うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

マンションの植栽管理とは・・・

2009年02月27日 04時58分00秒 | マンションの植物管理
もう少ししたら啓蟄、この地でも露地の凍結が見られなくなった。時に思い出したように霜柱が立つ。これからは寒の戻り、遅霜に気をつけなくてはならぬ。
 などと、これではまるで農家の人間のようだ。だが、どんな仕事に従事してようがわたしたち日本人は春夏秋冬のはっきりした農耕民族の社会に住んでいる。気候区分上、日本は北東アジアのモンスーン気候に入る。
 そんな自然の影響のもとで、わたしたちは日常の暮らしをおくっている。
 
 マンションの緑もその日本の四季に左右される。文章が硬い表現の羅列で恐縮であるが、次にそのケアの要旨を記す。

 ◇マンションの緑の維持管理について◇
 植物維持管理の理想は、人手をかけないという意味で言えばメンテナンスフリー( 無管理) である。それは自然淘汰により当初植えた植物が減ったり消滅したり, 植栽密度が小さくなり各植物が個々に樹木の幹. 枝. 葉が大きく数量などボリュウムが増えていく。その結果, それぞれの植物個体がおのずから複雑に組み合わさった生物環境が成立した緑地である。将来的には生態系が動植物の豊かな予定調和とされる植物をもとにした自然度の高い植生景観である。しかしながら,目標としてローメンテナンスの維持管理を運営していきたいものである。
 植物の生育を左右する環境圧の影響を見る場合, その物差しは人間になぞらえれば植物にとっての体感照度. 温度. 湿度を想像すれば推し量ることができる。地下の見えない部分では, 植え付け当初は新しい植栽地に植物が若い白根を地中に伸ばし水分. 肥料分を自前で吸収する。このように植物の活着とは根付くことである。外観の現象として樹木が葉を振るうなどの, 植え傷みを経過して徐々に活着していく。
 この場合はこういう厳しい気象条件と植栽基盤のなかで, 肥培. 肥育計画をたて健全な肥大成長を樹木管理の最終目標にして扱っていきたい。とりあえず, そのためには地上部はコンパクトな樹姿でも構わないとおもう。維持管理の第一目標は地下部の発根. 伸根を活発にして新根量を増やし根張りを充実させるはたらきを促し, 芯止めなどの成長管理はおこなわない。それにより緑化という視点から, 配植された植栽木の枝葉が密になりそれぞれが樹林化するように誘導していく。植物が人為的に維持管理手法によって手助けをし繁茂させるべくスピードアップの緑化をはかる。
 今までの維持管理の実例を振り返ると, 初期のケアつまり植栽直後の数年の維持管理作業の重要性をあげることができる。維持管理と言えば, しばしば無自覚に作業をおこない樹木の活力を削ぎ剪定と薬剤散布に偏ったものになりがちである。イージーな作業偏重ではなく, 樹木の実態を観察しながら効果的な計画を策定し効率よく無駄な作業, 樹木の勢いをそぐような過剰剪定と刈込み, 成長量をチェックしない肥料過多を無くしていく。それには連年的に植物の変化を観察しそれに対応する適切な作業をすることが重要である。
 そしてその年ごとの気象状況と定期的にあらかじめたてた年次計画と結果を見比べる。その効果により, 次回の植物維持管理計画の見直しをおこなう。
 厳密に言えば樹木の生理を熟知したうえで維持管理作業を着実に実行することが重要である。樹木の管理目標として樹木を丈夫にコンパクトに育成し仕立てていく。
 併せて、管理組合によるイベント. セレモニーにフィットさせていく。

[重要アイテム]
 コンサルティングの必要性 コストプランニング 作業別費用曲線 樹木調査 放任 活着優先 共用部分 専用部分 無計画 的確 過度 土木的な手法な自然再生工法 粗放管理 作業頻度 伸長生長 成長管理 肥培管理 管理目標 管理基準 管理程度 作業レベル 技術レベル イルミネーション 植物説明板/ 開花掲示板の設置

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