ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

志(こころざし)

2008年03月17日 | 千伝。
以前、富士山の近くに住むネットの友人から、面白い話を聞きました。

近郊のとある町に、志下(しげ)という地域があるらしいです。

その昔、偉い僧が、この地を訪れた時に、性悪な輩が多くて志の低い人達の集落という意味合いをこめて、その僧が、志下と名づけたと言うのです。

志が高くとも、軽率な行動で、囚われの身になることもあります。

志が低くとも、慎重な行動で、報われの身になることもあります。

人間の道理とは、志の上にあると思うのです。


でも、志の下で、人間は、生かされているような気もするのです。

だからこそ、人生は、道理で・・巧くいかないはずです。

進路説明会

2008年03月17日 | 千伝。
今日の午後、息子の通う中学校の体育館で新3年生の親子に向けた進路説明会がありました。

説明会の前に、郷土の誇りでもある幕末の志士橋本佐内が、14歳の時に書いた「啓発録」を基にした14歳の立志式が行われました(福井では、中学新3年生を対象にした一般行事です)。

授業をしっかり聞いて毎日4時間以上は勉強しないと平均以上の進学校には進めないという入試という例を持ち出した・・何とも言えない単純すぎる教育方針に関しての説明会でした。

生徒全員が、橋本佐内のような頭脳明晰かつ立派な覚悟のある人間であれば、問題ないのですが、たかが高校入試ぐらいで一喜一憂、動揺する親子を見ていると・・今の時代、「志」という部分での生き方、心の持ちようにブレが生じているのではないかと思いました。

息子が、今の現状に悔しい思い、疑問があるならば「あっと驚かすような方法、結果を作り出せ」と願いを込めました。

帰り道・・「志」について思うこと。
・・続く。