第一次世界大戦前の100年ほど昔、英国人Norman Angelが著した「The Great Illusion 邦題:大いなる幻想」が脚光を浴びているという。
当時、世界を覇権していた英国に対峙して勃興国ドイツが挑戦してゆく様相になったという。
互いに軍拡を競い、ヨーロッパは、戦争を予感していた時代である。
著者の英国人は、こう考えている。
「戦争の最大の予防策は、世界経済の一体化である。結局、戦争は、勝利国も敗戦国も関係なく世界経済の恐慌、不況をもたらす」と既に論破しているのである。
一方、世界のchina hands(中国専門家)は、その時代背景が、現代の中国とアメリカとの力関係に重なるというのである。そして、10年後の中国は、経済力、軍事力共に日本を大きく切り離し米国と肩を並べる世界の二極の片方になる可能性が高いと予測している。
とりあえず、今年の北京オリンピックで、中国が金メダルの数で米国を上回り、世界のスポーツ界の頂点に君臨するとも、勢いづくとも言う。
ただし、世界は、中国のチベットにおける人権抑圧を強く非難している。
さらに10年後のインドは、「中国」になり、すべてを追い抜く可能性が大きいという。
そして、ベトナムは、日本の昭和30年代と極めて似た国勢状況にあるという。
今、世界の趨勢を深く注視する興味深いアジアの国がある。
インドと敵対するパキスタンである。
混沌とする国内の政治でありながらも中東と米国と中国とロシアそしてインド等々との複雑な利害関係のなかで自国を守ろうとする知恵には舌を巻く。
ところで、中国からの農薬入り冷凍ギョーザ事件・・。
何故、日本は、直ちに中国からの食料品を輸入禁止措置に踏み切れないのだろうか?
日本は、いつも及び腰外交である。
アジアが、ヨーロッパで生まれたEUのような経済の一体化への道は、いつの日になるのだろうか?
何かに書いてあった箴言を思い出す。
「没落してゆく民族、国家が、最初に失うものは節度である」
当時、世界を覇権していた英国に対峙して勃興国ドイツが挑戦してゆく様相になったという。
互いに軍拡を競い、ヨーロッパは、戦争を予感していた時代である。
著者の英国人は、こう考えている。
「戦争の最大の予防策は、世界経済の一体化である。結局、戦争は、勝利国も敗戦国も関係なく世界経済の恐慌、不況をもたらす」と既に論破しているのである。
一方、世界のchina hands(中国専門家)は、その時代背景が、現代の中国とアメリカとの力関係に重なるというのである。そして、10年後の中国は、経済力、軍事力共に日本を大きく切り離し米国と肩を並べる世界の二極の片方になる可能性が高いと予測している。
とりあえず、今年の北京オリンピックで、中国が金メダルの数で米国を上回り、世界のスポーツ界の頂点に君臨するとも、勢いづくとも言う。
ただし、世界は、中国のチベットにおける人権抑圧を強く非難している。
さらに10年後のインドは、「中国」になり、すべてを追い抜く可能性が大きいという。
そして、ベトナムは、日本の昭和30年代と極めて似た国勢状況にあるという。
今、世界の趨勢を深く注視する興味深いアジアの国がある。
インドと敵対するパキスタンである。
混沌とする国内の政治でありながらも中東と米国と中国とロシアそしてインド等々との複雑な利害関係のなかで自国を守ろうとする知恵には舌を巻く。
ところで、中国からの農薬入り冷凍ギョーザ事件・・。
何故、日本は、直ちに中国からの食料品を輸入禁止措置に踏み切れないのだろうか?
日本は、いつも及び腰外交である。
アジアが、ヨーロッパで生まれたEUのような経済の一体化への道は、いつの日になるのだろうか?
何かに書いてあった箴言を思い出す。
「没落してゆく民族、国家が、最初に失うものは節度である」