うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

百合のすがた

2008年07月02日 06時23分56秒 | ガーデニング・庭づくり
 うす昏き しじまを越えて 仏法僧
 先日、鎌倉の大船フラワーセンターに行ったときに、今年初めて、園内ロックガーデンにしつらえていた岩山の尾根に山百合の早い開花を見て、その遠景をデジカメにてズームで撮影したのですが、画像容量が大きくなかなかこのブログに載せられないでいます。
 その代わり、ここに過去に咲いていた庭の細葉鉄砲ユリを載せました。現在は消滅してます。今では山百合、鉄砲百合が駄目で、鹿の子百合の園芸種・カサブランカ・鬼百合のみ残っています。実は、このユリの原種ほど人手をかけても栽培が難しいものはない。これは意外なことに園芸品種(特にヨーロッパで育成されたもの)の方が強い性質を持っていて育てやすいのだ。
 ところで、世は身近な自然景観を楽しむ里山ブームなのか、この数年、この山百合を残そう、新規に植えようという趨勢になっており、大量生産販売に生産者は懸命のようだ。鱗茎は美味で食用にもなりいろんな面で需要がありそうだが、如何せんウィルスに侵されやすい特性がある。しかし、いまだにこの百合苗は高価な部類に入る。
 美人の形容のたとえに、立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花 とありますが、これはまことに自然の中、微風にそよぐ楚々とした清潔な印象の草花です。

 ちなみに参考までに申し上げると、今までの植物写真の素材は、借り物ではなくほとんど自前のつまりわたしが栽培したものばかりでした。わたしはイミテーションを嫌う。威張るわけではなく、これはわたし自身の病的とまで言えるこだわりの悲しい性(!)からくるものなのです。

 植物のご相談に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、このブログのGOOメール、またはまことにもって、少々面倒ですがこちらのホームページから入りお問い合わせくださいませ、ませ。
       
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