ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

傍観者

2011年08月10日 | 千伝。
女子高生殺人事件。

近所の人が、30分も悲鳴を聞いたりしているにも関わらず、助けようとしたり、様子を見たりはしていない。

手を差し出すことや、ひょっとしたらというお節介がない時代になってしまっている。

昔、1985年(昭和60年)6月、豊田商事の永野が、惨殺されたが、マスコミのレポーターが囲むなかでの惨劇であった。

1985年(昭和60年)・・かいじん21面相のグリコ・森永事件、日航ジャンボ機墜落事件。

あの時分から世の中は、他人事は人事。

傍観者が増えてきたようである。

愛国心

2011年08月10日 | 千伝。
今年の八月の日程は、百島には帰省できない状況。

日帰り圏ならば、いいのだが・・。

一昨日、福井商業が大敗。

甲子園まで応援して帰ってきた近所の子が「本音は、ホッとした」と言っていた。

わが愚息もそうだが、「強制的な応援参加なんて嫌なんだ!」と言っていた。

一方、広島県代表の如水館高校が、13回裏にサヨナラ勝利。

小生、出来るものならば、甲子園まで応援に行きたいぐらい嬉しかったけど・・。

この郷土愛の意識差異は、何だろう?

子供の頃、百島では、4月3日が、山登りの日であった。

リュックの中に、お菓子なんかを入れて、山に登った。

小学何年生のいつだったか・・リュックを置いて遊んでいたら、勝手にリュックの中身を盗まれて食べられてしまったことがある。

盗んだ子も、そんな悪気がなく、当たり前のような下品な光景である。

悔しい涙をこらえて、家に帰って、その事を親や兄に話したが、「しょうがない。そういう人間もいるんだ」というような言い方で諭された。

ある意味、謙譲の美徳である。

それから、十数年後、中国を含めた発展途上いわゆる後進国という地域へ旅をした際、同じような体験をした。

勝手に自分のパックを開けられて、「・・欲しい」と強請られた。

まるで、昔の日本の田舎の情景である。

人の施しが当然であるという村社会・・それを、後進国と呼ぶのかもしれない。

後進国社会は、個人の権利よりも愛国心的社会義務を課せられる。

今日8月10日は、ハートの日だとか・・。

朗らかに、強い気持ちで!