Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ミッション・インポッシブル

2006-05-21 | 外国映画(ま行)
★★★★ 1996年/アメリカ 監督/ブライアン・デ・パルマ
「まあ、こんなもん?」


何だよー、デ・パルマだったんだ、この映画。とりあえず、必要以上に爆発物の多いハリウッド映画は、見ないようにしているので、知らんかった。でも、デ・パルマらしさは、あんまり出てないなあ。

私は見てましたよ、スパイ大作戦。子供の頃、夜更かしして再放送見てました。しかし、リーダーのフェルプスくんを裏切り者にしてしまうなんて、それはないんじゃないの。オリジナルのファンはがっかりだし、かといって、どんでん返しの驚きもさほどなく、この展開にあまり効果はなかったな。

でね、私の大好きなエマニュエル・ベアールがさ、なんかハリウッド映画に出ると、ただのチンケなネーチャンごとく見えるのがものすご悲しかった。ジャン・レノもそうなんだけど、まあ彼の場合はすっかり大作出演で株を落としてるからもういいんだけど、エマニュエル・ベアールはねえ。こんなの出なきゃ良かったね。この後、たぶんほとんどアメリカの映画には出てないように思うけど、それで正解だと思うな。

で、その他の出演者を見てもわかるように、これはチームとしての国際性みたいなのをアピールしてるわけでしょ。それぞれの超スペシャリストが集結して作戦を敢行するわけじゃない。その割には、トム・クルーズひとりで張り切りまくりの映像ばっかでさ。だとしたら、なぜ、スパイ大作戦のリメイクにする必要があったんだろうと思ってしまう。ジャン・レノなんか、ホントに元CIAメンバーなのぉーってくらいにドタバタしちゃってさあ。トムくん以外の人物造形浅すぎるよ。