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もっと知りたい! 韓国TVドラマvol.60 (MOOK21) |
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共同通信社 |
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ガンチはスリョンから出された課題についてまだ何の手がかりも得ていませんでした。
ふとテソに聞いてみると、その『木』と言う文字の真ん中を切り裂いたんですよ、テソは。
『本』という文字になりました。
「人は自分の根本を知るべきだ。根本が何か知れば、自分を大切にできる。そういう意味では?」
自分の根本とは?・・・と考え始めたガンチでした。
ソファは、意識が戻った後、すぐに月光庭園を探しに行ったらしいです。でも、ウォルリョンがああいう状態成っていたため、探し出すことはできなかったそうで。
でも、ガンチの事を忘れた事は一日とて無かった・・・と言いました。
ガンチは、それを聞いて嬉しそうでした。
ウォルリョンは、どんどん近付いて来ています。
喉の渇きが止まらない・・・と、人々を皆殺しにしつつ。
自分でも何を求めているのか、分からないようです。
ルートを見てみると、次は百年客館だと皆察しがつきました。スンシンも、軍を派遣し、グァヌンも警戒を強めました。
ソファは、自分が止めるしかないと思いました。
ヨウルにガンチを幸せにしてやって欲しいと頼み、無形道館を出て行きました。手には、ずっと持っていたソジョン法師が作ったサンザシの剣。
ソファがスンシン達に頼んだのは、自分亡きあと、ガンチを良い方向に導いてほしいと言う事でした。
頼まれたヨウルは、迷った挙句、やはりガンチに知らせた方が良いと思いまして、それを告げました。
慌てて駆け付けようとするガンチ。
ヨウルも一緒に行こうとしますが、ガンチはヨウルをコンに託し、一人で村に駆け付けようとしたんです。
でもね、ガンチの行く先には、スンシンがいて、止められたんです。ソファの頼みだから・・・と。
そして、彼もそれが一番良い方法だと思ったからでしょう。
ウォルリョンは、グァヌンや軍兵たちが待ちかまえる百年客館の前に現れました。
どう出るのか、皆が息をつめていました。
グァヌンがとりだしたのは、ピルモクからもらった火縄銃。それをウォルリョンに向けたのです。
ウォルリョンは、それを見て一気に行こうとしたんですが、その前にソファが・・・。
「もうやめて。ウォルリョン・・・。」
そう言うソファ。
一瞬怯んだものの、すぐソファの首を絞めるウォルリョン。
苦しい息の下で、ソファは泣きながら名前を呟きました。涙がウォルリョンの手に落ちました。
徐々にウォルリョンの表情が変わって来ました。
それを逃さず、グァヌンが引き金を引いたーっ
一瞬早く、ウォルリョンはソファを庇ったんです。銃弾はウォルリョンの肩を貫き、ソファの腕をかすめました。
「ウォルリョン」
ソファが叫び、傷口を手で押えました。
そしたら、ウォルリョン目の色が変わり、本来の穏やかなウォルリョンの表情に戻ったんです
「会いたかった。」
ソファを力いっぱい抱きしめるウォルリョンでした。そしてそのまま二人の姿は消えてしまったんです。
ガンチは、スンシンから、ソファが行こうとしてる道を聞きました。
やっと会えてこれから母と子としての穏やかな生活が送れる・・・と思っていた矢先のこと。ガンチはなかなか納得出来ませんでした。
でも、どうしようもありませんでした。
ソファに永遠に会えなくなってしまったと感じたガンチは、がっくりして戻るしかありませんでした。
ヨウルが待っていました。
何も言わなくても、ヨウルは分かってくれました。
この時、ヨウルはヨウルで、父からガンチを手放してやれと言われていたんです。もう一人でもやっていけるようになったから、“九家の書”を探す旅に出してやれ・・・と。
ヨウルとガンチはどちらかが死ぬような運命にある・・・と言われていたのを心配する親心でもあったのかもね。
ソファは目覚めたら月光庭園にいました。
20年前、ウォルリョンと幸せな時間を過ごしたあの場所です。
ウォルリョンは、完璧に戻ってるわけではありません。千年悪鬼になるのが、少し遅れただけだったようです。
だから、ソファを突き放そうとしました。
でも、ソファはそこでサンザシの剣を取り出したのです。
一気に自分の胸を刺しました。
「愛してるウォルリョン。私の愛がこれだけでごめんなさい。」
ウォルリョンは号泣
「逝くな、ソファ。憎んでなどいなかった。恋しかっただけだ。恨んでなどいなかった。痛いほど愛しただけだ。」
泣けましたね~っ
グァヌンも、呆然としていました。
ソファが永遠に自分のところから去ってしまったこと、それもウォルリョンと共に行ってしまった事がショックだったようです。
彼も、ソファを本当に愛していたのかもしれません。
結局、何も手に入れられなかったわけです。