毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

氣合入りました(^^)

2015年11月16日 12時39分22秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見


11月は、学校関連の行事が多いのです。

あさってはまた、小中校合同の音楽会があるし。

きのうの中学校文化祭は、いろいろ感じるものがありました。




それにしても、思春期の子どもの変わりようって すごいですね。

つい先日小学校で、今は中三の女の子の 小二の妹が お姉ちゃんの小学生時代とそっくり、と感嘆していたら、当のお姉ちゃんが 道ですれ違ってもわからないだろうほど顔立ちが変わっているのを 文化祭の展示写真で知って、軽くめまいがしそうになりました。

他の子たちも、面影の残っている子もいたけれど、けんめいに小学校時代の記憶を引っ張り出して 何度つき合わせても 「ほんとうにあの子!?」 としか思えないほどの変貌、いや 成長振りをたびたび見かけて、この年齢の子どもに流れる 二年三年という月日を 甘く見てはいけなかったのだと思い知らされました (^_^;)




文化祭のプログラムは、学年ごとに 総合学習発表 ・ ダンス ・ 演劇、ほか 合唱や教職員の劇など。

ずっと見ていく中で、大きな発見がありました。

ヒップホップ系 (でいいのかな?) のダンスに 青春ドラマ風の劇と、小学生のころから比べて ぐんと自分たち好みの世界を広げた彼らの様子に、最初はなぜか 華やかさ以上に 不安定さが目に付いてしまい、華麗に舞い上がった彼らは この先どこへ着地するんだろう。。。なんて 余計なことを考えたりして、やや悲観的だったのですが。

おしまいのプログラム二つに 大きな救いがありました。




ひとつは 二年生のダンス、センターで プロと見まごうばかりにカッコよく踊っているのは、小学校入学前からよく知っている男の子。

あまりのカッコよさに感動しつつも、あのかわいかった子も すっかり別の世界に行ってしまったのかなぁ、などと複雑な氣分だったのですが、おしまいに 緞帳が降り切るまで 舞台中央で 深々と頭を下げたまま ぴしりと不動だった彼の姿に、ああ この子は大丈夫、根っこがしっかり育っているから大丈夫、と感じて、いっぺんに氣持ちが明るくなりました。

彼のお姉さんが 一時期私のところにピアノを習いに来てくれていたこともあって、ご両親がとても誠実な方々で、愛情深く4人の子どもを育てておられることも 人として大切なことを しっかり伝えておられることも知っていましたから、そういうご両親の姿勢が しっかり彼の中に生きているのが見て取れて、根っこがしっかりしている限り、どれほどいろいろな冒険を試みようとも さいごはきちんと戻って来る場があるのだ、と思えて ほっとしたのです。




また、ラストを飾る、沖縄に修学旅行に行った三年生の 沖縄戦を描いた劇も 圧巻でした。

修学旅行で、語り部さんの戦争体験を聞いたり、実際に 住民や兵隊が立てこもった洞窟に 電気を消した状態で入る体験をしたりしたそうですが、そういうインパクトが強かったのか、劇を通じて伝わってくる彼らの思いは力強く、胸を打たれました。

そして、ここまでまっすぐで堅実で 人の心を揺さぶるものが創れる彼らの底力に、私の不安は杞憂だった、やはりこの地の子どもたちには 豊かな自然の懐で しっかり手をかけられて育った生命力の裏打ちがある、と思い知り、さらに、彼らに胸を張って手渡せるような いのちのこもった世界を、まず私たち大人が しっかり創っていかなくちゃ、と、改めてお腹の底から 氣合が入ったのです。




「子どもたちを支える地域の大人」 なんて立ててもらっているけれど、エネルギーや刺激をもらっているのは、いつも私のほうなんだよね☆

もらったエネルギー、しっかり還元していくからね♪