ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

真っ白な一日

2008年03月14日 | 千伝。
午前中、久しぶりに家内と二人一緒に外出でした。

取引先の某証券会社巡り。
支店長との面談時間までの待合いの時間・・頭が、真っ白になりました。

隣のブースから女性の担当者の大きな声がします。
耳の不自由なお年寄りの女性に説明しているようでした。
いろんな優良株の名がでてきます。
おそらく、ご主人が残して相続された株の取り扱いなのでしょうが・・
いやいや、そんなことよりも、その女性担当者の説明する声やリズム感が、あの人の声とそっくりなのです。
姉妹ではないのかと思うぐらいの気にかかる時間でした。

さらに、もうひとつの隣のブースにいた担当者は、5年ほど昔、近所に居た方でした。
向こうも気がついたらしく目線がチラとあいましたが、互いに見て見ぬフリをしました。
相変わらずの美人で、やり手の仕事ウーマンという印象を持ちました。
懐かしいと思いつつ・・ここで仕事をしていたのかという驚きでした。

さて、我々の手続きですが、今回は、私名義のもの全てを家内に投資判断を委ねるという代理人委任状の作成です。

この手続きは、支店長の決済が必要で面談という形式のあと、両者の合意が必要でした。
つまり、家内に全てを一任して、小生は、これまでの投資に関しての判断、財産分与から一切離れることになった次第です。

今日は、新たな段階に踏み入れたような一日でした。

とりあえず、ぼくは、肉体労働とコラム書きに集中しようと考えています。
それと、一万円からはじめる小遣い稼ぎです。(笑)

真剣になればなるほど、あげたくても、あげられない・・今日は、そんなホワイト・デーでした。

チョコレートの返しは、無いの?
なぜ、今日なの?

Why is it today ? ・・White day の語源です。

人生は、「遊び心」が必要だな・・と真っ白な気持ちに言い聞かせています。

我々は、この世の地球に遊びに来たのです。(笑)

いつも笑顔で元気で朗らかに!


三寒四温

2008年03月14日 | 千伝。
福井県小浜市の神宮寺からの「お水送り」・・
それを受け取った奈良の東大寺二月堂の「お水取り」は、昨日がたけなわ。

いよいよ春である。

夕方、買い物に行くとバッタリM君に、久しぶりに会った。

いつも笑顔と笑い声を絶やさない彼との会話は、楽しく面白い。

「大雪の夜に、納屋に置いていたうちの米を全部盗まれたんですよ」と他人事のように笑いながら言う。

「警察にも届けたんですが、犯人の特定は難しい。って言われました」と、また笑う。

泣き言も、笑い話に変える彼の精神は、学ぶことが多い。

彼は、それほど幸せな生い立ちを歩んでいない。

それでも、不幸をしのいで明るく笑顔を振りまいて生きている。
上手に耐える性格に作り変えたのだと思う。

ぼくは、とりわけ今の時代に思うことがある。

都会に暮らす人間よりも、辺鄙な場所に暮らす人間の方に興味がある。
お金持ちの生活よりも、貧しい人の生活の方に興味がある。

貧乏や辺鄙での不便な生活を、恥とか、かわいそうだとも思わない。
逆に、よくがんばっていると鼓舞したり、激励をしたい気持ちになる。

生きていれば、汚れてゆく。
汚れてゆく毎に、人は鈍感になるしかない。

ただ、人生とは、そんなに情けないものではない。

人間、いつでも負けることができる。
弱気になって、立ち止まって、へたばることもできる。

でも、何のために生まれたきたのだと言いたいのである。

悪いことに、立ち止まって何もしない人間は、ミスも無くなり、批判するばかりの輩に変身する。
つまりは、他人がつまづくと冷笑したり批判したりするのが、生きがいになるのである。

人間は、前に進むと必ず誤ったり間違ったり、ミスしてつまずいたりするのである。

そして、倒れては起き上がり、また進む・・こんな人たちが、世の中を明るく社会をよくするのである。

動かない人は、倒れる人を冷笑批判する・・こんな人たちが、世の中を暗くし、社会全体が萎縮する。

外は、雨が降り始めている。

しばらく黄砂やら花粉症にも悩まされる。

それでも、白梅に紅梅、椿に桃、菜の花・・・春めく足音が聞こえる。

仕事・・全面的にテコ入れ。

「人生は素晴らしい。恐れの気持ちさえ持たなければだ。・・何より大切なのは勇気だ。想像力だ」
<チャップリン:映画「ライム・ライト」より抜粋>