ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

隗の具

2011年07月04日 | 百伝。


昨日は、百島の泊で潮干狩りがあったようだ。

母と長兄も、少しの間・・潮干狩りを楽しんだようである。

小生が、子供の頃までは、ホントにうじゃうじゃとアサリが獲れたものである。

そして・・漁協(浦島漁業協同組合)による制限もなく、いつでもどこでも自由に潮干狩りが楽しめた・・生活の一部だったのである。

大きな鍋にいっぱいに、あふれるぐらいの貝(きゃぁ)を食べては、貝の殻を捨てていた。

ホントに美味しかった!

「百島の貝(きゃぁ)は、日本一美味(うま)いんですよ!・・」

・・とテレビの画面の中から絶賛した方がいた。

百島の福田地区出身の内外衣料(シルバーオックス)の創立者 西崎保三氏である。

1982年(昭和57年)頃、地元広島県の新春テレビ番組「広島県出身の経済人 故郷を語る」・・そんなタイトルのテレビ番組で、百島の貝(きゃぁ)を絶賛紹介していたのを憶えている。

小生、至極当然同感共感を覚醒したものである。

以来、小生・・グンゼでもなく、ずっとシルバーオックスの下着衣料を買っていた。

残念ながら、二代目の経営になって・・内外衣料は、昨年か一昨年に倒産した。

(因みに、グループサウンズの「オックス」という名は、テレビ番組のスポンサーだったシルバーオックスから採られたものである。田宮二郎や山口崇が司会していた「クイズ・タイムショック」のスポンサーも内外衣料(シルバーオックス)であった時期もある。)

小学生の頃、西崎保三氏が、母校の百島小学校、中学校にグランドピアノを寄贈している。

あの眩しいぐらい大きかったピアノは、どうなっているのだろう?

さらに、日本一美味い百島貝は、健在なのだろうか?

小生の父も「百島の貝は、日本一美味い」と言っていたのを思い出す。



写真は、父が描いた油絵「汐干狩り」1982年(昭和57年)頃の作品。