ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

世にも不思議な巡り合わせ

2008年03月07日 | 千伝。
よく行く場所があります。

家内と息子のルーツでもあり、その田園風景、山の背は、小生のお気に入りの場所です。
以前は、よく、この界隈をジョギングの練習場所として走り周っていました。

さて、前世での因縁とか・・有るような無いような不思議な体験をしたことがありますか?

そんなものを信じてもいない小生ですが・・
この一週間、ずっと不思議な巡りあわせに目を白黒としています。

たとえば、こういう小生の前世の話があると仮定します。

数百年もの昔、とある長閑な小さな村・・その小さな村の中の、さらに小さな集落に美しい二人の娘が暮らしていました。

小生は、若者になり結婚する年頃になりました。
そして、そのどちらかの娘と結婚することを村の長から命じられました。

ひとりの娘は、同い年くらいで幼い頃から一緒に遊んでいて気心も通じ合っていました。
もう一人は、自分の妹のような娘で、何かと世話をするような間柄でした。

小生は、二人の娘をともに深く愛していて、そのどちらも悲しませることができず、結局、結婚を選ぶことができませんでした。

その結果、小生は、村を離れて都よりも遠い西国の方へと旅に出ました。

・・・  ・・・

それから数百年以上の歳月が流れて、この世の現在に、それぞれが生まれ変わりました。

この人しかいない・・そう感じて地球を一周半して追いかけた家内は、結婚後・・とある街の郊外にある不思議な場所を案内してくれました。

その場所は、彼女の遠い先祖からのルーツにあたるようです。

その時、見た見憶えの田園風景と山々の峰・・不思議な感覚に襲われました。
いつか見たであろう深淵に眠る記憶の風景なのでしょうか・・ものすごく落ち着きました。

それから、小生のお気に入りの場所となり、プールも近くにあるし、この界隈をよくジョギングしたものです。

そして、20年の歳月が過ぎました。

ふと知ったあの人のルーツです。
家内のルーツと、あの人のルーツは、隣家にも等しい・・奇蹟のような事実を、ほんの数日前に知りました。

小生に関する・・世にも不思議な巡り合わせです。
いづれにせよ、一生涯・・個人的に忘れらない強烈な事実になりました。

あの世とこの世の境があれば、それぞれの魂の念が、行ったり来たりしているのかもしれません。

もし、その魂という念の存在があれば、その念に喝です!

お互い・・この世では、幸せになりたいものです。
いいえ、幸せを全うしなけばなりません。


こころをば なににたとへん
こころは  あぢさいの花
ももいろに 咲く日はあれど
うすむらさきの思い出ばかりはせんなくて。
(萩原朔太郎詩集)