ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

幸福の宝源

2011年07月08日 | 千伝。
今日の越前若狭の福井地方は、猛暑であった。

今週は体調も優れず、おまけに五十肩が生じた。

さらには寝違えたように首もまわすことも出来ない状態だった。

起き上がって、幸福になるために思い巡らし闘いモードに入る。

自分の事よりも、もっと大きな問題に挑む時こそが幸福の宝源となる。

一日一善、百日百善の元気が、いちばんの幸福の宝源。

「善行とは、他人の顔に歓喜の微笑をもたらす行為」とある。

朗らかに、笑顔で、強い気持ちで!

七夕伝説

2011年07月07日 | 千伝。
七夕の今日・・福井地方は、朝からあいにくの雨である。

今夜、全国各地で七夕祭り行われると思う。

福井地方も駅前中心に地元の公立・私立大学の大学生の合同主催で七夕祭りが主催されている。

今夜は、最終日・・浴衣姿、ろうそくの灯り、短冊に願いをこめるファイナル祈願祭。

だが、願いを天に届ける祈願祭も、今夜は雨で中止・・また来年。

子供の頃・・願いや祈りを書いた短冊を飾った大きな笹の葉をそのまま海や川に流して放置していたが、どこへ流れたのだろう。

今では、ゴミ問題等で海や川に勝手に流せないはず・・だから、天に祈願と称して焼くのであろうか?

ロミオとジュリエットが死によって分かつ永遠の恋物語を成就させたのと比較して・・。

そろそろ、その七夕伝説に新たな命の息吹を吹き込んでもいいのではないかと思ったりもする・・たとえば、赤ちゃんが出来たという天の川物語の展開はどうだろう?

仕事を怠けて引き裂かれた織姫と彦星の恋愛・・永遠に歳をとらないというのは悲しい。

それにしても、一年に一度の逢瀬を楽しむ彦星と織姫の恋物語は、よく出来ていると思う。

秘かに、誰かに逢いたい人いますか?

隗の具

2011年07月04日 | 百伝。


昨日は、百島の泊で潮干狩りがあったようだ。

母と長兄も、少しの間・・潮干狩りを楽しんだようである。

小生が、子供の頃までは、ホントにうじゃうじゃとアサリが獲れたものである。

そして・・漁協(浦島漁業協同組合)による制限もなく、いつでもどこでも自由に潮干狩りが楽しめた・・生活の一部だったのである。

大きな鍋にいっぱいに、あふれるぐらいの貝(きゃぁ)を食べては、貝の殻を捨てていた。

ホントに美味しかった!

「百島の貝(きゃぁ)は、日本一美味(うま)いんですよ!・・」

・・とテレビの画面の中から絶賛した方がいた。

百島の福田地区出身の内外衣料(シルバーオックス)の創立者 西崎保三氏である。

1982年(昭和57年)頃、地元広島県の新春テレビ番組「広島県出身の経済人 故郷を語る」・・そんなタイトルのテレビ番組で、百島の貝(きゃぁ)を絶賛紹介していたのを憶えている。

小生、至極当然同感共感を覚醒したものである。

以来、小生・・グンゼでもなく、ずっとシルバーオックスの下着衣料を買っていた。

残念ながら、二代目の経営になって・・内外衣料は、昨年か一昨年に倒産した。

(因みに、グループサウンズの「オックス」という名は、テレビ番組のスポンサーだったシルバーオックスから採られたものである。田宮二郎や山口崇が司会していた「クイズ・タイムショック」のスポンサーも内外衣料(シルバーオックス)であった時期もある。)

小学生の頃、西崎保三氏が、母校の百島小学校、中学校にグランドピアノを寄贈している。

あの眩しいぐらい大きかったピアノは、どうなっているのだろう?

さらに、日本一美味い百島貝は、健在なのだろうか?

小生の父も「百島の貝は、日本一美味い」と言っていたのを思い出す。



写真は、父が描いた油絵「汐干狩り」1982年(昭和57年)頃の作品。

宿題

2011年07月03日 | 百伝。
大きな桜の樹の下に、お不動さんや観音さんが居られると言う。

もう20年近く昔、小生が30歳を過ぎた頃に「百島に橋を架ける運動」を思いついて実行に移すことを考えたことがある。

いちばん信頼の篤い同窓生や同級生に根回しを始めた。

そして、時の運輸大臣は、地元選出の亀井静香氏。

初めに、運輸大臣に直談判、相談を仕掛けたうえでの展開をすること。

絶好のタイミングだと思ったが、だが結局は、小生が旗を振ることによって、百島に混乱と迷惑を生じる等々の理由で、家族から大反対を受けて頓挫した。

以後、個人的な小生の百島の未来は、離島そのままのイメージとなった。

お不動さんや観音さんが居れば・・訊いてみたい。

このまま、橋の架かからない不便なままの島でいいのかなぁ?・・と。

「百」という名前を頭にした「百島」の名前は、とても素晴らしい・・と、お不動さんも観音さんも答えるのに違いないはず・・。

だが、その先を答えて聞かせて欲しい。

宿題の答えが出せない・・否、宿題をしたくないと言ったほうが簡単な事である。

最近の・・お不動さんも観音さんも無口である。

百島には、橋も無い、何も無いのが一番の美徳であるという「物足りる教え」を示してゆけるのだろうか?

「故郷は、物語の始まりである。物語を作るのが、君達の人生の宿題である」・・○○先生から贈られた言葉である。

ソフトクリーム

2011年07月03日 | 百伝。
百島小学校五年生、六年生の時の担任は、○○先生という方であった。

学習塾も無かった故郷の教育環境だったせいか、毎日毎日ものすごい宿題の量を与えてくれた。

今で言う「百ます計算」のやり方と似ている。

例えば、国語の宿題は、その授業時間に児童が読んだ教科書のページに書かれてある全部の漢字を、5回つづけてノートに書き写してこいという宿題であった。

そんな地獄のような宿題が、くる日もくる日も続いたのである。

それから、○○先生から運動場での「帚の掃き方」という珍妙な事も教えられた。

正しい帚の使い方と柄の持ち方は、立ったまま綱引きで引っ張るように自分に方にゴミを寄せて集めていくのである。

この○○先生、色も白く、顔の彫りも深く、白人と見間違うぐらいだった。

百島小学校へ赴任された時には、すでに40歳前後だったと思うが、子供心に、映画スターが学校に来たと思ったぐらいに二枚目だった。

宿題と躾が非常に厳しかった○○先生は、給食時間も黙々と食べる。

そのうちに、先生の食べ方が非常に不自然に思えたことがある。

今思えば不思議でも何でもないが、当時としては、とても不思議な食べ方をしていた。

残ったパンで、お皿を舐めるようにきれいにする。

そして、最後のパン一片を口に運ぶのである。

子供からみてお行儀のよい上品な食事マナーとは思えなかった。

○○先生の教育方針が、何だったのかも判らない。

離島の児童に、どれぐらいの愛情を持って教育してくださったのかも・・推し量ることもできない。

それから十数年後、ぼくは、海外で暮す機会を得た。

そして知己の人も増えて、いろんな方の家にも招待されるようになった。

ある週末、林檎園のあるマナーハウスに泊りがけで出かけていた。

林檎狩りを楽しんだ後、広い庭でのティータイムの時間であった。

庭の端で、手入れをしていた庭師の方がいた。

ふと、○○先生の記憶が思い浮かんだ。

即ち、英国人の帚の使い方、パンの食べ方が、先生の「教育=やりかた」と全く同じ・・そのものだった。

今思うと、欧米流の教育方針であったかもしれない。

今日は、ソフトクリームの日。

とろけて手がベタベタになりながらもソフトクリームを食べる息子に「行儀が悪い」と嗜めた。

だが、美味しいのであれば、それはそれで正しいのだと思う。

○○先生の残した宿題だったのだろうか?・・(笑)

半夏生

2011年07月02日 | 千伝。
半夏生(はんげしょう)の今日、福井地方は、鯖の丸焼きを食べる風習がある。

とは言え、福井では、今日が特別ではなく、毎日、どこのスーパーでも鯖の丸焼きも切れ身も焼き鯖鮨も売られており、いつでも手軽に手頃に食することができる。

数年前、羽田空港での空弁売り上げ1位になって福井の「焼き鯖鮨」が注目されたのだが・・最近では、山陽道、名神道の高速道路のSAでも販売されている。

確かに、焼き鯖は美味しいが・・人気にあやかってお値段が高めに設定されている。

・・ちょっと不満である。

もっと、お安くして赤福と同額ぐらいにすれば、全国的に爆発的な売れ行きになるのは間違い無し。

夕方、ネーミングにつられて、淡路島産(淡路島酪農農業共同組合製造)の「バスチャライズ牛乳」を買って飲む。

バスチャライズとは、フランスの最近学者パスツールが発見した食品の加熱殺菌処理法(75度15秒間加熱殺菌)だとか・・。

今日、牛乳と焼き鯖を飲み食いしながら・・耳に入ったお話は、お不動さんは、お釈迦さまの生まれ変わり?

今日は、今年一年の折り返し。

文月

2011年07月01日 | 百伝。
♪笹の葉 さらさら 軒端に揺れて お星さま きらきら・・♪

今日から七月一日・・。

富士山山開き。

山に登りたいけれど、登れない身体になっちまった。

(写真は、富士山九合目から夕方に箱根の山々の方向に延びた影富士)


マラソンにも参加したいけれど、走れない身体になっちまった。



されど、少しは書けるかなぁ。

北国さん・・コメントありがとうございます。

いつでも、お立ち寄りください。北海道のお話でもお聞かせください。


旗手のおじさん・・昨日届きました。

確かに「おすそわけ」を頂戴いたしましたよ。

笑う門に今にも福が来る。