統領として執務を執行するにはふさわしくない」と言ってバイデン候補をバカにする。この言葉が、段々と現実味を帯びている

 それでは、
なぜ民主党執行部は予備選の滑り出しで好調だったサンダース上院議員とブティジェッジ元サウスベント市長を辞退に追い込み、バイデン氏を民主党の大統領候補としたのだろうか

恐らくプログレッシブの操り人形になる
 これは筆者の想像だが、自身の政策にこだわらない人物と民主党執行部が考えたのだろう。長男の死去で前回(2016年)の大統領選では出馬をあきらめたが、
バイデン候補は政界で30年以上も大統領の座を目指した人物だ。しかも、その過程では、学歴詐称や盗用までしている大統領になることが目的化しているバイデン候補であれば、御しやすいと思ったのではないだろうか

 それが証拠に、現時点で
バイデン候補の掲げる政策に、彼の独自性を持ったものは一つもない民主党そのものが、「反トランプ」でまとまる候補を立てて政権を奪回できればそれでいいと考えているフシもある。

 
民主党選挙対策本部は、バイデン候補にボロが出る前にプログレッシブの操り人形であるという印象が出る前に勝利を確定させるため、郵便投票による期日前投票を積極的に呼びかけてきた。その郵便投票が前回の総得票数の約半分に達したことで、ほぼ勝利を手中に収めたと思ってもおかしくない。郵便投票での支持率は民主党が圧倒的に有利と考えられるからだ。

 そうなると、
同時に実施される下院議員選挙と全体の3分の1が改選となる上院議員選挙に注目が移る。上下院選挙は、民主党内の予備選で中道派候補を破っているプログレッシブの躍進が期待されている

 既に、
ソマリア出身のオマル下院議員は「バイデン内閣はプログレッシブが占める」と発言、プログレッシブの旗手であるオカシオコルテス下院議員もペロシ下院議長の続投にNOを突きつけている彼女たちが唱えるグリーンニューディールやメディケア・フォー・オール(メディケアを全国民に)、州立大学の無料化など政策は、すべてサンダース上院議員のアイデアである。

大統領選挙に勝てば用済みのバイデン候補
 もっとも、最高裁判事の指名承認のための決議の際に「民主党」ではなく「独立(個人)」として投票したように、サンダース上院議員はあくまでも民主社会主義者であり、大統領になること以外では民主党とは一線を画している。また、
副大統領候補のハリス上院議員と、民主党のもう一人の重要人物であるウォーレン上院議員もプログレッシブの考え方を持つ。この「サンダース一派」とも言える人々は、ヒラリー・クリントン元国務長官もペロシ下院議長も必要としていない

 仮に
民主党が大統領選挙で政権を奪還すれば、あとはプログレッシブ政策を推進するのに必要な人物を閣僚ポストにつけ、民主党の中道派を気にすることなく、サンダース上院議員らが掲げてきた政策を実現していくのみである。

 従って、メディアなどが勝手に話題にしている「
高齢のバイデン候補は4年後の再選を目指さない。だからハリス大統領という米国発の女性大統領がいよいよ誕生する」という見立ては、間違っているというよりも甘いバイデン候補は選挙が終われば用済みで、あとは張りぼてのようにプログレッシブの政策を推進していくだけだと考えるべきだろう。

 もしかすると、
体調不良を理由に休養に入り、大統領代行のハリス副大統領がこの政策を進めるかもしれない。仮に共和党やメディアが「公約と違う」と批判すれば、今のバイデン候補が弁明しているように「あれはバイデン大統領の言ったことで、私は副大統領候補だった」と言い逃れをするかもしれない。

「中国とコラボレート」発言の真相
 オバマケア(医療保険改革法)の導入などの経緯を冷静に振り返ると、
オバマ前大統領も実はプログレッシブだったように思うオバマケアの人気が低い理由の一つに麻薬中毒患者を保険対象としたことがある。バイデン副大統領の子供を意識したからだというのは知る人ぞ知る噂である

 バイデン候補は今回の選挙でも、麻薬中毒患者は刑務所ではなくリハビリセンターに行かせるべきだと主張している。しかし、現在でも(トランプ大統領の政権下でも)麻薬仕様の罪が確定すればリハビリセンターに送られ、再生を図ることになっている。従って、同候補の主張は意味をなさない。

 また、
バイデン候補は中国やウクライナ、ロシアとハンター氏の関係については、すべてロシアの偽情報だと言い切っている。多くの大手メディアもそれを大合唱しており、恐らく選挙期間中には何の進展もないだろう。その理由は、証拠が不十分だという点だ。パソコンの中の情報も、息子の会社の仲間の証言も、みな証拠不十分だというのが民主党とメディアの考え方だ。プラットフォームであるはずのフェイスブックとツイッターまで証拠不十分との意思を示している

 しかし、日本の河井元法相夫妻の事件が示すように、贈収賄事件はどちらかが事実を認めれば問題を立件できる。ウクライナとロシアの対応は関係者が閣僚や閣僚の家族なので想像できないが、
中国の場合、この疑惑の相手に中国華信能源(CEFCチャイナエナジー)の葉簡明会長がいる。彼は今行方不明だが、恐らく中国政府に囚われていると思われ、いざという時には表に出てくるだろう。その時のバイデン氏はただ中国の言うことを聞くしかない

 
バイデン候補は先日、突然、中国とコラボレートしていくと発言した。発言自体は気候変動問題などを指していたが、これを真に受けるワシントンDCの住人ははおらず、バイデン政権になると米中関係は回復するというのが大方の見方である。その中には、中国優位の形で関係が再構築されるとの声もある

 
大統領選挙まであと1週間を切った。それは民主党という箱を乗っ取ろうとしているプログレッシブからすれば、バイデン候補に「バイバイ」を言うまでの期間に過ぎない。米国の一部の若者を除き、多くが嫌っている社会主義の狼煙がいよいよ上がるのかもしれない。もちろん、巻き返しの著しいトランプ大統領が負けると決まったわけではないが。

 1987年の民主党大統領予備選の際に、バイデン候補が途中で降りた理由が学歴詐称だったというのは、調べてみると確かにそうらしいと小川氏。
 今回、遊爺はは見聞しません。ウィキペディア(英語版)に出ているそうです。
 息子のハンター・バイデン氏は昨年の民主党予備選の最中にアルコール依存症であったことを告白した。彼には、麻薬依存症の噂もある。娘(アシュリー・バイデン)は、3度刑事犯として捕まった過去があると小川氏。
 今回の注目点は、当ブログでも取り上げさせていただきましたが、中国やウクライナ、ロシアとハンター氏の関係。特に中国との関係は、行方不明となっていて、囚われていると推定される疑惑の相手の中国華信能源(CEFCチャイナエナジー)の葉簡明会長の証言が表に出そうになると、その時のバイデン氏はただ中国の言うことを聞くしかないというもの。
 バイデン候補は中国やウクライナ、ロシアとハンター氏の関係については、すべてロシアの偽情報だと言い切っているものの、多くの大手メディアもそれを大合唱。
 中国疑惑の、パソコンの中の情報も、息子の会社の仲間の証言も、みな証拠不十分だというのが民主党とメディアの考え方で、恐らく選挙期間中には何の進展もないだろうと小川氏。
 最後の両者の討論会では、追及を予測したバイデン氏側はトランプ氏の中国の銀行口座の話題を持ち出し、トランプ氏の追及は弱いものに終わりましたね。

 小川氏が指摘されていて、注目すべきは、民主党内の「プログレッシブ(進歩主義者)」という勢力の台頭。
 ハリス副大統領候補の立場を前面に押し出しつつあり、党内の中道左派など眼中になく、中道左派を代表するペロシ下院議長さえ「引退すべきだ」とバカにされていると小川氏。

 バイデン候補がどれだけ大統領にふさわしくないと思われているか。それを知るために、トランプ大統領、バイデン候補、オバマ前大統領の選挙演説をユーチューブで聞き比べてほしいと。(遊爺には出来ていませんが。。)
 それぞれ10分も聞けば、いかにバイデン候補の話が原稿読み上げ型で、聴衆が盛り上がっていないかがわかるのだそうです。
 バイデン候補は言い間違いや言葉に詰まることが少なくない。テレビのインタビューになると、それはもっと酷くなる。これも、ユーチューブで直近のインタビュー映像を見ればわかるだろうと。
 TVのワイドショーで、トランプ氏の名前が思い出せなくて、隣にいる婦人が囁いている場面を報道しているシーンも見かけました。

 トランプ大統領はしばしば「スリーピー・ジョーは米国の大統領として執務を執行するにはふさわしくない」と言ってバイデン候補をバカにする。この言葉が、段々と現実味を帯びていると小川氏。

 なぜ民主党執行部は予備選の滑り出しで好調だったサンダース上院議員とブティジェッジ元サウスベント市長を辞退に追い込み、バイデン氏を民主党の大統領候補としたのだろうかと。
 バイデン候補は政界で30年以上も大統領の座を目指した人物。大統領になることが目的化しているバイデン候補であれば、御しやすいと思ったのではないだろうかと。
 それが証拠に、現時点でバイデン候補の掲げる政策に、彼の独自性を持ったものは一つもない。民主党そのものが、「反トランプ」でまとまる候補を立てて政権を奪回できればそれでいいと考えているフシもあるとも。
 民主党選挙対策本部は、バイデン候補にボロが出る前に、プログレッシブの操り人形であるという印象が出る前に勝利を確定させるため、郵便投票による期日前投票を積極的に呼びかけてきたのだそうです。
 その郵便投票が前回の総得票数の約半分に達したことで、ほぼ勝利を手中に収めたと思ってもおかしくないと。

 同時に実施される下院議員選挙と上院選挙で、民主党内の予備選で中道派候補を破っているプログレッシブの躍進が期待されているのだそうです。
 ソマリア出身のオマル下院議員は「バイデン内閣はプログレッシブが占める」と発言、プログレッシブの旗手であるオカシオコルテス下院議員もペロシ下院議長の続投にNOを突きつけているのだと。
 そして、彼女たちが唱える政策は、すべてサンダース上院議員のアイデア。
 副大統領候補のハリス上院議員と、民主党のもう一人の重要人物であるウォーレン上院議員もプログレッシブの考え方を持つ。この「サンダース一派」とも言える人々は、ヒラリー・クリントン元国務長官もペロシ下院議長も必要としていないと。

 メディアなどが勝手に話題にしている「高齢のバイデン候補は4年後の再選を目指さない。だからハリス大統領という米国発の女性大統領がいよいよ誕生する」という見立ては、間違っているというよりも甘い。バイデン候補は選挙が終われば用済みで、あとは張りぼてのようにプログレッシブの政策を推進していくだけだと考えるべきだと小川氏。
 もしかすると、体調不良を理由に休養に入り、大統領代行のハリス副大統領がこの政策を進めるかもしれないと。

 中国に弱みを握られたバイデン氏では、米国の国益を損なう。議会では与野党が一致して、中国の覇権拡大への対抗姿勢を示していますから、バイデン氏の早期退陣、ハリス大統領の誕生が早期実現の可能性があるのですね。

 トランプ氏の逆転がなるのか、民主党・プログレッシブ派政権が誕生し、社会主義の狼煙が上がるのか。
 トランプ、バイデンのどちらが選出確定するかは、投票日が過ぎてからになるのか、それは何時頃なのか。まだまだ混沌とした状況が続きそうですね。



 # 冒頭の画像は、大統領選の勝利後、プログレッシブの操り人形になるという指摘も出ているバイデン候補




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