ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

岡倉天心と梅の花

2008年03月28日 | 千伝。
知人との久しぶりの再会のため、夕方、福井市街地にあるホテルまで出かける。

知人の宿泊しているホテルを出て、梅の花が咲く中央公園を散策・・。
ふと見上げたら高さ6メートルの岡倉天心像が、聳えているかのように立っている。

「岡倉天心って・・福井出身ですか?」と知人。
「両親が福井県出身です。福井藩士だった父親は横浜で貿易商になったので横浜で生まれたはずです」と答える。
「で・・岡倉天心って、どんな人物でした?」と知人。(笑)
「天心ですか・・明治期に大きな足跡を残した巨人の一人で・・詩人作家であり、美術思想家でもあり、はたまたロマンチストだったかもしれません」と答える。

こんな有名なエピソードもある。
"What sort of nese are you people? Are you Chinese, or Japanese, or Javanese?"
"We are Japanese gentlemen. But what kind of key are you? Are you a Yankee, or a donkey, or a monkey?"

100年以上昔に、「茶の本」を英文で出版した岡倉天心である。
写真を見る限り、二枚目の顔ではない。
ましてや、当時の白人世界の中での東洋人(黄色人)としてのコンプレックスは、いかほどのものかと想像する。
あの夏目漱石でさえ、英国暮らしで引きこもりの鬱状態になっている。

英語力という武器で、日本人の品格、知性を、世界に知らしめた日本の先覚者であると言っても過言ではない。

追記:
岡倉天心は、橋本左内を尊敬し、何度も福井を訪問している。
自筆履歴書には、旧福井藩士、郷里福井、越前生まれ、ずっと記載していたらしい。

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春の夜明け、ぼんやりとした明るみの中、
小鳥達が梢の先で不思議なリズムを交わし合うとき、
それは仲間に花のことを語っているのだとは思いませんか。
 人も恋をすると花に心をひかれます。
何も言わない、ただただ甘い香りの花ならば、乙女心もとかすのでは。

 原始時代の男は、好きな女性にはじめて花輪を捧げたとき、
それによって獣(けもの)のこころから脱け出しました。
野性をおさえて、人間らしくなりました。
そして無用と思っていたものにも微妙な使い途があることを知り、
人は芸術の世界に足を踏み入れたのです。

 <岡倉天心「茶の本 花の章」より抜粋>

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岡倉天心と梅の花

未完の桜

2008年03月28日 | 千伝。
b>世界中を旅してた頃に解ったことがあります。
ほんとうに行きたい場所は、どこなのかと・・。

ひとつは、自分の故郷です。
もうひとつは、愛する人の故郷です。

ニュヨークヤンキーズの松井秀喜選手の結婚宣言・・いいですね♪
彼の実家(石川県根上町)は、我が家から車でも1時間ぐらいで行けます。
田園地帯にあって、ぽつりと非常に目立つ立派な松井秀喜ベースボールミュージアムも出来上がっています。
以前は、民家のような建物に「松井秀喜の野球の館」でしたから・・。(笑)

松井秀喜選手・・石川県の知人の話によれば、ほんとうに義理堅く優しい好人物だそうです。
もっと、故郷に錦を飾ってほしいなぁ・・ガンバレ。

さて、今朝、いつもの郊外まで散策に出かけました。
誰が植えたのか、以前から、とても気になる桜の木があります。
今日は、まだ蕾の状態でした。

名もなく田園のなかに一本だけ、ぽつんと立つ小さな桜の木です。
何十年後、いつか大化けするような気がします。


泣いたり、笑ったり・・きっと桜の木にも感情があるんだろうな。

未完の桜

自分らしくあれ

2008年03月28日 | 千伝。
今朝の福井地方・・小雨模様です。

どんな仕事でもミスは大変です。

適格な行動、適格な段取りは、忙しい中にも落ち着いた行動力が見本のような気がします。

とりわけ、個人事業主にとっては大事です。

あわてん坊の小生・・・それでも、いい。
今日もまた、徹夜作業でした。(笑)

心が折れそうでも、人生が崩れてゆきそうでも・・
あなたは、あなたらしくです。

今日一日、Have a nice day ! でありますように。

さて、朝の散歩に出かけてゆきます。

自分らしくあれ。