写真が何かわかりますか?
今日、アルフィーの実家で何気な~く出して来たのがこれ
義母が虫さされの薬を探そうと思ったらしいのですが、私は、それよりこの箱に目が吸い寄せられちゃいましたよ。
所謂、《富山の薬売り》の置き薬箱
両親共に記憶が定かじゃない為、いったい何年前のモノなのか見当も付きません。確か、アルフィーの記憶に《富山の薬売り》というのがあると、以前聞いた事があるので、きっとアルフィーの生まれる前の物でしょうから、半世紀は過ぎてる事と思います。きゃぁ~っ
な~んて貴重な物なんざんしょ
ところどころ剥げかかってはいますが、色と言い、箱の形状といい、使用に問題は全くありません。
「写真撮っちゃお~っと」
と、私が言うと、
「こんなもん、撮ってどーするん?」
と、不思議そうに言うので、
「コレクション」
と言って、誤魔化して置きました。だって、説明が難しいんですもん、ブログって・・・。
ところで、今日はささやかな事だけど、とてもとても嬉しい事がありました。
義母が夕食を一人で作ってくれたのです
”な~んだ、そんな事。”
と、皆さんはお思いでしょうが、これは大変な事なのです。
現在、義母は認知症の初期症状を呈しています。以前にも書きましたが・・・。
そして、何より、食事の支度が全く出来なくなっていたのです。材料を届けてくれるサービス、それも、殆ど手を加えなくても良い状態にして届けてくれるコースを選んでいるにもかかわらず・・・です。
そして、届いた食材を前にして、
「何が何だかわからないの・・・。どーして判らないんだろ。」
と、殆どパニック状態になってしまうのです。
今日の夕方、買い物をして玄関を入ると、なんだか良い匂い。それも、炊きたてご飯と、煮物の何ともいえない美味しそうな匂い。
「え?お姉さん」
でも、台所に居たのは義母。そして、テーブルの上には、義父と二人分の料理が整然と並んでる・・・。
「なんだか、ぐちゃぐちゃになっちゃったの。」
「そんな事ないよお母さん凄い完璧じゃん」
本当に本当に、嬉しかったです。
どーして今日に限って、作る事が出来たのか、いえいえ、それ以前に、作る気になったのか、判りません。
明日からは、きっとまた昨日までと同じ状態になるんだと思います。
認知症と、鬱の症状を併せ持つ義母は、精神的にとても不安定です。だから、一日の内にも、感情の波が大きく、戻ってまだ10日くらいなのに、愚痴も出始めてる私です。
だからこそ、今日の義母の行動は、神様の私へのプレゼント&活・・・だと思えます。
明日も頑張ります