気持ちの良い終わり方だったですねぇ・・・
特に目新しいモノじゃなかったんですが、この作品にはふさわしいラストだったと思います。
不満の残らないラストって珍しいんですが(・・・まぎぃ的には)、今回は、ホント、何の不満も無かったです

前回の記事は、こちらから。
『不吉な予感は的中する。なぜなら、不吉な予感は事後に記憶を通して確認されるからだ。
だが、冷静に考えれば、本当に予感していたのか怪しい物だ。
結局、予感と記憶は意のままに塗り替えられた1枚の絵にすぎない。』
『夢の様な恋やロマンスは結局夢に過ぎず、実現しないものだ。
僕らが経験する恋は、泥沼やトンネルのようだ。
それでも、誰かを愛し続けるのは、一人きりの人生は寂しいからだ。』
主人公達4人とも、それぞれに成長しましたね。
ミンジュン氏とオ・ユナさんは、とても幼い、初恋の頃の少年少女・・・という表情を見せ始めました。
良い意味での大人な部分は残して、純粋で正直な表情を・・・です。
はな=ペ・ドゥナさんにプロポーズを断られた時、そっとはなを抱き締めたミンジュン氏の表情が、それでした。
はなに、愛を教え、人生を教えたかったと言った彼の表情は、とても幼いものでした。
まるで、初恋に破れた少年の様に、自信なげで不安で・・・。
でも、やっぱり彼は”大人”だったんです。
そこで、ごり押ししない。
韓国ドラマにゃ珍しいキャラクターですよね。
結構、振られても、拒絶されても
「待ってる。」
と、引き下がらないキャラクターが多いですもん
しつこいぐらいに・・・
余談ですが、韓国語ですぐに覚えたのは
「キダリケヨ。」
・・・だったかも
はなの返事を受け入れようとしたミンジュン氏が、
「でも、時間が必要。その意味わかる?」
とはなに言った時、はなは
「わかります。」
と言います。
以前のはななら、絶対に理解できない感情だったでしょう。
でも、ジヌクくんを愛した事で、そういった”人間的”な感情を理解できるようになったのです。
だって、彼に会うまで、
”愛とは、単なるホルモンのいたずらであって、結局全ての人間に傷と裏切りだけを与える”
・・・としか考えてなかった女の子ですから。
愛する人の事を思いやって、自分の事以上に心配するなんて事、理解不能だったはずです。
自分が、ジヌクくんの所為で再起不能になるかもしれない傷を負った時、一番心配したのは、彼に、その事を知られてしまう事。
知ってしまう事で、彼に一生、負い目を感じさせてしまう事。
そんな思いをさせるくらいなら、離れて居ようと、はなは思うのです。
そして、ジヌクくんも彼なりに、思うのです。
はなの為に自分は何が出来るか。
不幸にしてしまっただけじゃないのか。
ミンジュン氏なら、はなが困った時すぐに駆けつけて力になって上げられる。
それなら、はなに夢を抱かせる事をせず、離れようと。
お互いに、相手の事が一番なんですね。
はなに別れを告げて、書店から出てきたジヌクくんの、涙を堪えた笑顔が、なんとも痛々しかったです
はなも、この時、初めて涙を見せるんですね・・・(多分、初めてだったと思うんですよ
)
はなに、人並みな感情表現が芽生えた証拠です。
この時、思いました。
この役は、ペ・ドゥナさんじゃなきゃ無理だったかも
あの、きょとん
・・・とした、表情。
多感であるはずの年齢にもかかわらず、何事にも無感動。
愛も信じない。
でも、徐々に笑顔が出るようになり、笑顔の回数が増え、切なさまで覚える。
あの人の事を思うと、切なくて胸が痛くなる、苦しくなる。
表情が生き生きとしてくる。
この変化が、上手い

もう一度、じ~っくりと見直してみたい作品でした。
再放送を、切に、切に願うまぎぃです
